「働くオトナも昼が来る」をコンセプトに日本で、時には海外で働く人達のお昼を覗くのがメインで、オフィスだけでなく田畑・漁場・工場などなど種々様々。そして、そこに出てくるお昼(時にはそれ以外という変わり種も)も同じくらい様々。社食や家族の作る弁当もあれば、スーパーやコンビニで買ってきたお弁当やおにぎり・パンの類も。カップ麺で済ませる人もいらっしゃいましたね。オフィスとかだと外食や出前なんて手段もありましたね。出前と言えば、出前を頼んだ人がどんな人や会社なのかを紹介するコーナーもありましたなぁ。
あとは、作ったお弁当を紹介するコーナーもありました。旦那や奥さんや子供のために作るお弁当に込められたエピソードが、また喜怒哀楽を映していて面白かったです。
個人的には、亡くなった人達のお昼ご飯を紹介する「あの人も昼を食べた」のコーナーが好きでした。そこで食べる故人のエピソードは、いつ見ても深いなぁと。懐の深さだけでなく、食へのこだわりも感じられる部分も。それこそ、いつも同じ昼ご飯の人もいるけど、よく飽きないねとか思うんですよ。ただ、その人にとってはルーチンワークをこなすのと一緒で、働く上での一環なんでしょうね。だから、この店に来たら、この飯を食うと決めているのかなと思って見ておりました。
そんな働く人達の人間ロマンを、時にはシリアスに、時にはコミカルに伝える中井貴一さんのナレーション力。実に的確な捌き方で番組を進める要になっていたと思います。
そんな番組もあと1ヶ月ほどで終わってしまうのは残念でなりません。もう足掛け14年(当初は2011年5月から3ヶ月、現在のシリーズは2012年4月から放送時間を変えながら放送)もやってたんですね。できれば、最終回は中井貴一さんのお昼事情を覗いてみたいですね(ニヤニヤ)。

