2020年10月31日

FC岐阜観戦記2020 第12節 ビクトル・イバニェス

FC岐阜、今日はSC相模原との試合になりました。
ホーム3連敗で後の無い岐阜、先日のアウェイでは、いわてグルージャ盛岡に完勝し、首の皮一枚繋がった格好になりました。この試合から3連戦になり、この分も含めれば、11月は2度迎えることになるので、ここでできる限り勝って差を詰めたいところです。
そこに立ちはだかるのが、上位になる相模原。初のJ2昇格にぐっと近付いている状況で、引き分けを挟んで6連勝(引き分け無しだと、5連勝の後に引き分けで直近の試合が勝利)しているということもあって、勢いはあります。
そのチームを引っ張る1人が、今年相模原に移籍したビクトル・イバニェス選手。そう、岐阜のゴールマウスを3年守った絶対的守護神です。相模原でも高い守備力をキープし、アウェイで戦った際にも随分苦しめられました。
だからこそ、最少得点しか挙げられないという覚悟を持って、その1点を守る戦いをしていかないといけないでしょう。


SHV47_0540さて、長良川競技場に着くと、いつもなら芝生広場側にあるテント類がプールや補助競技場側に立ってる



SHV47_0541何でやろう・・・と思っていたら、その先に答えがあった。
このあたりは、サンサンデッキと言うのですが、そのデッキの痛んだ部分を直しているのです。いわゆるメンテナンスというやつですな。



SHV47_0542この工事の影響で、普段なら四六時中登れるスロープが閉鎖されていました。開放されるのは試合後のみということなので、メモリアルセンター北やメモリアルセンター前で降りた時にどうしようかなと。
この工事は来年2月末まで続くということで、来年の開幕までには間に合うのかな?
・・・来年の開幕が2月なのか3月なのかは、知らん(ギャハ)。<カテゴリーで開幕の時期が違うもんね。



SHV47_0543芝生広場では、ねんりんピックの再始動イベントが行われていました。
新型コロナウイルスの感染症対策ということで、入場制限(スタンプラリーの台紙が無いと入れなかったらしい)を設けた中で開催されたようです。



SHV47_0546さてさて、着いたのが11時過ぎということで、お昼を兼ねてご飯を食おう。
今回は敷島珈琲店の「けいちゃんおにぎり」を買ってみた。



大きなおむすびの中には、ちょこんとレベルの鶏ちゃん(鶏肉)が入っていたんだけど、その鶏ちゃんの味が濃く、味噌の味わいとニンニクの味わい双方でガツンと来たのよね。小さいながらもおにぎりを十分美味しくさせてくれるものになっていました。


SHV47_0544さてさてさて、今日はハロウィンということで、至るところにハロウィン仕様に。
日本タクシーという岐阜市にあるタクシー会社もハロウィン仕様のタクシーが来場していました。



SHV47_0550この日のステージもハロウィン仕様に。
ギッフィーは、かぼちゃの被り物で登場。登場前にステージ前で座っていたら、もっこもこ過ぎて起き上がれず(笑)。



SHV47_0551この日のステージ、普段なら難波宏明アンバサダーによるお小言の時間(爆)が開催されるはずだったのですが、『本職』の岐阜聖徳学園大学のサッカー部が1部と2部の入れ替え戦に臨むことになり、監督でもあるナンチャンが指揮を執っているため、お休みに。
急遽、ゲストとして登場していたFC岐阜フットゴルフクラブに所属が決まった山下えりい選手が市橋大輔さんと共に司会を務めることになりました。すいません、まだ入ったばかりなのに無茶振りして・・・。
中央の人は、村田透馬選手ですが、2番目に登場した永島悠史選手は同じ京都府出身だけでなく、小学校時代に所属していた山田荘SCというチームでも一緒だったとのこと。歳も1つ違いで、永島選手のお父さんがコーチを務めていたということもあって、結構深い縁だったようです。



SHV47_0552この日から長良川競技場で解禁されたものは、アルコール類、太鼓、そしてアウェイサポーターの来場。
ウチがアウェイに来ていた時と同じくらいの来場者数が来ていたので、まま多いのかな。



SHV47_0553お互いがビートで鼓舞する中で迎えた試合は、双方決め手に欠ける展開になっていました。
岐阜に関しては、攻撃の形はできていたものの、それを相手陣内で発揮できない状況が続いており、相模原は荒っぽいプレーの中でも守備は堅実だったと思いましたね。
相模原に関しては、重戦車で筋肉ムッキムキのユーリ選手が怖かった。前に出てくるだけで迫力が段違い。これは怖い。決められてもおかしくないわ・・・。

