遂に残り3試合になったJ3の現状を見ていきましょう。今回は昇格争いです。
左から順位・チーム名・勝ち点・得失点差になります。なお、大阪はFC大阪になります。
01位 大 宮(83)+41 ☆
02位 今 治(64)+17
=== 自 動 昇 格 ラ イ ン ===
03位 富 山(57)+15
04位 沼 津(52)+10
05位 松 本(51)+9
06位 大 阪(51)+6
=== 昇 格 プ レ ー オ フ ラ イ ン ===
07位 福 島(50)+10
08位 相模原(50)+1
09位 北九州(49)±0
10位 岐 阜(48)+6
11位 八 戸(48)+3
12位 金 沢(47) -1
13位 鳥 取(47) -11
14位 琉 球(46) -6
首位をひた走る大宮アルディージャは第32節でJ2昇格を決め、第33節で優勝を決めました。もうぶっちぎりで、かつ異次元の戦力を持っていたから、何も言うことはありません(泣)。ただただ強かった。前にも書きましたけど、このチームに勝ったチームは、誇りに思っていいです。そして、もう戻ってこないでと言いたい(ギャハ)。
2位もFC今治でほぼ確定でしょう。第34節のFC岐阜戦で敗戦はしているものの、着実に勝ち点を稼いでおり、下位(特にカターレ富山)も伸びて来れないため、次勝てば確定で、負けないし引き分けの場合は富山次第になるそうです。つまりウチがキャスティングボートを握っているわけか(ニヤニヤ)。
その3位にいる富山は、まだ自動昇格には一縷の望みを持っています。それでも今治が負けるか引き分けてくれないといけないかつ岐阜戦で勝たないといけないという厳しい状況下です。ただ、ホームで戦えるという部分で有利かなと。今季のホームは、福島ユナイテッドFCに負けた以外は勝ち点をもらっているんですね。あとは相性の問題。お互いに相性悪いなぁと思っているんじゃないのでしょうか(苦笑)。
4位はアスルクラロ沼津。今季はいいスタートダッシュを切っていたものの、夏を過ぎたあたりから調子を崩してきていました。遂には富山に抜かれ4位に。ただ、プレーオフ進出には十分なところにいます。自動昇格の芽は無いものの、攻撃的なサッカーが再び芽吹いてくれば、3位に立ってホームで戦える権利を得るチャンスは、まだまだありますよ。
5位の松本山雅FCは、周囲が転んできた中で地力を発揮したと言えるでしょう。直近5試合で負けが1つ(2勝2分1敗)のみなので、調子はいいです。元々大宮と同じくJ1に所属していた経歴があり、J2にいた時は、基本的に上位争いをしていたほどの実力があります。ダークホースの一つとして十分警戒が必要です。
6位のFC大阪は、昨年も上位争いを展開していたものの、11位に終わっていました。今年は攻撃と守備のバランスがよく、切り替えも早いサッカーを展開して相手を困らせていた印象があります。順位も長い間プレーオフ圏内に留まるまでになりました。ただ、直近5試合で見ると、テゲバジャーロ宮崎と岐阜に連敗しているのが引っ掛かるところで、このままズルズルと言ってしまうと、脱落しかねないかな・・・。
7位の福島も、夏以降はプレーオフ圏内を行ったり来たりな状況で、直近5試合は、ぬけぬけのような状況(2勝1分2敗)になっており、勝ち切れないと厳しいかもしれません。ただ、攻撃力はあり、得失点差+10は大きいですね。勝ち点を稼いでプレーオフ圏内に入った時、これがモノをいうでしょう。
8位のSC相模原は、監督交代後も一時はプレーオフ圏内を維持していましたけど、中断明け以降、徐々に調子を落としており、第30節以降プレーオフ圏内から脱落しています。ただ、調子は上向きがちな兆候を見せており、相手になった際は、気を抜けません。
9位のギラヴァンツ北九州ですけど、増本浩平監督の神通力もここまでか・・・というくらいに負けが込んでいます。直近5試合で1勝1分3敗、中断明けで見ると4勝1分7敗と、数字だけ見れば、そう感じずにはいられません。ただ、連勝していたりする時期もあるので、好不調の波が激しいのかな・・・。得失点差プラマイゼロなのが最大の懸念点で、プレーオフを逃した原因が、この得失点差になる可能性を秘めております。
10位の岐阜は、第32節以降勝ちっ放しの状況です。勝った4試合で14得点、直近5試合で17得点と攻撃的な側面を色濃くしています。一番は、3バックをメインにした守備で、ただ硬いだけでなく、攻撃の起点になっているふうですね。サプライズを起こしてやろうぞ!
11位のヴァンラーレ八戸も、岐阜と同じく調子のいい状態です。負けたのは第30節で、それ以降の直近5試合では2勝3分になっています。ただ引き分けが最近の3試合というふうなので、好調というには語弊があるのかも。それでも、次の試合で一つ勝てると、怖いです。
12位以降の、ツエーゲン金沢(12位)・ガイナーレ鳥取(13位)・FC琉球(14位)は、得失点差がマイナスになっている点で、昇格プレーオフの権利はあるものの、かなり厳しいのかなと思います。大宮との乱打戦を制しきれなかった鳥取に至っては、得失点差が-11と仮に上位に上がっても、それが響いて脱落となりかねないふうですね・・・。
次回は、JFL行きとJFLチームとの入れ替え戦の話をば。