とまぁ、そんなことを思ってしまった理由が「新世紀エヴァンゲリオン」のオープニング主題歌である♪残酷な天使のテーゼという曲。一種独特の雰囲気を持つメロディーと歌詞が、作品の世界観とマッチしているということで、作品の人気と共に一気にブレイク。今でも♪魂のルフランと共にカラオケで歌われる曲の一つとなり、「新世紀エヴァンゲリオン」を象徴する歌にもなりました。
そんな♪残酷な天使のテーゼのテーゼの中、1番と2番の歌詞の間にあるコーラス部分。実は、あの部分は歌詞に起こされていないことから、様々な人が様々な歌詞を付けているのです。私自身は、『マリアメタセソ マリアトゥセー』と言ってると思ってたんですけど、実は違うのだそうな。
あのコーラス部分、作詞家(♪残酷な天使のテーゼの作曲を手掛けている)の及川眠子(ねこ)さんが作曲家・編曲家(♪残酷な天使のテーゼの作曲家の一人として手掛けている)の大森俊之さんに尋ねたところ、正確な歌詞は『ファリヤーセタメソ ファリヤートゥセー』と言っているそうで、どこの国の言葉でもないそうな(つまり造語)。ただ、実はこの部分、調べてみたら以前から対談等で挙がっていた話なんだって。それはワイが知らんかったということなのか・・・と嘆いていたら、この話の続きが、今回新たに分かった部分のようで。
この『ファリヤーセタメソ ファリヤートゥセー』、大森さんがインスピレーションで書いたもので、本人いわく、「突然、宇宙から下りてきた」言葉らしい。
何か大森さん無茶苦茶素敵な人に見えちゃうじゃないのよ。作曲家というより、まるで詩人じゃないの。そんなインスピレーション、ワイにも欲しい(ニヤニヤ)。
完結した作品とはいえ、まだまだ「新世紀エヴァンゲリオン」には多くの謎が残っているんじゃないかと感じさせられるエピソードだなと、今回の件を見て思いましたね。改めて底知れぬ歌だと思いました。

