8月になりました。
東京オリンピックも佳境を迎えようとしております。東京オリンピックそのものは、8/8に終了しますけれども、お盆を挟んで今度は東京パラリンピックが8/24に開催(9/5閉幕)します。東京オリンピックと同じく1年越しでの開催になるのですけど、東京都に新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言が発令した中での開催になるばかりでなく、1日の感染者数が3000人以上になっている現状を鑑みて(元々パラリンピックは障害者が集う祭典のため、一度新型コロナウイルスに感染すると重症化しやすい選手もいる懸念から)中止にすべきという意見も出ています。しかしながら、この時まで頑張ってきた選手達には不憫でならんのです。対策を十分に練れば問題無いことは観客を入れたスポーツ競技で証明されています。オリンピックは観客無しで行われましたが、パラリンピックも観客無しで行えば問題ないと思います。先述の表現と矛盾してはいるものの、対策を練るという意味では同じものだと思います。
さて、オリンピックやパラリンピック開催中でも、見たい競技が無い時間帯は、ゲームで時間潰し・・・という人もいらっしゃることでしょう。お盆を挟むため、いつもより少ないラインナップではあるのですけど、いい作品は揃っています。
では、見ていきましょう。今回も最初はマルチ展開の作品から。
最初は、「月姫 -A piece of blue glass moon-」(PS4・Nintendo Switch)(★)。
元々は2000年に発売した同人ゲームが原作で、実に21年ぶりの移植となります。同時に商業化したTYPE-MOONの祖となる作品でもあるので、どのような移植になるかが楽しみな人も多いのではないかと思われます。この作品は、伝奇ノベルと称されるもので、「ひぐらしのなく頃に」などに影響を及ぼしたと思われます。
作品としては、同人の時とほぼ同じで、2人のヒロインをメインに描いたものになっています。『ほぼ同じ』と書いたのは、「月姫」には他にもヒロインが登場しているからで、今回描き切れなかったヒロインは、続編に託す格好となるようです。これは続編を出す前提で作ってるのか(ニヤニヤ)。
ビジュアル面では大分向上していると思うので、昔遊んだ人も新たな気持ちで遊べるのではないかと思います。
2番目は、「ヒットマン3」(PS5・PS4)(★)。
海外で人気のTPS(サード・パーソン・シューティング)で、日本での発売は7作目になります。
今作では、「ヒットマン2」をプレイしている場合、「ワールド・オブ・アサシネーション」を適用できるようになります。これは、今作の仕様で前作をプレイできるようにアップデートでき、リマスターとしてプレイできるものになっています。また前作の状況を引き継いでプレイすることも可能です。詳細は語られていませんが、恐らく有利にプレーできるのではないかと思われます。またPS4版ではプレイステーションVRに対応しています。
3番目は、「Alex Kidd in Miracle World DX」(PS5・PS4・Nintendo Switch)(★)。
1986年にセガ・マークⅢで発売された「アレックスキッドのミラクルワールド」がベースになっている作品。主人公のアレックスキッドは、日本ではメガドライブに移行して以降、忘れ去られた存在になっていましたが、ヨーロッパや南米(奇しくもセガ・マークⅢやマスターシステムが普及している地域でもある)で絶大な人気になっているキャラでもあります。
さらにポップな絵になってリメイクされている他、HD仕様のグラフィック・操作性の改善・オリジナルステージの追加・ボスラッシュ機能(ボスのみと戦う機能)・当時の作品の移植が施されています。
シリーズ最初の作品にして最高峰と称される作品、ともすれば出オチ(苦笑)と評されかねない作品ですが、「スーパーマリオブラザーズ」を徹底研究して作られた作品だと考えると、よくできているなぁと思わせてくれます。海外にファンが多いのも納得です。
次回は各ハードの注目作の作品です。