日本テレビ系列で毎週日曜の17:30から放送(テレビ大分・テレビ宮崎、同番組を放送しているTBS系のRBCテレビ(琉球放送)を除く)している「笑点」。毎週楽しみにしている人もいらっしゃるかと思います。
その中で司会を務めている桂歌丸さんが体力の限界を理由に番組を卒業することを5/15に放送する特番の収録後に発表しました。NHKで放送される予定の「NHKスペシャル」でも考えなければならないと番組降板を示唆していたため、収録前から引退を考えていたのでしょう。
歌丸さんは「笑点」の第1回から出演している唯一のメンバーで、2006年から司会(実際は2005年から5代目三遊亭圓楽さんに代わり司会を務めている)を務めていました。当初は、歌丸さん自身は司会を務める人ではないと断っていたそうですが、5代目圓楽さんからの指名により引き受けたと言われています。歌丸さんのいない大喜利は当初寂しいものを感じましたけど、今はすっかりそんなことはないほどに慣れてしまいましたね。この時から大喜利メンバー全員で盛り上げようという雰囲気が出来上がったのだと思います。
後任司会は近日発表されるとのことだそうですが、6代目三遊亭圓楽(旧名三遊亭楽太郎)さんではないかと言われています。ただ、その話が出た際は「不愉快」と答えていたため、もしかすると他の人(かつて「笑点」では故三波伸介さんのように外部、つまり落語協会の関係者以外から選出されることもありました)から選ばれることもあるでしょう。そうなると日本テレビに縁のある人(最右翼なのは正月特番などで絡みのあるTOKIOの城島茂さんか松岡充さんじゃないのかなと)から選ばれる可能性もあります。
笑点メンバーの中にも寂しいとか死ぬまでやるもんだと思っていたなど驚きの声が挙がっていましたけれども、ここ数年の間は病気を理由に番組を欠場する機会があったことを考えると、また自身が満身創痍の身であることが他の番組などでも明らかになっていることから、いずれ身を引くものとは思っていました。だって79歳ですもの。まだまだやれると私も思っていましたけれども、無理強いをしてやってもらうのもどうかとも思っていましたね。
なお、歌丸さんは「笑点」を卒業するだけなので、落語家としての活動はしばらくの間続けていくのだそうです。ただ活動範囲が大きく縮むことも考えられるので、円熟味のある落語を見てみたいとは思うんですわね・・・。