2025年06月09日

FC岐阜観戦記2025 特別編 【ラブライブ!】かつての岐阜戦士を追い掛けて 長倉颯【ダービー!!】

KYG03_20250608_1031484106/8、静岡県沼津市にある愛鷹広域公園多目的競技場で行われたアスルクラロ沼津×ツエーゲン金沢の試合に行ってきました。
写真は、JR沼津駅北口にあった「ラブライブ!サンシャイン!!」の桜内梨子(左)と渡辺曜(右)の等身大パネル。試合に寄せてきたな、JR東海(ニヤニヤ)。



KYG03_20250608_103154590そんなJR東海では、「JR東海 推し旅!」の企画(「ラブライブ!サンシャイン!! 沼津ゲキ推しキャンペーン!」)で、アクリルスタンドを販売しているとのこと。6/2からJR沼津駅南口にあるベルマートで販売しているそうです。
そして、バンデロールでは「のっぽ」と「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボ商品の展開も行われています。今回は、じゃりじゃりみかん味だって。


KYG03_20250608_211402251会場に着いたら、クラブがポストカード(下)、サポーター有志が小冊子(上)をそれぞれ配っていました。小冊子は、毎度「ラブライブ!サンシャイン!!」絡みでは、お馴染みのヤツですな。毎度楽しみにしております。
・・・そこに載っていた沼津のマスコットであるアスルくんの目がガンギマリしてて怖い(笑)。



ここで、「ラブライブ!ダービー!!」になった沼津と金沢の現状をば。


沼津は、開幕で勝利を挙げたものの、それ以降全く勝てないまま時が流れていきました14試合で1勝8分5敗と引き分けで粘ってはいましたが、第11節で最下位に転落後、第13節で一旦JFL行きを免れる18位にはなるものの、前節で再び最下位に落ちてしまいました。それでも攻撃的なサッカーは変わっておらず、これで負けるのはなぜ・・・と思ってしまうほど
一番の理由は、シーズンオフに大量の戦力を抜かれてしまったため。新戦力のほとんどが大卒の選手ということもあり、戦力として不足していたというのもあるのでしょう。さすがにこれはまずいと思ったのか、5月以降、サガン鳥栖から渡邉綾平選手、いわきFCから白輪地敬大選手、そしてブラジルのヴィラ・ノヴァFCからルーカス・セナ選手が、それぞれ期限付き移籍してきました。渡邉選手は既に前節のザスパ群馬戦には出場していましたが、白輪地・ルーカス両選手は、この日の試合から出場するのではないかと言われていました。

一方の金沢は、5勝3分6敗で11位開幕戦には勝ったものの、その後は波に上手く乗れず、6/1には伊藤彰監督の解任が発表されました。この日の試合は、後任監督として就任した辻田真輝元強化部長の初陣になりました。ちなみに、辻田監督は2022年~2023年にトップチームのヘッドコーチを務めています
そんな金沢には、長倉颯選手が在籍しています。2019年にFC岐阜に入団し、2020年まで在籍2021年も岐阜でプレーする予定だったものの、当時J1のベガルタ仙台からオファーを受けて移籍。しかし1年で退団となり、トライアウトを受ける事態になりました。結果的にはJFLのラインメール青森への入団(移籍)が決定2022年~2024年まで在籍していました。そして、今年から金沢でプレーすることになったんですね。そうか、JFLに3年いたんだな。結構苦労していたんだね・・・。


KYG03_20250608_125127417試合前の一コマ。「ラブライブ!ダービー!!」ゲストの蓬田梨香子さんと斉藤朱夏さん、そして沼津のガンギマリライオン(笑)。
その後、パイロンにボールを寄せるミニゲームで、ガンギマリライオンは不正を働いて、周囲からブーイングをキメられる(ギャハ)。






KYG03_20250608_155704692試合は、金沢がやや押す形で始まりました。とはいえ、昨年対戦しただけとはいえ、実のところ金沢は沼津に一度も勝っていないようなんですね。だから金沢が押していても、沼津は何とか乗り切れるんじゃないかなと思っていました。というのも、負けずに力押しできていたからなんですね。
その思いが、その通りになったのが、前半28分。長倉選手のファウルをきっかけに得たフリーキックを決めたのは、何とディフェンダーの宮脇茂夫選手。2023年に特別指定選手として入団し、2024年に正式に入団した2年目の選手ですが、ルーキーイヤーだった2024年のFC大阪戦で、試合終了間際に同じようなフリーキックの際、突き刺さるようなシュートを放ってゴールマウスを叩き込むという恐ろしいものを放っていました今回のシュートは、地を這うようなものだったのですが、相手の守備を上手くかいくぐり、キーパーをも欺いたものとなり、ゴラッソだったね。長倉選手は、今回のミスに対しての大きな代償を払わされたと思うよ。

