2023年05月06日

FC岐阜観戦記2023 特別編 天皇杯を見に行ってきた 後編

SOG03_121327FC岐阜、今回は長良川球技メドウで天皇杯岐阜県予選決勝戦に挑みます。相手は岐阜聖徳学園大学。そう、アンバサダーでもある難波宏明監督が率いるチームです。
岐阜聖徳学園大学側は、準決勝の時は何も無かったのですが、決勝になるとさすがにそれではまずいと思ったのか、大学の弾幕が張られました



SOG03_123007ウォームアップの時から、きめ細やかなチェックをする難波監督。
・・・まだ監督と書くのに慣れない(ギャハ)。



SOG03_121347一方、こちらは胸を貸す側になる岐阜はというと、このように数多くの弾幕が有志によって張られました。無料だったこともあり、雨が降るかもしれないという天候だったにもかかわらず、バックスタンドにも多くの方々が来場しておりました。



SOG03_122341先日行われたY.S.C.C.横浜戦では実質ボロ負けの状況となり、サポーターが居残るほどの緊急事態の中ですけど、雰囲気は悪くないらしい。見ていて非常に楽しそうである。
ちなみに、ここで写っている選手達は控え組宇賀神・窪田・藤岡・川上・三國・田口(敬称略)とそうそうたるメンツである。



SOG03_133951この試合では上野優作監督と共に本田拓也コーチがテクニカルエリアに登場していました。恐らく指揮を出すのは初めてじゃないかなと。噂によると天野賢一ヘッドコーチが不在とのことで、このようなことになったのでしょう。



SOG03_145203試合は、まさかの結末。勝たなきゃいけない試合だったんだけど、ここまでの残虐ショーになるとは思わなんだ山道守彦強化部長がいたら、「これが、ファン・サポーターの君達に贈る成功体験や」と言わんがばかりのものになりました(苦笑)。もしかしたら、将来『岐阜スコア』とか語られるのかもしれない、11-0でFC岐阜の圧勝となりました。


スタメンは、横山智也選手と久保田和音選手が今季初スタメンおよび初出場になりました。久保田選手はY.S.C.C.戦に控えでは入っていたものの、最後まで出場機会を得られなかったので、やってやろうぞと燃えてたでしょうね。
得点シーンに関しては、どんなふうに入ったとかもう書ききれないので、得点者だけ書いていきます。
この試合で、スタメン出場した山内寛史選手と途中出場の田口裕也選手がハットトリックを達成し、萩野滉大・山内彰両選手が初ゴールとなりました(リーグ戦ではないので、プロ初ゴールとはならないのが残念なところ)

岐阜聖徳学園大学は序盤はいい動きをしていましたけど、失点を重ねるごとに覇気が無くなっていき、後半早々の失点以降は足が止まっているかのような感じでしたね。終盤気持ちを戻して何とかしようとしていたものの、選手交代で再びフレッシュになった岐阜の動きを止められなかったですね・・・。もうプロの動きについていけずヘトヘトな感じでしたし。前半0点でしのげてたら、後半にチャンスが巡って来たかもと思うと、これから頑張れば、もっと大きく成長できると思いますよ。ナンチャンよく頑張ったよ・・・。



SOG03_150820選手・監督・コーチ・スタッフらの集合写真。優勝記念で取られたものですね。恐らく公式サイトとかで挙がることでしょう。



これで岐阜は、5/8に決まる新潟県代表チームと5/20に長良川球技メドウで戦います恐らく大学チームになるのではないかと言われていますが、相手が誰であろうと、今日のように無慈悲と言われても全力で90分走り抜くチームであってほしいと思います。
そして、勘違いしてはいけないのは、今日は勝って当たり前な試合今日勝ったからといってファン・サポーターの溜飲が下がったとは思っていません。それゆえに、次の試合になるリーグ戦、カマタマーレ讃岐との一戦に勝たなければ、再び怒りが爆発することでしょう。アウェイなので居残りに至るのかはわかりませんが、彼らのことでしょう、監督を呼べとなるでしょうな・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2022年05月21日

