2016年02月13日

愛知県内の新東名開通

かつて第二東名の名で工事が進められていた新東名高速道路(以下新東名)の愛知県内の区間が今日(2/13)開通しました。今回開通した区間は浜松いなさジャンクション~豊田東ジャンクションで、途中に2つのインターチェンジ(岡崎東・新城)と2つのサービスエリア(岡崎・長篠設楽原)も設置されました。今回の開通で、新東名はほぼ開通したことになり、残るは御殿場ジャンクション~海老名南ジャンクションまでとなりました。
この中で、岡崎サービスエリアには、日本の高速道路としては初めて、ハラル(イスラムの戒律に基づいて調理された食料)を使用した弁当が置かれることになりました。


愛知県内に新東名の区間が開通したことで、奥三河の医療態勢が整えられたばかりでなく、同所へのアクセスもよくなり、活発になると予想されます。奥三河方面には三遠南信自動車道が延伸されることになっているので、ますます便利になると思われます。


しかし、メリットはそれだけではないのです。今回の開通で一番のメリットになったのは、サブルートとして確立されたこと。
ご存じの方も多いと思いますが、岡崎~豊川は東名屈指の渋滞区間で、ゴールデンウィーク・お盆・年末年始の間は毎年何十kmもの渋滞が発生します。苦肉の策で、岡崎~音羽蒲郡の区間では上下2車線(計4車線)だったところを路肩部分も潰して上下3車線(計6車線)にしたものの、最高時速が60km/hとなり、ますます渋滞がひどくなったとも言われています。今回のルートができたことで、豊田・名古屋、そしてその先に向かう際に非常に便利になったばかりでなく、渋滞にほとんどなることなく向かうことができるようになります。その逆もまた然りです。

もちろん、これから起こるであろう東海・東南海・南海沖地震への対策になります。東名高速より山寄りに開設されたので、地震が起こった後のライフラインとして機能することになるでしょう。また、今後行われる東名高速の大規模なメンテナンスの際には、メインルートとして活躍することになると思います。


地域再興になるばかりでなく、愛知県内の流通に大きな変化をもたらすことになるであろうこの新東名。ますます住民のために活躍することを願うばかりです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)TrackBack(0)