そんな中でも、岐阜は前半34分に橋本和選手がヘディングで前に送り出した球を川西翔太選手が受け取り、即座に高崎寛之選手に回す高崎選手は敵に回してしまう格好になったのですが、すぐに取り戻し、粟飯原尚平選手に回して自身の窮地を脱します。ここで、飛び出した橋本選手かその先の町田ブライト選手に回そうかと思い蹴った斜めに進んだ球が相模原の守備陣をすり抜け、何とビクトル選手のキャッチからも逃げたビクトル選手の弱点である足下と見えにくいところからの『シュート』で先制することになりました。

なかなか点の取れないビクトル選手から取った、これは大きい。あとは逃げ切るだけ・・・のはずなのに、前半の最終盤、何とこの日J通算300試合達成をしてセレモニーを受けた竹田忠嗣選手がペナルティエリア内で痛恨のファウル。足引っ掛けちゃったよ・・・。これがPKとなり、暁美ほむら・・・じゃなかった、アムロ・レイ・・・でもなかった(苦笑)、ホムロ選手が冷静に決めて同点になってしまいます。

後半は一転して双方ガンガン攻めるものの、お互い決定機を作り切ることができず、そのまま引き分けに。



いやぁ、勝たなければいけない試合だった。前半最終盤のPKさえなければ、順風満帆な勝利になれたかもしれないのに・・・。相模原が勝ち点を拾った試合になってしまいました。ウチも負けなかっただけよかったものの、勝ち点3が1になってしまったことは、後々響かなければいいかなと思って見ておりました。


SHV47_0554試合後、コロナ禍だから来ないだろうと思ってたら、来たよビクトル選手が!だって、試合開始直前に沸いた時に手を振ってたし。
・・・オマエ、なんていいヤツなんだよ。本当ならチャントでも歌ってお出迎えしないといけないくらい最敬礼待遇をしなければならないのに、何もできなくて申し訳ないよ。
彼の姿を見て、岐阜での3年間を思い出したよ。初めて見た試合、アウェイの名古屋グランパス戦、試合前にバーにぶら下がるルーティーンや下関でのやらかし(苦笑)も、今は懐かしい思い出です。



過去の思い出に浸りたかったですけど、現実の厳しさの前に、そんな余裕が見せられない中で、次の試合がY.S.C.C.横浜とのアウェイになります。しかも3連戦なので、疲れは大丈夫かと心配になります。試合日は11/4と平日夜ですから、あまりアウェイサポがいない中で、どう奮闘するかがカギになるでしょう。ホームでも危なっかしい勝ち方だったので、できれば完勝したい。けど、今日の試合を見ていると大丈夫かなぁ・・・。


残り10試合、自動昇格への勝ち点差は4。


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Posted by alexey_calvanov at 23:11Comments(0)

2019年11月16日

FC岐阜観戦記2019 最終節 終戦(おしまい)です

FC岐阜、ホーム最終戦はヴァンフォーレ甲府との一戦なりました。
今年はホームで行われたツエーゲン金沢戦以降最下位に転落。以降上がれるチャンスが何回もあったものの、敗戦ないしは引き分けに終わってそれを逸する展開を繰り返していました
そしてやって来たこの試合、この試合で勝たなければお話にならないたとえ勝っても、同時刻で開催されるV・ファーレン長崎×栃木SCの試合で栃木が勝ってしまうと、そこで終戦。いずれにしても崖っぷち、事実上J2最後の戦いと言っても過言ではない試合になりました。


SHV39_5924一方で甲府もJ1昇格に向けて負けられない戦いが続いており、何とかして昇格プレーオフに滑り込もうと心血を注いでいました。恐らく200人くらいは来ていたんじゃないかと。ものすごい盛り上がりになっていましたよ。



SHV39_5915今日は、FC岐阜応援きっぷで来たため、名鉄でやって来たのですけど、JR岐阜駅側が何やら騒がしい
どうやら、バスターミナルのある北口駅前広場に丸窓電車が置かれることになったらしい。同広場設置10周年を記念してとのこと。

岐阜市には名鉄が岐阜市内線などの路面電車(通称市電)が敷かれていました。ところが、モータリゼーションとそれに伴う乗客数の減少により、2005年に廃線となりました。
その時代替手段として選ばれたのが、路線バス。そこで北口にあったJR岐阜駅の停車場をバスターミナルに改造したわけです。しかし、そのバスも元々市バスなど多彩な業者が乱立していたため、利益を圧迫しており、半ば投げ売りな格好で、後に名鉄バスの子会社になる岐阜バス(岐阜乗合自動車)に譲渡されます。
市電を残していたら、新しい観光名物として売り込みができたのだとは思うものの、激しい渋滞と乗客の安全はないがしろになっていたと思うと、それはそれで怖いしなぁ・・・。ただ、あれだけの人が来ていたとなると、ノスタルジー以外で望んでいたのではとも錯覚してしまいそう



