2021年12月08日

既定路線?

ここ数年、オフシーズンになるとFC岐阜の話題が増えるという現象が出てくるようになりました。まぁ、決して悪いことではないのですが、できることならシーズン中の昇格争いとかで頑張ってほしいと思ったり思わなかったり・・・。
そんな中、スポーツ新聞が岐阜の監督に三浦俊也チーム統括本部長兼テクニカルダイレクターが就任し、チーム統括本部長に過去に浦和レッズの強化部長を務めていた山道守彦さんが就任することになったとすっぱ抜き、その後、公式が追随する形でリリースを出す格好となりました。


三浦監督は、1997年にブランメル仙台(現在のベガルタ仙台)のコーチとしてキャリアをスタートさせ、1998年に当時創設されたJ2の水戸ホーリーホックの監督に就任
1999年~2001年まで、大宮アルディージャの監督とコーチを歴任し、2004年に大宮に監督として復帰。その年にJ2に落ちていた大宮をJ1に復帰させます。
2006年まで大宮の監督を務めた翌2007年にコンサドーレ札幌(現在の北海道コンサドーレ札幌)の監督に就任。やはりこの年J2にいた札幌をJ1に復帰させます。
2008年まで札幌の監督を務めた後は、翌2009年にヴィッセル神戸の監督に就任。2年務めた後、2011年にはヴァンフォーレ甲府の監督に就任したものの、1年で退任しています。
その後は2014年からベトナムに渡り、A代表およびオリンピック代表監督を2016年まで務め、2018年~2019年までベトナムリーグ1部のホーチミン・シティFCの監督に就任していました。
そして今年9月、岐阜のチーム統括本部長兼テクニカルダイレクターに就任したのです。思えば、この頃から安間貴義元監督の退任にフロントは動いていて、引き継ぎの期間に入っていたとも取れるわけですが、真相は闇の中です。

一方で、山道チーム統括本部長は、2006年~2018年まで浦和の強化部長・総務部長・取締役などを務め、その後はV・ファーレン長崎の強化部長(2019年1月~11月)や京都サンガF.C.の強化部長(2019年11月~2021年12月)を務めています


経歴を見ると華々しいのですけれども、ここ数年は海外での活動が目立ち、日本のサッカーがどうなっているのかわかっているのかというのも気掛かりですし、これは強化面の話になるのですけど、浦和の退団が決まっている槙野智章・宇賀神友弥両選手のオファーに動いているとも語られております。柏木陽介選手の時も浦和の経歴がある小松裕志社長室GMが獲得に動いたとも言われています。今回は山道チーム統括本部長が動いた可能性もあります。いわゆる『浦和組』が岐阜の主軸になる気配が漂っていますね。
ただ、監督がベテラン主体の動きを見せているのを見ると、どうしてもラモス元監督の時をオーバーラップさせてしまうベテラン主体のメンツで魅力的な選手ではあったものの、当時のJ2で上位に食い込めたのかというと、さにあらず戦術面での疎通も上手くいっていたのか疑問符が沸いてきました。今年既に若手と中堅どころが相次いで切られている(ほぼ残当ではあるけれども、一部ヤバい切られ方もしている)ことから、来年の展望が見えてこない。そして毎度毎度評判のいい有能な監督を持って来たかと思ったら、結果が出ないのでガラポンという行動を繰り返す、ある意味カネの無駄遣いをしています。さすがに3年目もこうなってしまうのではないかと不安・不信の中で見ております


それまでの不安・不信、もっと言ってしまえば不満を解消するためには、はっきりとした編成を見せることです。つまり、J2に戻るという意思を見せるのかどうか。しかし、納得のいく回答を見せなければ、シーズンが始まる前から混沌の中で迎えることになるのかもしれません。


人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ  

Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)