沼津は、このまま逃げ切りたかったのですが、後半4(49)分に倒されたファウルが、何とPKに。ペナルティエリアの外じゃないのか・・・と思ったら、やっぱり外だったと今回のハイライトで確認(苦笑)。主審と副審の立ち位置が悪かったね・・・。あと、アウェイ席の金沢サポーターの人達は、外側に倒れていたのを知ってたでしょう。正直に言いなさい(ニヤニヤ)!結局、後半7(52)分にPKが決まって、同点に追い付かれます
その後、すぐにチャンスが巡ってくるんだよ。後半9(54)分にペナルティエリアに飛び込んだボールを森夢真選手が叩くものの、キーパーに弾かれる。それでも近くにいた篠﨑輝和選手が強引にねじ込んだ!波状攻撃と粘り強さでもぎ取った逆転劇でした。しかし、またディフェンダーの得点だ。ゴンさんの攻撃的なサッカーは怖いわ・・・。
そして、後半38(83)分には、後方からドリブルで運んだ新戦力の一人である白輪地選手が放ったゴラッソがダメ押しになりました。金沢の選手がガクッとなってたもんなぁ・・・。

そのまま試合がタイムアップ。3-1で沼津が逆転勝利をおさめ、久しぶりの勝利かつ沼津がJリーグに参入してから100勝を達成しました。



KYG03_20250608_161155150試合後、喜びを分かち合う3人。アスルくんは、心なしか目が喜んでいるように見えました。



KYG03_20250608_161618316帰る時に見掛けたのは、2018年のギラヴァンツ北九州戦のサイン入りユニフォームとタオマフ。思えば、この試合が初戦になったのね・・・。



今回勝ったことで、沼津は18位に浮上。次節のアウェイになる北九州戦に連勝を掛けて挑みます。

しかし、「ラブライブ!サンシャイン!!」になると滅法強いことが証明された沼津。今後のAquors(アクア)の活動は、どうなるかわかりませんが、末永く沼津の街とクラブのために活動してくれるのではないかと思いたいです。


で、この試合を先にしたのは何でかって?ウチの試合が酷いからだよ(大泣)!


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2024年02月28日

【アスルクラロ沼津】ラブライブ!ダービー!!2024に行ってきた【ツエーゲン金沢】

SOG03_1004232/25にラブライブ!ダービー!!を見に、静岡県沼津市にやって来た。
・・・実は、2度目である(爆)。もっと言うと、1日置いて(ギャハ)。2/23に「さわやかウォーキング」で沼津に来ているんだよなぁ・・・。その日に開催してくれれば、多くのラブライバー達がイベント後に立ち寄ってくれたのにね。

写真は、沼津駅北口にあるJR東海とのコラボイラスト。以前にも載せた車掌姿のAquosのメンツですな。



SOG03_135222今回は、ラブライブ!ダービー!!と銘打ったアスルクラロ沼津×ツエーゲン金沢との試合になります。
沼津はアニメの「ラブライブ!サンシャイン!!」、金沢はスマホアプリの「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」で舞台になっています。
・・・MCが『2024』と銘打っているのを聞くと、来年もまたやるんかいなぁ(ニヤニヤ)。



ここで両チームの開幕までの流れをば。


沼津は昨年は中山雅史監督の1年目で、前評判はそこまで高くなかったんですけど、超攻守一体を掲げたことで激しいサッカーを見せており、中でも守備は想定以上の完成度を誇って、一時は昇格を狙えるあたりまで来ていたものの、夏場以降は対策されたり、暑さで失速し、最終的には13位に終わりました。ただ、昨年のJ3は混戦模様だったので、13位とはいえ、中山監督は自身の采配に自信を掴めたのではないのでしょうか。

