FIFAワールドカップ決勝トーナメント、日本はクロアチアとの一戦を迎えましたが、延長・PKの末、敗れました。やはり、ガチンコの決勝トーナメントで勝つことは容易じゃなかったということなんでしょう。
試合に関しては、前半に日本が前田大然選手のシュートで先制したものの、後半に守備の隙を突いたクロアチアに同店に追い付かれ、その後双方点が取れずに延長戦に。前後半15分ずつの延長戦でも勝負がつかず、今回のワールドカップでは初となるPK戦に突入しました。
そのPKでは、1人目の南野拓実選手・2人目の三笘薫選手がキーパーセーブで外してしまい、逆にクロアチアの選手は2人共成功します。3人目の浅野拓磨選手が初めて決めた一方で、クロアチアの選手がゴールマウスの左ポストに当ててしまい、初めて外しました。ところが4人目の吉田麻也選手が三度のキーパーセーブを喰らい窮地に陥ると、クロアチアの選手が決めて万事休す、となったわけです。
確かPK戦にまで至ったのは、2010年の南アフリカワールドカップで同じく決勝トーナメントまで進んだ初戦のパラグアイ戦だったんじゃないかなと。この時は0-0で迎えた中でのPK戦(3-5)だったようです。
結局のところ、厳しい言い方をすれば、90分で勝ち切る力が欲しかったのかなと。延長やPKまで至ってしまうと負けた時の後悔が極限まで至ってしまうのではないかと。自分を責める気持ちが相手から発せられる誹謗中傷で、さらに膨らんで押し潰されてしまうのではないかと思えてなりません。
ただ、相手の状況という隙はあったものの、強豪国と言われる国に勝てたことは、大きな自信に繋がったと思うし、世界で研鑽した選手が多くいたからこそ、ここまで来れたのだと思います。何より若手が躍動してくれました。
ベスト8進出という奇跡は起こせなかったかもしれないけど、ベスト8に進出できるかもしれないという希望は残してくれました。4年後に新しい景色が見られることを願って、胸を張って日本や海外の所属先のチームに帰って下さい。お疲れ様でした。