野球の醍醐味は好プレー、ホームラン、ナイスピッチングなど様々あるんですけど、珍プレーも魅力の一つと捉える方もいることでしょう。やった本人はたまったもんじゃないが(苦笑)。
そんな珍プレーで有名なのは、1981年に起した「宇野ヘディング事件」ですかね。
この珍プレーは、当時遊撃手だった宇野勝さんがフライの捕球に失敗し、まるでヘディングのように彼のおでこに当たって、ボールが転々としてしまうというもので、先発の星野仙一さんが怒りのあまりグラブをマウンドに投げつけるほど。この試合には読売ジャイアンツの連続得点試合記録を止めると意気込んでいたそうなので、些細なプレーで傷が付くのは耐えられなかったんでしょうね。
そんな思いを張り巡らせた理由は、今日放送していたNHKの「サンデースポーツ2020」で。今週の水曜日(6/5)に韓国のプロ野球で同様のことが起こったからです。
あの時の試合と同じように、遊撃手がフライの捕球に失敗し、同じようにおでこに当たってボールはいずこ・・・と思ったら、後ろにいた外野手が見事にキャッチ。ルール上は地面には付いていないので、アウトとなり、珍プレーが一転して好プレーになったのです。
あれを見ちゃったら、宇野さんは表題のことを思うでしょう。そしてバックカバーを務めていた大島康徳さんに恨み節を言うでしょうねぇ、ちゃんとカバーしてくれよと。故人になってしまった星野さんも草葉の陰でああいうプレーをしてくれよと苦笑いしていたでしょうね・・・。