金正雲体制になってから、急にドラスティックなことをやることが多くなり、いよいよ不安定極まりないなと思っていたら、こんな話が韓国から舞い込んで来ました。
北朝鮮のNo.2で金正雲第一書記から見ると叔父にあたる張成沢(チャン・ソンテク)国防委員会副委員長が側近の不正により全ての職を解任(側近2名は公開処刑)され、行方不明になっていると報じられました。
何でこうなったのか、これが毎度のことながら全くよくわからない。全て推測の下の話なるのですが、張国防委員会副委員長が改革派と目されており、将来的には北朝鮮を(一部か全体かは別にして)中国のように改革開放路線に導き、国家を再興しようと目論んでいたのでしょう。
ところが、軍部がそれを認めたくなかった。改革派に流れると目される資金がとても美味しかったんでしょうね。しかも下手に改革開放が進めば政権基盤を揺るがし、潰されかねないということで何かしらの手を打つように打診したのではないかとも見えるわけです。丁度現在北朝鮮の中枢(つまり金正雲第一書記の側近)は若手の軍人だったはず。そのあたりが入れ知恵をして陥れたのが真相なのではないのかなとも思っています。
もちろん、そんなことをすれば金正日元総書記の妹(張成沢国防副委員長の妻)が黙ってないはずなのですが、病床の身にあるという噂もあり、権力としてはそうないのではとも取れるわけです。実際長老軍人達が追い込まれてますし。
今後、これがきっかけで父親顔負けの先軍政治になる可能性もある、かつ軍部が暴走して何かしでかさなければいいのですが・・・。これが韓国だけじゃなく、日本も含めた周辺諸国の問題になって来かねないので、早いこと国際社会は手を打たないといけないところで、日中が日韓が揉めてるもんなぁ・・・。してやったりと思ってなきゃいいが。

