中田選手は高校時代は投手として活躍していたものの、類稀なるバッティングセンスを生かすため内野手として入団することになりました。その時、初めて守備に就いたのが三塁だったのですが、あまりにお粗末だったため、当時スタメンを張っていた小谷野選手になす術なしという有様でした。そのため2年目は一塁に、レギュラーに固定された3年目以降は外野(主にレフト)にコンバートされ、状況によっては稲葉選手の代わりに大勢に影響が少ない一塁の守備に就くこともありました。
しかし、この時の外野の守備が中田選手に大きくプラスになったのか、強肩を生かした守備で、2012年にはパリーグ最高の捕殺数を誇り、日本ハムの外野の要の一人として恐れられるまでに至りました。
というわけで、過去に三塁を守った経験はあるのですが、以前と違って大きな自信を持って挑めるだけあって、以前のようなお粗末な守備を続けることはないのではないかと思っています。特に肩が強いので、ノーバウンドで速い球が投げられることから、俊足の選手を抑えられるケースが増えるメリットがあるのではないのかとにらんでいます。このコンバートにより、恐らくこれまで三塁を守っていた小谷野選手は一塁に回るのではないのかなと思いますね。
正直な話、昨年は守備の上手かった内野が総ザル状態になっていたので、その引き締めを中田選手が図ってほしいものですけれども、一緒に釣られてザルにならないようにお願いしたいものです・・・(苦笑)。