SHV39_5918一方、岐阜市のメイン交通になったバスはというと、岐阜市内を循環する市内ループ線のラッピングバスもリニューアル
織田信長のイラストがアニメ調に変化。より親しみやすくなるようにとのことだそうです。徐々にこのバスに変わるんだって。



SHV39_5921さらにタクシーの日本タクシーがスタジアムに来ていました
いつものFC岐阜ロゴタクシーに加え、岐阜県の銘菓の一つ「鮎菓子」のタクシーも来場。年中頂けるのですが、特に鮎のシーズンになる夏場がメインです。



SHV39_5922今日の試合は、「刀使ノ巫女」のスピンオフ番組である「みにとじ」とのコラボマッチ
実は作中に登場する美濃関学園のある関市がアニメ聖地の一つとして選ばれたことで行われたんですね。
というわけで、武道館の手のひらサイズ版が登場作品とスマホアプリゲーム「刀使ノ巫女 刻みし一閃の燈火」の紹介も行われていました。



SHV39_5920今年でシーズン最後の試合だから、かねてから行ってみたかったお店に乗り込んだぞ。
それが、873゚(hanasand(ハナサンド))。今回は「いちごキウイホイップ」をチョイス。SKE48の好物をホイップクリームで挟んだのだそうな。



ホイップクリームが滅茶苦茶甘い。そこにいちごとキウイの酸味がマッチして、ものすごくとろけそうこんな試合が今年はほとんど無かったから、余計に美味く感じたよ(泣)。

なお、食い慣れないものを食らったため、メガネにホイップクリームが付く大惨事に見舞われる(ギャハ)。


SHV39_5925試合は、岐阜のイレブンも甲府のイレブンも生き残りを賭けて挑むということから、激しいという一言では片付けられない展開になっていました。死闘という言葉にふさわしいとも。
前半は甲府優勢ではあったものの、岐阜が最終防衛ラインを死守する格好になりました。一方で岐阜はセンターラインから先を越えることがなかなかできないわずかばかりのチャンスも敵に抑えられたり、シュートに至っても枠外かキーパーに抑えられる展開になりました。

試合が動き出したのは、後半になってから。
先制したのは、甲府。やはりウタカさんだったよ・・・。混戦になったゴール前にねじ込む格好で点を奪われます。
何とか追い付かないと・・・と思った岐阜に、チャンスが訪れたのは後半19(64)分。キーパーの取りこぼしを川西翔太選手が見逃しませんでした。難しい角度からのシュートを冷静に決めて追い付きます。
これで一気に押し込めればよかったのですが、甲府はまだ気持ちに余裕を持っていたんでしょうね。前掛かりになった岐阜からあっという間に逆転弾。やはりウタカさんだったよ・・・(二度目)。その後ダメ押し弾(ウタカさんじゃないよ(苦笑))を食らい万事休す。


この試合をもって、FC岐阜は2008年から12年間いたJ2からJ3への降格決定となりました。同時刻で行われた栃木は長崎に勝ったので、たとえ勝ってもアカンかったんですけどね。どうして今まで勝ったことのない相手なのに、大一番で勝っちゃうんだろう・・・。栃木は運を持ってるな。



まるでお通夜のように沈んでいた中で、サンクスセレモニーが行われました。
いつもなら、MVPを決めるのですが、さすがに今年の成績なら辞退ですわね。拍手が起こっていましたけど、皆「知ってた」状態だったんでしょう。そんな中、日本特殊陶業が来年もスポンサードしてくれることは非常に大きいサポートになった。まだどのスポンサーカテゴリーかわからないけど、スポンサーに残ってくれて本当に感謝してもしきれないです。こんなふがいないチームのために・・・。

その皆が慚愧に堪えぬ想いを抱いていた中、竹田忠嗣選手と甲斐健太郎選手の間にいたFC岐阜セカンドの選手と思しき人間が終始へらへらしていたのが何とも許せなかったです。この状況をまるで他人事と思っていたのか。社会人として失格どころか、人間としてもどうかしている。こんなヤツがトップに上がってきても誰も応援したくないわ・・・。もちろん、運営には苦情を入れましたし、大型ビジョンにも映っていたので、言い逃れはできないはず。処分マジでお願い。


これでホームの全ての日程が終わりました。
岐阜は来年からJ3で戦うことが決まりました。辛いのはわかっていますが、今は日本特殊陶業がスポンサーに残ってくれたことを希望にしましょう。恐らく選手は誰も残らない可能性が高いですから・・・(泣)。キャプテンの阿部正紀選手でさえも、素晴らしいコメントを残してくれましたけど、サッカー選手は代理人とフロントとの交渉になるので、本人が残りたくとも残れないかもしれないのです。
まぁ、まだ1試合東京ヴェルディ戦を残しています。「J2お別れの会」という『お葬式』を味の素スタジアムという、これまた思い出深い地で執り行えるなんて幸せ者じゃありませんか。思いっきり暴れてやりましょう!


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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)