そんな「3話切り」の事例なのではないかと思われることが、マンガで起こったのです。
小学館から刊行されている月刊誌の月刊!スピリッツで連載していた「林檎の国のジョナ」が、11/27発売の1月号で連載終了となりました。事実上の打ち切りです。
スピリッツの編集部によれば、作者との以降の不一致が原因であると公式Xで述べており、作者の松虫あられさんも同様の話を公式Xに挙げています。
原因としては、コミュニケーション不足なのではないかという人が多いですね。自分の描きたいマンガと編集部が求めているマンガのせめぎ合いが上手くいかなかったというふうでしょう。
編集部が幅を利かせるマンガになれば、自分の描きたいものが描けず、下手すると最終的には自分が病んでしまうところにまで至ってしまう。逆に自分の描きたいマンガに追及してしまうと、読者も置いてきぼりになってしまい、読者離れが起こってしまう。昨今は本が売れない時代なので、このせいで発行部数に影響が出てしまえば死活問題になってしまう。
今回の作品は、マンガワンでも読めたそうですけど、そこでの評価が高くなかったということなので、もしかすると作者ベースで話が進んだものの、評判が悪くなっていたので、てこ入れと方針転換を兼ねて編集部が手綱を握ろうとしたんでしょう。しかしながら、それを作者が手放さなかったため、打ち切りになったんでしょうね。
読者が「3話切り」のようなことを行ったために、実際にマンガが3話で打ち切られてしまう。世知辛いですけど、正直な評価を受け入れることも大事なんでしょうな・・・。

