2013年04月20日

春の新アニメ2013 ランキング ワースト

さて、ここからはワーストの発表です。今回はドングリの背比べ的な部分も多く、決めにくいというふうに感じましたけど、以下の作品にしました。


まずワーストは、「惡の華」
作品は悪くないと思うんですよ。思春期のドス黒い部分をこれでもかこれでもかとかなり陰湿に描いているんです。ヒロインもある種変態で気持ち悪い部類に入るんです。
でもロトスコープの実験材料として使うのがいかにと。はっきり言えば、作画で全ての評価を台無しにしていると言ってもいいでしょう。気持ち悪さの倍増というメリット(?)もなくはないですけど、そうポジティブに考えないと厳しい

次が、「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」
こちらも作画が非常に気になるストーリーももっさりしてて煮え切らない部分を感じます。24話ということでそうしているのなら、もう少し詰め込んでいいよと。
同じ作画の方が描いている「機動戦士ガンダムSEED」とかもここまで酷かったっけ?そう言いたくもなります。コメディ色を出したいのか、日常のチームラビッツの抜けた加減を出したいがためにそうしているのか、何とも言えない作画崩壊です・・・。

3番目は、「ゆゆ式」
実はこの3番目のワーストを選ぶのが非常に難航しましたそれだけ差がないというふうに言えるわけですけど、そんな中この作品にした訳は、ヤマの少ない作品で、見てて面白みが感じられないということでしょうか。ガールズトークってこんな感じなのと言いたくなるくらい中身のない会話に終始しているのが気になりましたね。こういうもんなんだと割り切れば面白いのかもしれません。ただ、映像でやるものじゃないよね・・・とも。クスッとも来ないのが非常に気になります。同じ風な作品でもクスッと来るんですけどね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:31Comments(0)TrackBack(0)

2013年04月07日

春の新アニメ2013 その4 惡の華

春の新アニメ2013、4回目は別冊少年ジャンプに連載されているマンガが原作の「惡の華」です。
この名前はボードレールが刊行した同名の詩集から取ったものです。退廃的・官能的ともいえるこの作品になぞらえて、今回の作品の主題である思春期特有のモラトリアム的なものが描かれていくのでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公春日高男は、群馬県の山沿いにある小さな町であるひかり市に住む少年。彼は文学作品好き、中でもボードレールの詩集「惡の華」に心酔している
中学校では比較的中庸な平凡な少年ではあったが、彼はクラス一の優等生である佐伯奈々子に恋焦がれている少年でもある。

文学を愛し、文学を愛する自分に心酔する少年の安穏とした日々は、皮肉にも自身が特に心酔していたボードレールの詩集「惡の華」を教室へ取りに行くことで終わりを告げる。偶然落ちてしまった想い人の体操着を手に掛けてしまい、あまつさえその姿をクラス一の嫌われ者で劣等生と見られていた仲村佐和に見られてしまったことで・・・。


というふう。


今回のテレビアニメ化にあたり、通常は原作の絵に準じることが多い中、今回はロトスコープという実写(モデルの動き)をベースにしたアニメになっています。この手法は非常に贅沢なものとされていますが、デジタル技術の向上により一般的になってくるだろうと言われています
なお、ロトスコープは元々ディズニーが手掛けたものと言われ、日本ではインディーズ作品で試験的に行われていました今回の作品が日本で初めて商業アニメで行われ、かつ本格的に行われるものになるそうです。


という作品ではあるのですが、やはり少々違和感があるのは否めないですね。
今作を見た後に、公式サイト等で原作の絵柄を見たのですけど、あっさりしていながらもキャラがきれいに描かれている、丁寧そうな作品に感じられたんですね。けれども、ロトスコープにしたことで、丁寧さが失われて違和感だけが残ったというふうになってしまいましたね。
それでやるなら実写でやればいいじゃんというのも納得。特に顔なし状態から顔が浮かんでくる過程が人によっては少々気持ち悪いなと感じるのかも。
素材がいいのに、調理過程で台無しにした作品として後々語られてしまうのではないかと思うと、残念でなりません。


放送局の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 21:43Comments(0)TrackBack(0)