2018年09月18日

パワフルトクシマどないしょん 吉野川を越える前

あ、タイトルは適当に思い出したので付けただけなので、決して四国放送ラジオの同番組のことを語れと言われても何にもわかりません(爆)。


先日徳島に行ってきた時の話です。今回は夜行バスで行くことになったので、朝早くに着くんだよね。名鉄バスだともっと早くて朝の4時頃(爆)。
実は去年行った時は日中の便があったのですけど、同じ年の9月いっぱいで休止(事実上の廃止)になってしまったようです。そんなこともあって、夜行にせざるを得なかったのですわ。ただ、夜に試合が始まるので、その間十二分に色々回れそうという算段もできた。というわけで、余った時間を有効活用(笑)。行きたいところ(行けそうなところ)に行ってきたのです。


SHV39_3786夜行バスの終点だった徳島駅に着いたら、日本公認会計士協会研究大会の徳島大会の告知のぼりが。
こんなところまでアニメ絵だった。さすがマチアソビの街、徳島。



SHV39_3795最初の目的地は同じ徳島市内にあるのですが、場所が少し辺鄙(ぴ)ではある最初バスで行こうかなと思ったものの、最初のバスが出るのは1時間ほど後。逆にJRで向かえばあまりタイムラグ無く向かえそうなので、歩いて12分なのは仕方ないと諦めて、JRで向かうことに。

さて、写真はJRの『列車』徳島県は日本で唯一『電車』が走っていない県で、走っている列車はディーゼル車(いわゆる汽車)になるのだ。
そのことを知った徳島大学の学生が、電車を走らせようと2016年にプロジェクトを立ち上げ、現在も研究中なのだそうな。クラウドファンディングで資金集めをしていたのですが、どうなったんだろうね・・・。つい最近水素で動く電車が商業化を果たし、コストもそっちの方が安いとのことなので、先行きが気になります。



SHV39_3787車中で頂いたセブンイレブンの「浪速の肉すい」。関西圏ではお馴染みのスープですね。朝ご飯代わりに買ってきた。
ちなみに、底に卵が沈んでた。しまったそれ知ってたら買わんかった・・・。



ただ、肉すいそのものはたくさん牛肉を使っているにもかかわらず洗練された味わいで、クドくない。ご飯と一緒でも十分美味しいね。


SHV39_3789徳島駅から牟岐線に乗って、JR地蔵橋駅へ。そこから歩いて12分位のところにあるのが、弁天山という山。
標高6.1mでありあがら、頂上には神社がある山です。また国土地理院が認定した日本一低い自然の山です。
この山は、大昔は海の中に浮かぶ島で、室町時代頃から水が引き始め湿地帯になり、後に新田開発が進んで水田地帯になったそうです。確かに水田の中に浮かぶ異様な山だと感じるわな。
でも、このあたりの海抜って結構低いんだと思わせた写真を撮ったので、後程紹介。



SHV39_3791この弁天山には、立派な看板が。



SHV39_3792そのそばには三角点のようなものが。寄贈品なので三角点ではないと思われ。



SHV39_3788この弁天山のそばには、朝市を開催する場所があります。毎週水・土・日・・・ってまるでサッカーの試合に合わせたかのような(ニヤニヤ)。



SHV39_3794この弁天山に向かう途中に地蔵橋団地という集合住宅があるのですけど、そこの壁には海抜を測る標識が付けられておりました。恐らく津波が来た時の高さを測るものとして機能しているものと思われます。
で、先程書いた弁天山の高さを当てはめると、あの山は、この集合住宅のおおよそ1階部分までしかないというふうにも捉えられます。実際は床が少し高いところにあるのでちょっと違うんでしょうけど、平屋建ての一軒家くらいの高さしかないというのはほぼ間違いないと思います。そう思うと、この山がいかに低いかがわかります。



とりあえず、この山を登ったことで、低い山として有名な天保山、日本一低い人工の山(築山)である日和山、そして今回の自然の山では日本一低い弁天山と有名どころは制覇したことになります(ニヤニヤ)。
ちなみに、山頂の神社で勝利祈願と思いお賽銭を入れようと思ったら、1円しかなかった(泣)。仕方ないので、1円で申し訳ないと思いながらも拝んだ結果がアレだ!近くの市場で両替してもらってでも小銭をもらえばよかった・・・。


SHV39_3796おまけ
再び徳島駅に戻ってきた時に撮ったカフェ&レストラン「エリエール」
・・・ああ、あのトイ<やめて、別れた主人の話はしてあげないで。



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Posted by alexey_calvanov at 23:27Comments(0)

2014年05月30日

そして、山は残った

宮城県仙台市宮城野区、太平洋を望む平地にポツンとあった小高い丘のようなところ、それが元祖日本一低い山(築山という人工的に作られた山)である日和山標高は最高で6.05m、そばには神社もあり、地元の人の憩いの場であっただけでなく、初日の出の絶好なスポットとして人気があったと言います。

この日和山は、明治時代(とはいっても20世紀の初め)に漁業関係者が天候を確認したいために盛り土をしたのが始まりで、仙台港ができたことで本来の目的が失われた後も、先述の通り、地元住民やレジャーに来た観光客の憩いの場となっていきました。


さて、なぜこの山が『元祖日本一低い山』という名称なのかということですが、当初(1991年)国土地理院が測定の結果、日本一低いと認定されたことから『日本一低い山』という看板を立てました。ところが、1996年に地元住民の要請により、大阪府大阪市港区にある天保山が4.53mで日本一低い山と認定されたことから日和山は日本一低いという屋号を名乗れなくなり、慌てて『元祖』という名称を付けることになりました


そんな経緯をたどった日和山は、2011年に起こった東日本大震災による津波で、近くにあった神社と共に消滅したと言われていました。しかしながら、今年4月の調査で3mの標高があることが確認され、18年ぶりに日本一低い山として認定される運びとなりました。


とはいえ、この日本一低い山というのは定義があいまいで、天保山のようにきちんと山としての基準(二等三角点以上の設置)があるため、山の形を成していないながらも日本一低いとされていました
これ以外にも『日本一低い山』を自称する山はいくつかあり、大阪府堺市堺区にある蘇鉄山(6.84m)は一等三角点のある山の中では最も低く、徳島県徳島市にある弁天山(6.1m)は自然に存在する山の中では最も低い山になります。対して、秋田県大潟村にある大潟富士は標高0mながら、海抜ゼロメートル地帯にあるためにそうなっており、実際は富士山の1/1000、3.776mあります(しかも、標高が0mになるように調整されている)。


いずれにしても、日和山が震災の津波にも耐え、周りが無くなってしまった中でも、山の高さを残し、地元の人達へ共に頑張ろうと無言のエールを送っていた事実は変わらないでしょう。これはたとえ日本一低い山としての認定が無くなったとしても、いつまでも残るかけがえのない事実なのですから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:08Comments(0)TrackBack(0)