2024年04月11日

FC岐阜観戦記2024 第4節 天は我らを二度助く

FC岐阜、昨日はカターレ富山と戦いました。
4月の夜はまだ寒い時期なのに、ここで平日ナイトマッチが組まれることになりました。この日は、松本山雅FC×カマタマーレ讃岐戦以外の8試合が行われました。なお、松本山雅×讃岐の試合は、第3節の代替日になっている4/20に開催されることになっています。
今年は5月の大型連休を過ぎるまで苛酷な連戦が続くパターンになっています。いかに選手を回していくかもカギになってきます。少しでも戦力を底上げし、少しでもスタメンと控えの差を薄くしていったチームが上位に進出しているのではと思っています。

さて、今回の相手の富山は、現状中位にいるとはいえ、相性はあまりよくありませんJ2時代からの通算で8勝7敗6分(J3時代のみなら4勝2敗2分)となっており、勝ち越しているとはいえ、正直そう感じさせない強さを誇っています。昨年に至っては、ホームで勝って、アウェイで引き分けというふうなので、勝ってはいるけど、正直勝った気がしないという不思議なチームなんですよね・・・。


KYG03_20240410_184747075今日は、仕事場から直行で長良川にやって来たので、晩ご飯も兼ねて買ったのが、中華料理しょうりゅうの「旨辛台湾ラーメン」夜は肌寒くなってきているので、辛味のある台湾ラーメンで身体を温めようと思ったわけです。



見た感じは赤い色していたけど、食べた時にはそんな辛くなかった(苦笑)。鶏がらスープの旨味が強かったように思います。あとは挽き肉の旨味ですわね。もっとにんにくを利かせたり、辛味を強めてもよかったんじゃないかなと思ったけど、あくまで『スタグル』ですから(ニヤニヤ)。<過去に衣に唐辛子粉をまぶして真っ赤になったコロッケを売ってるところがあるので、ヘーキヘーキ。


KYG03_20240410_185613529平日ナイトマッチだったのに、隣県でも結構時間の掛かる(高速利用でも4時間近く掛かるはず)ところとはいえ、なかなか多い。そしてよく声が通っていました
そして弾幕の一つには、「がんばろう北陸富山」が。そう、富山県も正月に発生した能登半島沖地震で被災した地域がありました。能登半島ばかりがクローズアップされ、富山県の被災地域はあまり取り上げられていないのですけれども、まだまだ大変だと思います。1日でも早い復興を願わずにはいられません。






KYG03_20240410_205603789試合に関しては、連戦の疲れが出ていたように感じられるシーンがありました。やや精彩を欠いた攻撃シーンや足下がおぼつかないところがあって、そこを富山が突いてくる格好になっていました。ただ、富山も攻撃は構築できても、そこから点に繋がるシーンまで持ってこれない状況だったので、そこでウチは助かったなという感じにもなっていました。あとは右からの展開はかなり警戒されているようにも。前節のSC相模原戦でも感じたんですけど、石田崚真選手がなかなか抜け出せない。得点源になっているだけに、早急な対策を練るべきだと思います。
あとは、富山の守備が思っていた以上に硬かったウチの攻撃陣が湿り始めているのもあったんでしょうけど、最終防衛ラインが特に硬い。そしてキーパーのセービングが神懸っていた今までの試合なら確実に入ったと思うようなシーンがいくつも防がれていましたからね・・・。


大きく動いたのは、後半に入ってから。
後半25(70)分、文仁柱(ムン・インジュ)選手からのスローインが、富山の選手に防がれてしまい、右サイドを抜かれてしまいます。相手のクロスを一旦弾き返したものの、浮いた球がこれまた富山の選手と茂木秀選手の間に落ち、双方が触る格好で球が飛んで行ってしまいます。そのこぼれ球を富山の選手が押し込み、先制された・・・と思ったら、その押し込みの際に甲斐健太郎選手の膝を蹴ったということでファウルの判定が出たため、先制点は取り消しになったのです。ゴールをゲットしたと思ったら、イエローカードをゲットしたという悲しい結末まで至るという、ある意味付いていない。


双方相手の守備陣をなかなか突破できない、突破できても枠に納めきれないを繰り返した中で、アディショナルタイム4分というアナウンスが出たところで、大きく動き出すことになるのです。
後半45+2(90+2)分、左サイドのペナルティエリア近辺で、攻守揉み合う中、富山の選手が抜け出した。岐阜の守備を縫うように進み、丁度手薄になっていたところにクロスを飛ばされ、相手がヘディングで合わせて先制点に。
最悪な時間に均衡が崩され、このまま富山に流れが傾いて行ってしまうのではないかと思えたほど。点を入れられた時は、心折れ、もうダメだと思っていましたよ。例年の岐阜なら、ここで勝負あり。そう思っていた人達が多かったことでしょう。

しかし、今年の岐阜は違った。選手達が最後まであきらめなかった。
試合終了間際の、いわゆるラストワンプレーと言われる時間帯。石田選手のスローインから始まったこのシーン、田口裕也選手が受け取り、ペナルティエリアに侵入した時、富山の選手に倒されてしまいますこのプレーがファウルになり、PKを獲得することに。このPKを田口選手が冷静に決め、最後の最後で同点に。そしてそのまま試合終了劇的な幕切れで、岐阜のホーム無敗記録は継続となったのです。
勝利の女神はどちらにも微笑みませんでしたが、天は我らに二度味方してくれました「天は自ら助くる者を助く」と言いますけど、自分達でここまで努力してきた結果を評価してくれたのだと思います。



ただ正直勝ちたかった試合ですし、反省点の多い試合です。
守備陣は連戦で疲れているのは重々承知ですけど、やはり守り切ることが大事手薄になるような状況をできる限り抑えるべきだと思います。また攻撃の起点にもなってくるので、パスを出す時も相手の動きを読まれないように出す方向も考える時が来ているのではないかと。
攻撃陣に関しては、藤岡浩介選手がマークされている時はどうするのかというプランBを意識した方がいいでしょう。今回はPKでしたけど、田口選手や今回はスタメンだった粟飯原尚平選手を上手く活用するのも悪くないでしょう。あとは決定力を付けることスタメンで出場していた上野輝人選手は、もう少し球の扱い(特に止める部分)もさることながら決定力を磨いてほしいですね。


2戦連続引き分けに終わり、少々勢いがそがれ始めてきたように感じられる岐阜。これ以上の取りこぼしは何とか避けたい。ゆえに、次の試合になるテゲバジャーロ宮崎戦は何とか勝ってほしいここが終われば、次の試合は2週間後になります。宮崎に勝っておけば、次の試合まで悶々としたものを持ち込まずに練習に打ち込めると思います。次の試合への入りもよいものになると思います。

繰り返しますが、宮崎戦は勝つことを意識していきましょう。ここで勝たないとズルズルと引き分けの引力に引きずり込まれるというふうならまだマシ。仮に負けようものなら、今まで積み上げたものが一瞬で瓦解する可能性さえ秘めています。そうなったら今までの岐阜に逆戻りでしょう。それだけは断固として避けなければいけません。
今までやってきたことは何だったのか。今年よかったのはなぜなのか。課題は何なのか。わずか3日間でその答えを出すのは大変だと思いますが、序盤のヤマになる試合にその答えを出してほしいと願わずにはいられません。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)