2014年10月04日

苦しみに苦しみ抜いた末に得たもの

いよいよ佳境に入ったJ2、FC岐阜は山形にあるモンテディオ山形と対戦しました。


モンテディオ山形は元々は山形県にあったNECのクラブチームが母体となって設立されたチームです。1994年にJFLに加入。1996年に現在のチーム名に変更。1998年にプロチームとして再編成され、1999年に設立されたJ2当初からあるチーム(いわゆるオリジナル10)です。

J1には2001年・2004年の昇格失敗を経て、2008年に昇格(2009年シーズンからJ1)。しかしながらJ1チームとの差は明らかで、降格ラインギリギリでシーズンを終えること3年後の2011年に再びJ2に降格することとなります。降格後の2012・2013の2年は10位と振るわない成績でしたが、今シーズンは今節試合開始前までは7位と再びJ1に昇格するチャンスを得ているところです。


ここで、現在のJ2の順位を見てみましょう。

現在首位の湘南は、9/23にJ1昇格を決定しました(ただし、まだ優勝したとは言ってない(苦笑))。おめでとうございます。ただ、悔しいから言ってるわけではないのですが、上がるだけで終わりじゃないですからね。上がってからちゃんとJ1のチームと戦っていけるだけの実力を付けているかどうかが今後のポイントになるのではないのでしょうか。
実際、岐阜と戦った試合、正直岐阜は負けると思ってましたが、岐阜にとっては棚からぼた餅とも言える引き分けに。正直互角に戦った岐阜は大きな成長をしたとも言えます。ところが、湘南にとっては今後格下の相手でも全力でぶつからなければ、J1では勝ち抜けないことを思い知ったのではないのでしょうか。

2位は松本で、J2昇格を果たしてから急成長を果たしているチームです。昨年はあと一歩のところで昇格を逃しているだけに、今回は決めるという意気込みを感じられます。
格下でも手を抜かずに戦うシーンが多いので、今後は3位に付けてる磐田だけを気を付けながら戦っていくべきでしょうね。個人的には松本の方がJ1に残れるんじゃないかと思っています。だからこそ今シーズンで、しかも自動昇格を狙える2位で決めてほしいですね。

J1下位との入れ替え戦を挑むためのプレーオフの権利を得られる対象になる3~6位は上から磐田・北九州・岡山・大分。このうち磐田と大分はJ1経験があるので、一歩有利な戦いをできるのではないかと思います。北九州は攻撃力がずば抜けているので、今後の試合展開次第では優位に立てるでしょう。岡山は正直何とも分からないチーム(苦笑)。攻守ともに安定しているチームというのはわかってますが、それ以上の特徴もないとも・・・。

その下に控える京都・千葉・札幌・福岡あたりがJ1昇格(ここから先のJ1昇格はプレーオフ出場を指す)に一歩後退、横浜FC・長崎あたりがJ1昇格に二歩後退といったところでしょう。岐阜・熊本・水戸・栃木・群馬あたりはJ1昇格はかなり厳しいかなと。

愛媛より下の東京V・讃岐・富山の4チームがJ3降格争い(いわゆるボトムズ)となるでしょう。このうち富山が降格ほぼ確定と言える惨状東京Vと讃岐がJ3の2位との入れ替え戦になるか否かでせめぎ合っているというふうですね。


SHL23_0874さて、今回は試合開始ギリギリに着いたのと他のイベントでたらふく食っているので、そんなにお腹は空いてない。ハーフタイムの時に少し小腹が空いたので、いつも「鶏ちゃん唐揚げ」を売ってるところで、「懐かしの揚げパン」と称していた揚げパンを買ってきました



掛けてある粉はきな粉だな・・・と思ってパクついたら、何とニッキ(シナモン)じゃないのよ。あまり好きというふうではないので、何とも言えないのですが、甘くて美味いなと。しかも揚げたてをくれたので、コッペパンがサクサクなんですよ。
あの独特の風味が苦手じゃなければ、美味しいと思います。


SHL23_0881さて、試合はというと、正直岐阜は厳しい戦いしてるわ。
パスミスは多い(パスが繋がらない)し、難波選手のミスが特に目立ったし、正直いいとこなしの試合になりかけてました。
後半になって、岐阜はやっと繋がりかけてきたかなというふうではあったものの、まだ山形が押している展開でした。ホントゴールキーパーの川口選手がいなければどうなってたことか。ただでさえヘニキ選手がレッドカードで出場停止になてしまっているのですからなおさらのこと。

そんな数少ないチャンスを繋ぎ止め、値千金のゴールにしたのが、ミス連発で正直途中交代されてもおかしくなかった難波選手
77(後半32)分、ゴール際のもつれた中で、死に物狂いに放ったシュートはゴールバー上部に跳ね返るものではありましたが、神掛かった運でねじ込んだと言っていいでしょう(このゴールバー上部に跳ね返ったボールは最終的にはナザリト選手が処理してねじ込んだものの、ゴールバーで跳ね返った時点で、ゴールラインより先に入ったと判定された模様)
その後は何とか守り切って、1-0で逃げ切り。あわや引き分け挟んで3連敗の窮地を見事に乗り越えました。


反省すべき点は多々あると思います。しかし、今は勝ったことを評価しましょうこのまま落ちて下位争いに巻き込まれる可能性があっただけに、この1勝は大きいですし、プレーオフは無理でも1ケタ順位に乗せて、来年への弾みにしたいところです。



次も勝利したい岐阜、次回は10/11にアウェーでジュビロ磐田と対戦します。相手はJ1昇格(しかも自動で)を狙っているチーム。湘南の例を見聞きしていると思われるので、0-4で完勝しているとはいえ、岐阜には気を抜かず全力でぶつかることでしょう。岐阜もアウェーだからとか0-4で負けたとか考えず、フレッシュな気持ちで挑んでもらいたいものです。この一戦までの間に着実に成長しているんですから、その成長を信じて戦っていきましょう。
その後、10/19に水戸と対戦。同じあたりいるチーム、観客動員で悩んだ経緯もよく似ています。まるでうり二つとも言えるこのチームに勝てば、1ケタ順位も見えてきます。そのためには磐田でいい試合をしましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:54Comments(0)TrackBack(0)