2021年04月17日

緊急ミッション:出雲カラ帰還セヨ! 中編

鳥取駅までやって来た。この先は、スタジアム帰りに想定していたルートを通っていくことになります。まずはJR因美線で智頭駅まで下ります。しかし、ここで乗った列車はJRの車両ではなかったようです。列車の型番が、あまり聞き慣れないものでしたからね。


SHV47_1035その列車は、この先乗る第三セクターの智頭急行の列車だったのだ。


智頭急行は、智頭線を持つ第三セクターの鉄道会社で、兵庫・岡山・鳥取の3県を駆け抜けますが、ほぼ山地ということもあり、路線のほぼ半分トンネルというふうになっています。
なお、列車の型番は、HOTとなっており、先述の3県の頭文字と『熱い』の意味を持つHOTに掛けたものになっています。

この路線は、JRとJRの間を挟むふうになっているのですが、元は国鉄時代に山陰地方の高速化を図る意味で敷かれたそうなので、特急列車の運行比率が高いことで知られているそうです。そのため、収益のほとんどは定期外収入(つまりJRから通す列車の収入)となっております。代表例として、スーパーはくとが挙げられます。
今でこそ、全国でも珍しい黒字を出している第三セクター路線ではありますが、開業(1994年)すぐ阪神淡路大震災(1995年)に遭い、大赤字を計上して廃線の危機を迎えたこともあったとか。

そして、第三セクターということで、JRの路線が乗り放題になる「青春18きっぷ」の対象外路線になるわけです。そのため通常なら、その区間の切符を買うことになるのですが・・・。



SHV47_1062今回は、土日休日と指定日で使用可能な「智頭線1日フリーきっぷ」を買いました。正確には智頭急行の駅員さんが薦めるくらい(笑)。しかも、指定日の方が普通にきっぷを売ってる日よりも多いんじゃないのか(爆)。
価格は1200円と乗り通し1300円よりも安い。ええんか、黙っておかんで(ニヤニヤ)。



SHV47_1036この智頭急行、ただ通り過ぎるだけの路線にあらず。
路線の中にある駅の一つ、恋山形駅は日本に4つしかない恋の付く駅名なのだ。そのため、縁結びの境内まである。



SHV47_1040こちらは智頭急行の鉄道むすめの宮本えりお。車掌として働いているそうな。



SHV47_1037これが例のHOTの型番の付く車両。2両編成のディーゼルカーです。この列車は智頭から上郡まで走りました。



SHV47_1039駅そのものは複線になっており、車両の入れ替えができるようになっています。特急列車が通り過ぎる時は、かなり長い時間待ってくれますが、通常時でも5分ほど停まってくれるそうです。



JRの駅にもなる上郡駅までオプションを行使し、その後は再び細やかな乗り継ぎに。最初は上郡駅から相生駅の3駅まで、その次は相生駅から姫路駅の6駅までというふうですよ。一気に進めずもどかしいだけでなく、乗り継ぎ時間もタイトなのよね・・・。


でも、次回は一気に関西圏を突破できるのよ。家路に着くところまでと土産でも頂きますか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:19Comments(0)