今回の漏えいの原因は、日テレはOSに対し不正操作を行う命令文を紛れ込ませるという「OSコマンドインジェクション」によるもの、J-WAVEはモバイルサイトを構築するためのソフトである「ケータイキット for Movable Type」が検知できなかった未知のセキュリティホールが原因と発表しています。双方ともパッチプログラムなど対策を施しており、これ以上の流出は起こらないとしております。
どちらも規模の大小があるとはいえ、関東圏を地盤にしているだけでなく、全国ネットを抱える基幹局としての役割を担っている放送局だけに、今後不可抗力であっても今回のような大規模な流出は防ぐべき事態ですね。
そして、この事態は全国の放送局でも起こりうることだと思った方がいいです。過去にもラジオ関西でガンブラーウイルスの亜種に感染したことがあります。この時は大きな事態にならなかったものの、何かしらの攻撃にさらされていることを自覚するいい事態になったのではないかと思います。

