2013年07月11日

夏の新アニメ2013 その9 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

夏の新アニメ、9回目はWebコミックの「ガンガンONLINE」で隔週更新されているマンガが原作の「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」です。
原作もノーマーク、作品そのものもノーマークだったんですが、海外で大ウケだったらしく、そのムーブメントが日本でも起こっており、単行本が150万部(2013年6月現在)販売しているのだそうです。赤裸々な作品だからとのことですが、はてさて。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


黒木智子は筋金入りの喪女(社交性が少なく、恋愛経験もない女性)である。
高校生になれば、きっと私もモテモテになる・・・そう思っていた。そのために、乙女ゲーで男子の行動をシミュレーションすることに勤しむのだが、高校生活が始まって数ヶ月、一行にその気配がないどころか明らかに周囲からぼっち状態になっているのだった。
理想通りモテる自分になるんだと意気込むものの、極度の人見知りでコミュニケーション不全でもあるために会話できるのは家族だけ(特に男との会話は弟だけしかできない)の状況なのに・・・。リア充を見ると嫌悪感を抱いてしまうのに・・・。


さあ、そんな智子は変われるのか・・・!?



というふう。


この作品、あるあるネタという作品の位置付けですけれども、まぁたいていの人間が味わうようなことをデフォルメしてかつ大げさに描いているんだと思うんですよ。ただし実感が持てると思うのは納得。ここまでじゃないけど、主人公の気持ちはわからんでもないんだよね・・・と共感を持てるキャラになっているんですよね。少々彼女の人間性に問題がないわけではないけれども(苦笑)。
そのために、シニカルで少々ブラックながらもユーモアがあふれている作品でもあります。例えば、実際は空気以下の存在なのに、過剰に意識してしまっている主人公の姿って、意外にも私達に当てはまってしまう。でも、その行動が面白おかしく見えてしまう・・・まるで鏡を見ているふうなのにね。彼女のように数ヶ月経ってもという人はいないものの、新生活のスタートを切る時ってこう思う人って少なくないですかねぇ?
そう思うと、面白いけど納得いく、単純なコメディでは見られない不思議な作品なんですね。もちろん十分コメディとして成立しているし、面白いんですけど、何かと考えさせられる作品です。少々彼女の人間性(以下略)。

結局、その苦境から抜け出せないままに話が進んでいくんじゃないかと思うんですけど(汗)、全くダメなままに進むということはないでしょう。彼女の『軌道修正』ぶりがどういうふうに面白い要素として働くかどうか、このあたりに期待して見ていくと面白くなるのかもしれません。


放送局の詳細は「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 22:18Comments(0)TrackBack(0)