金沢は昨年はJ2で戦っていたものの、柳下正明元監督の長期体制の弊害が現れ始めたのか、後半戦から失速が目立ち、攻守のバランスが崩壊し、共に落ちた大宮アルディージャなどとの残留争いに巻き込まれて、J2最下位で降格となりました。しかし、選手のほとんどが残留し、戦力面でのダウンは最小限となりました。ただ、監督は昨年ベガルタ仙台を率いた伊藤彰さんが就任したのですけど、前評判は芳しくない。実際、新スタジアムになる金沢ゴーゴーカレースタジアムで行われたカターレ富山とのプレシーズンマッチは、1-4で惨敗しています。それでも、1年彼と戦い抜くんだという意識をもって挑まなければ、勝てる試合も勝てなくなると思うので、今は伊藤監督を信じるしかないのかなと思います。


SOG03_155927さて、ラブライブ!ダービー!!にはゲストが来ておりました。黒沢ダイヤ役の小宮有紗さん(左)と渡辺曜役の斉藤朱夏さん(右)です。
・・・タクシーから小悪魔的な格好で降りてきた時には、どこのヤンキーだと思ってビックリしたのは内緒だ(爆)。



SOG03_124300マスコットのアスルくんは、雨のためスタジアム内のコンコースでお出迎え。本来ならピッチの内外で大暴れ・・・となっていたでしょうね。



SOG03_124320「俺のヨハネ(「ラブライブ!サンシャイン!!」に出てくる津島善子のこと)は渡さないぞ!」の図(ニヤニヤ)。






SOG03_160403さて、激しい雨と猛烈な寒さの中で開催されたラブライブ!ダービー!!ですけど、試合に関しては沼津のアツさがみなぎったものとなりました。


前半に関しては、金沢がJ2に9年在籍していた経験と実力を発揮していたと思います。主導権を握っており、沼津の守備を上手くかわしていたものの、最終防衛ラインをなかなか破れず、シュートもあまり打てなかった感がありました。
沼津は徐々に金沢の攻撃をいなせるようになっており、昨年でも光っていたドン引き守備が功を奏していたのかなと。前半でも半ばを過ぎたあたりから徐々に攻勢に転じることができるようになり、金沢の守備陣を動揺させることもありましたね。
ただ、どちらにも言えたのは、前半に関しては決定的なシーンを作っても、そこから決めきれなかったという点。枠を捉えられないシュートが何発かあったのが何とも・・・。これは特に金沢に重くのしかかってきたんですね・・・。


試合が動き出したのは、後半に入ってからしばらくして。
後半10(55)分、センターラインからカットした球は、横に振られながら森夢真選手に回り、彼が一気に金沢の守備陣を華麗にかわす。そしてバイタルエリアに持ってきたところで思い切り振り抜いた。すると金沢の守備をすり抜けて、キーパーが手を伸ばしても届きにくいゴールマウスの左隅に叩き込んだのです。恐ろしいシュートだ・・・。
この1点が呼び水になり、さらに進むものかと思ったのですけど、やはり金沢もJ2に長いこといた意地もあって、更なる失点は与えないように踏ん張っていました。しかし、金沢は点を決められない。そして、そこから来る焦燥感が沼津に隙を作ってしまったのです。

後半29(74)分、コーナーキックから始まるセットプレー。もみくちゃになったゴール前で、持井響太選手が鋭いシュートを放つものの、守備陣に阻まれ跳ね返される。こぼれた球を中村勇太選手がシュートを放ったものの、相手にスライディングで蹴り飛ばされる。しかしまだ沼津はあきらめない。後ろに控えていた安在達弥選手が、ならばとばかりに大きなループシュートを打ち込むと、キーパーが目測を誤ったのか、飛んだところが(キーパーが一番取りにくい)ゴールマウスの左上だったからなのか、捕ることができずに突き刺さった。打ったシュートも打ったシュートで、浮き球だったんですね。しかも中村選手も安在選手もディフェンダーのポジション後方が上がって来て、かつ狙ってくるのですから、沼津の攻撃力は確実に昨年よりも上がっているな。

