2023年07月28日

夏の新アニメ2023 ベスト

夏のアニメ2023、今回はベスト作品の紹介です。
・・・と、いうふうなんですが、今期は近年まれに見る不作(汗)。これがベストという決定打が無いのと作品内容があまりに酷くて何とも言えない雰囲気になるというのが主な理由。いいところまで行ったのはあったんですけどね・・・。


じゃあ見ていきますか。今回も上位3作品と次点になります。


今期のベストは、「無職転生Ⅱ 〜異世界行ったら本気だす〜」ですかねぇ・・・。続編モノをトップに選ばないといけないほど、今期は不作だと思いますよ・・・。
あまり評判がよくない2期だそうですけど、個人的には、この苦しい時期を紹介することで、主人公の成長と彼に取り巻くキャラが生きてくるんじゃないかなと。恐らく2期の最後はヒロインとの結婚まで行くんだと原作を知っている人達なら推測できるんじゃないのかねぇ。
重苦しいですよ。面白味はあまり無いですよ。でも、主人公が苛酷な体験を経て、何とか生きようとするもがき・あがき・苦しみが手に取るようにわかるので、何とか頑張ってほしいなぁと毎回思わされます。ただし、主人公の行動が、だんだん父親のゲスな部分に似てきたのが心配(爆)。その罰として機能不全があるんだと思うと納得(ギャハ)。

2番目は、「てんぷる」かなぁ。
「ぐらんぶる」の(特に飲酒関係の)ドゲスぶりが大変不快だったんですけど、今回はバカにベクトルを振り切っているので、妙に面白いラッキースケベも清々しく見られるほど(苦笑)。煩悩を取り払いたい主人公とお見合い相手が来たと勘違いしたヒロインとの関係が気になるところですけど、そんなのどうでもいいやと思うくらいバカ三昧(爆)。酒絡みの不快なエピソードさえなければ、こんなにバカ(ホメ言葉)な作品が出来上がるのね・・・。

3番目は、「幻日のヨハネ -SUNSHINE in the MIRROR-」
ラブライブシリーズ初のスピンオフ作品ですけど、本編より面白いんじゃないのかね(ニヤニヤ)?中二病的なキャラが主人公に据えられたことによって、スピンオフの世界観がしっくりくるようになっています。他のキャラも基本的には違和感ない設定なんですけど、魔王はなぜにああなった(爆)。今後全員が揃った時にどんな展開になるのか楽しみになってきましたね。恐らくヌマヅに起こった異変を食い止める役割になるんだろうと。そして、最終話で夢オチだったことが発覚に100万ペリカ(ギャハ)。

次点は、「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」かと。
「おかしな転生」・「白聖女と黒牧師」と悩んだ中で、この作品に。
典型的ななろう系の中の悪役令嬢系なんですけど、主人公が自分事のように自分の部下を慕い・慈しむ部分があるのは、他の作品には無いんですよね。友人的な関係はよくあったんですけど、対等ないしは尊敬のまなざし(相手を立てる)ところまではなかなか無かったと思います。ゲーム内の知識がそうさせているとはいえ、これから犯すかもしれない過ちを繰り返さないように苦悩している主人公には、幼い(まだ10歳前後で、現状11歳くらいなのかな)のによくやっているよと。まだまだ甘えたい盛りなのに、女王の後継者的な振る舞いをできる彼女には、頑張ってほしいと思ってしまうほど。


次回はワースト作品の紹介です。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2023年07月08日

夏のアニメ2023 その9 悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。

夏の新アニメ2023、9回目は投稿小説サイトである「小説家になろう」が原作で、後に一迅社のレーベルであるアイリスNEOで展開されている「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。」です。
いわゆる悪役令嬢モノで、こちらもなろう系の典型的パターンを踏襲したジャンルになりますね。チートモノの一つでもあるのですけど、こちらは女性向け作品が多いと思われます。そして、主人公がたいていラスボス(苦笑)。<幸子か、幸子のことか!


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、前世では一般的な女子高生だったものの、事故で亡くなり、とある異世界の女性に転生する。実は、彼女の転生先は、彼女がよく遊んでいた乙女ゲームの世界。しかも極悪非道なラスボスである第一王女だった。

彼女の行った全ての物事をそれとなく覚えていた主人公は、彼女が犯した悲劇の回避を果たすべく奔走することを決意する。



というふう。


パッと見は、なーんかどこかで見たことのあるような、なろう系のテンプレをなぞっているなぁと思わせるデキ。普通ならあまり面白味が無い作品として紹介が終わりそうですけど、大きく違うのは、王女の犯した出来事をまるで自分が犯した出来事のように責任を痛感し、例えば非礼をしたわけでもないが、彼女を怒らせてしまったと感じたメイドに対して過去の振る舞いを含めて謝罪し、慈しみをもって接するようになっていましたね。彼女が不幸にしたキャラ達にも対等かつ相手の立ち位置を慮りながら接し、相手の信頼を勝ちうるための振る舞いをしていました。それだけ自らのことではないにもかかわらず、自らのことだという認識を持ち、自身の運命を変えようとする決意と行動力を思い知らされました。この部分を見せるだけでも大きく違ったかなと思っております。

話の回し方によっては面白くなりそうですけど、なろう系・悪役令嬢のテンプレをどこまで打破できるかに掛かってくるでしょうね・・・。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  続きを読む
Posted by alexey_calvanov at 18:17Comments(0)