そして試合終了間際、5分のアディショナルタイムも過ぎてしまい、試合終了のホイッスルがいつなってもおかしくない状況で、沼津のホームの地の利、ラブライブ!が絡むと異常に強い沼津の本領が出たのです。
濱託巳選手から途中交代の宮脇茂夫選手へヒールキックで回したかと思ったら、再び前に出た濱選手にヒールキックで回す華麗なテクニックを披露し、金沢の守備陣を翻弄。そこから前方にいたのが向井ひなた選手一気に出て相手の守備陣を翻弄させ、左サイドに球を持って行った。再び左サイドに出ていた宮脇選手に回し、宮脇選手はゴール前へのクロスを選択。そこに飛び込んできたのが、安在選手またディフェンダーが攻撃に加わってくるという積極的な襲撃を相手は止められず、キーパー以外は誰もいない空白域を転がったボールは、無情にも金沢のゴールマウス右端に突き刺さってしまった。シュートというよりも軌道修正しただけなレベルのものが決まってしまう。金沢にとっては非常にショッキングかつ運もなく、あまつさえJ3での戦いの厳しさを突き付けられた格好になってしまい、中立で見ている側だった私には何ともやるせないものを感じましたね(汗)。あれをウチの試合で決められたら発狂しそうだ(爆)。


後半の沼津の洗練されたプレーにより、3-0で完勝となりました。思っていた以上に沼津の攻撃が怖いだけじゃなく、守備陣も巻き込んだ一体感が出来上がっていて、ハマるとこうなるのかと思わされました。逆に安在選手をはじめとするディフェンダー陣を抑え込めば、攻撃力を落とすこともでき、ビルドアップを難しくする観点からも必須かなと。



SOG03_160146試合後、ホームゴール裏で、皆に金沢のアウェイ行こうと呼びかけ、金沢へのエールが送られました。
能登半島地震から約2ヶ月経ち、まだまだ復興への道のりは険しい中、加賀(金沢)地方のほとんどが問題無く向かうことができると思いますし、金沢との試合の時には、能登地方にも向かえるようになっているかもしれません。なお、金沢のアウェイ戦は、10/20を予定しております。



試合後は、雨がまだ激しく降る中でもゲストの2人と共に勝利の余韻に浸っていたように見えました。
金沢は明暗でいえば暗の部分が垣間見えましたね。運が無かったのもあるけど、伊藤監督の初陣・久しぶりのJ3・アウェイ・雨の中での開催と難しい要素が折り重なっていた中での戦いだったので、非常にやりにくかったでしょうね。それでも勝つべき案件だったんです。J2から落ちてきたとはいえ、戦力面では金沢が上だったように思えたので、やはり伊藤監督の戦術が浸透してないのかな・・・。まだ第1節とはいえ、最下位に沈んでしまい、今後が少々心配です。そんな不安を金沢はホームでの初戦になるFC今治戦で払しょくできるのでしょうか。
一方で沼津は、この勢いをまたホームになるガイナーレ鳥取戦で発揮できるのでしょうか侮れない相手ではあるものの、戦力の充実していた今治に勝てなかったので、今回の戦いができれば問題無いでしょうけど・・・。


以上が試合の状況です。次回はスタメシなどの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2018年09月02日

FC岐阜観戦記2018 番外編 かつての岐阜戦士を追い掛けて 染矢一樹

今日、J3のアスルクラロ沼津×ギラヴァンツ北九州の一戦を観に行って来ました
色々目的はあるのですが、最大の目的は、沼津を舞台に繰り広げられるアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」とのコラボイベントを見に行くため渡辺曜役の斉藤朱夏(しゅか)さんがゲスト出演するというのもあって、結構盛り上がるんだろうなと。
もう一つは、この試合が「沼津・ひものマッチ」と呼ばれる一戦だったこと。できることなら、干物をもらって帰ろうという画策もしていたのだった(ニヤニヤ)。
そして、J3のサッカーが(運営も含め)どんなものかというのと、来年FC岐阜が万一J3に落ちた時戦っていけるのかを見に行くという二律背反な思いで見に行っておりました


さて、アスルクラロ沼津というチームは、1977年に沼津アーセナルというチームで設立され、1980年の沼津香陵クラブを経て、2006年に現在の名称になっています。なお、エンブレムにある「1990」は運営会社であるアスルクラロスルガ株式会社の設立年(設立当時の会社名は、沼津セントラルスポーツクラブ)を示しております。

長い間県リーグでくすぶっていた(当時静岡県のアマチュアリーグでリードしていたのは、Honda FCとジャトコサッカー部だった)のですが、2005年に県2部で優勝、2011年には県1部で2位ながら東海社会人サッカートーナメント大会で優勝を果たし、東海社会人リーグに進むと2年(2部1年、1部1年)で通過しています。ただし、1部通過は、J3ライセンス取得はしたものの、優先順位(1部4位で、全国社会人サッカー選手権大会や全国地域サッカーリーグ決勝大会には進出していない)で敗れ、枠の開いたJFLに申請して承認されたというふうで果たしているのです。
それでも、JFLでは台風の目となる活躍を見せ、めきめきと実力が付き、2016年には年間3位(1st3位、2nd4位)で昇格条件を満たし、念願のJリーグ入りを果たしたのです。
J3では昨年は3位と大健闘を見せ、昇格した栃木SCや優勝したブラウブリッツ秋田を最後まで苦しめました現在も順位的には昇格条件を満たせるところまで近付いているものの、スタジアムが昇格案件を満たしていない(照明の問題・席の問題など)ため、しばらくはJ3に留まるものと見られています。秋田と共に『昇格の門番』となっていくのでしょうか。


SHV39_3690こちらは、会場となる愛鷹(あしたか)広域公園多目的競技場JR沼津駅からバスでだいたい15分ほど掛かります。途中すごくナローな道を走っていくバスがすごい(汗)。

愛鷹広域公園多目的競技場は、レーンが8つある陸上競技場で、サイドとバックは屋根無しの芝生席になっています。この点がJ2ライセンスが下りない原因になっているんですわ。
掲示板も今や絶滅危惧種になったドットマトリクス型のモノクロ掲示板。ただ、FC町田ゼルビアや京都サンガF.C.のような芸術的なものは無い、シンプルな演出のみになっていました。名古屋市にある港サッカー場みたいな感じというと、わかる人にはわかるでしょうか(ニヤニヤ)。



SHV39_3689スタジアムDJの試合紹介で、今日のゲストだった斉藤さんが紹介されたのですけど、その時彼女を歓迎する弾幕が出ておりました。
基本的に沼津のコアサポは「ラブライブ!サンシャイン!!」を熱烈歓迎している方々なので、この歓迎っぷりは納得。



SHV39_3684今日はコラボマッチということで、メイン席には大きなタペストリーが飾られていました。まるで某国・・・いえ何でもありません(爆)。



SHV39_3693スタジアムDJの方々と共に斉藤さんご登場。
・・・思ったよりちっちゃかったよ(ニヤニヤ)。



SHV39_3694こちらは、アウェイサイドの北九州サポーター
人数的にはそれほど多くはなかったものの、斉藤さんはきちんとご挨拶していきました。
これはいいことだよね。ホームの人間であっても、ちゃんと歓迎することは大事です。
なお、北九州サポーターの中には、『絶滅危惧種』だったアニメゲーフラを掲げる人が。コアサポの先鋭化でゴール裏から追いやられたというのは聞いていたけど、「ソードアート・オンライン」のコラボイベントをきっかけに雪解けが起こればいいなぁ・・・。



SHV39_3697女性DJと一緒にスタジアム1周してきた斉藤さん。



SHV39_3698試合開始前の一コマ。
沼津のサポーターの方々がお気持ち弾幕を掲げていました。
先程も述べたように、沼津はJ2ライセンスを取得できていません。今年も取得を目指していたものの、断念した経緯があります。そのことに対してのメッセージですね。
「何度だって追いかけよう。夢は消えない」。このメッセージ、「ラブライブ!サンシャイン!!」で出てきた浦の星学院の姿を見るように感じますね。



SHV39_3699試合前のキックインセレモニーにて。
斉藤さんの隣にみえる方は、頼重秀一沼津市市長。今年4月に就任しています。



SHV39_3701こちら、沼津名物「寝そべりハーフタイムショー」
JFL時代から振られている「ラブライブ!サンシャイン!!」の大旗や同作品の寝そべり人形がずらっと並ぶものなんですが・・・おかしい、何かいつも見たものと違うものが(笑)。



SHV39_3703もう一度。
・・・やはり写真でいつも見ていたやつと違うのが。
・・・アイツは、ひものんか!沼津の干物をPRするゆるキャラか!



SHV39_3705撤収が掛けられた瞬間。
その声と共に、多数のラブライバーが現れ、撤収作業を行うのだけど、その手際のよさは目を見張るものがあった(笑)。



SHV39_3706試合は、スピーディーにパスを回し北九州を翻弄する沼津の元気のよさが前半特に目立ちましたね。それでも、双方揉み合う展開になり、中々ゴールを割らせてくれません。特に運が悪いと思わせたのが、北九州のシュートがポストに当たってしまった点。後半でも起こったのですけど、まさかそれが北九州の悪夢を予想するものだったなんて、その時はわからんかったわい・・・。

後半もこう着状態だったものの、北九州の動きがよくなり、沼津は再三窮地に陥ります。そして後半23(68)分、その前にポストに当たったボールを牲川(にえかわ)歩見選手が富田康仁選手へスローすると、一気に相手ゴール前まで進んでミドルシュート!値千金の1点は、ピンチの後にチャンスありをほうふつとさせる見事なカウンターアタックとなりました。
北九州も前のめりなって攻勢を掛けるも、沼津が全員で守り抜き、1-0で逃げ切りました。



沼津はJ3にいるのがもったいないくらい素晴らしい。速攻も怖いけど、何よりパス回しが早いただ転がして進めるのではなく、積極的に前に進んで転がす攻撃的なサッカーをやってるんですわ。そして深いところでも浅いところでも狙えるなら積極的にクロスを打つ結果を恐れるのではなく、自分達で結果を作るという意識が垣間見えましたね。残念ながら今の岐阜にはありません(泣)。
一方で守備はそれなりなんだけど、穴は無く全員で意識を持って守っているところがいい。粘り強いと称されていますが、個人的には守備意識の高いチームと見ています。

一方で北九州は、よくやっています。ただ、それは北九州がJFLから上がってきた初年度や2年目のチームだったら今回の試合でも褒められるでしょう。しかし北九州は、かつてJ2で戦い、一時は昇格まで行けそうなチームだったんです。そんなチームが相手を圧倒できなかったのは、非常に残念であり、この先苦労するんだろうなと。ガイナーレ鳥取やカターレ富山のように、J3に落ちるとなかなかその『沼』を抜け出せず、もがき苦しむうちに『体力』を奪われ、こぢんまりとしたチームになってしまう・・・そんな結末になってしまいそうでなりません。
もし、岐阜がJ3に落ちたら、そんなチームの二の舞を踏みかねないと思っています。経営面では危機的状況を脱したとはいえ、まだ安穏としていられる地位ではないはず。大分トリニータのように1年で抜けるんだと選手・監督やコーチ陣だけでなく、ファンやサポーター・フロントやスタッフも一丸となって戦えるようにならないと。今の状況はそれを占う試金石になっているのではないかと個人的には思っています。

なお、この試合では岐阜に所属していた染矢一樹選手が途中出場していました。
染矢選手は2009年~2013年まで岐阜に所属していた選手でした。岐阜の一番厳しい時を知っている選手の一人と言ってもいいでしょう。特に残留争いで厳しい年となった2013年には10ゴールを挙げる活躍を見せたものの、2014年にはファジアーノ岡山に移籍。以降苦難の時代に突入します。
岡山の2年間では思った活躍はできず、J3に落ちていた大分に移籍するものの、原因不明の病気になって練習もままならず、2016年4月に契約解除(退団)しています。しかし、彼は7月に当時JFLだった沼津に入団。以降、切り札などで活躍するようになったのです。今年もゴールを挙げ、この日もいいクロスを上げていたので、復調したと言えるでしょう。


SHV39_3708勝利時のイベント、「勝利のヨイヤサー」にて。
ここで斉藤さん、何を思ったのか「優勝」と宣ってしまったのです。皆目を白黒、苦笑いを浮かべていました(笑)。でもね、イケそうな雰囲気だよね。この先FC琉球・鹿児島ユナイテッドFCとの一戦を残しているだけに、ここを無事乗り越え、下位を取りこぼさなければ、絶対イケます。だから、観客動員数がもっと伸びるといいね・・・。

ちなみに、この日の観客動員数は5,687人沼津市民無料という点を差っ引いても、十分以上の動員でしたよ。また普段は開放されないバック芝生席も開放され、本気度が窺い知れました。バック芝生席は埋まらなかった代わりに、メイン席がほぼぎっしり。なかなか見られない光景だそうで。会場前も大盛況でしたよ。



次回はスタジアムの雰囲気を紹介していきましょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)