FC岐阜観戦記2022 番外編 久しぶりに天皇杯を見に行ってきた

SOG03_105202FC岐阜、今日は天皇杯1回戦の試合を迎え、その試合を見に行くことにしました。
その相手は、愛知県代表の中京大学正確には中京大学体育会サッカー部になります。
中京大学は、3つの体制になっており、中京大学FCとChukyo univ.FCは共に東海社会人リーグ1部に所属しています。今回は社会人リーグに出ている2クラブからの出場は無いものの、実力だけは折り紙付き。何せJFLトップを走るFCマルヤス岡崎を破っているだけあって、意気揚々かつ虎視眈々と上を狙ってくると思われます。
なお、写真はJRの岐阜駅にて。普段は横断幕掲げることは無いのにね。天皇杯だからかしら。



SOG03_113149今回はバスで向かったのは一緒ですが、場所は長良川競技場ではなく、長良川球技メドウ岐阜メモリアルセンター北の停留所でもいいのですけど、その左隣になる北消防署前で下車しました。そこからでもほぼ同じくらいの距離なので、差し障りが無いのですよ。
その道すがらにあった道三塚
長良川の戦いという斎藤道三とその息子である斎藤義龍が争う、THE戦国時代とも言える戦(戦国時代は親子・兄弟で争うこともざらにあった)の一つが行われ、その戦に敗れた道三の墓です。元々は長良川河畔、今の岐阜メモリアルセンターのあるあたりにあったそうですが、度重なる氾濫(洪水)で流されてしまったため、1837年に常在寺の住職によって今の地に移されたそうです。



SOG03_114732さてやって来た長良川球技メドウ。昔来た時はアナログのボードだったのに、電光掲示板に変わったのね。相変わらずスタメン表が出せるようなものにはなっていないものの、アマチュアの試合をやる分には十分な設備とも言えます。なお、観客の上限は3500人ほどなので、魔改造を施せばJ3レベルの競技場にはなる(はず(ニヤニヤ))
ちなみに、今日の試合は902人来場でしたけど、チケット完売という話を聞いた。天皇杯1回戦ってレベルじゃねーぞ(ギャハ)!



SOG03_125904今日来た理由は、ただ一つ。中京大学の川地功起選手を見に行きたかったから。先述の岡崎戦で逆転のゴールを挙げています。
さらに彼は岐阜県多治見市出身、つまり地元出身の選手なのです。ディフェンダーでもあるので、岐阜の補強ポイントに見事に合致する(苦笑)。ここで頑張りを見せれば、来年新入団選手としてやって来る、上手くいけば今年のうちに特別指定で囲い込みもできる・・・と思って見ていたのですわ(笑)。地元入団にも前向き(のよう)ですし。



ちなみに、この日はいつも来ている人達にも会ったのですけど、まさか山口から吉濱遼平選手の個サポの方(この先『個』と表現)が見えてるとは思わなんだ(笑)。


私 : 「何でおんの?」
個 : 「おっちゃ悪いけ!」


何てやり取りを行っておりましたとさ(ニヤニヤ)。まぁ名古屋から来ている私もある意味五十歩百歩なのかもしれないが(ギャハ)。

そして天皇杯で注意すべき点が一つ。スタグルは無いぞ(泣)。2回戦とか設備の整ったスタジアムとかならあったかもしれないですけど、普段Jリーグの試合を行わないような会場の場合、屋台も出ていないので、あらかじめ買い込んでおくことをオススメします。
あと、長良川球技メドウは近隣が住宅地になるため、鳴り物応援は禁止です。ハリセンの類もNGなので十分に気を付けましょう。このあたりは名古屋市港サッカー場(今はCSアセット港サッカー場と呼ばれているらしい)と同じですね。


SOG03_120744ここからは天皇杯らしい一コマを。
ウォームアップの前に(右から時計回りに)山内寛史選手・石津大介選手・村田透馬選手・舩津徹也選手が蹴鞠的なアップをやってました。テニスボールくらいの大きさの球を器用に蹴るなんて、さすがプロですな。



SOG03_121130ウォームアップ前の円陣。
この日のキャプテンになった本田拓也選手は、いい試合はいいアップから始まると述べていたらしい。ピッチの息遣いが聞こえるのは、専スタならではの部分もあるねぇ。



SOG03_145345ただ試合は、終盤までお世辞にもプロと言えるレベルとは言い難いものになっていました。終盤までプロだと感じたのは、石津選手だけだと思って見てましたよ。八面六臂とはこのことを言うんだなと思うほど動いていました。中京大学に先制され、焦りの見える中で見事に同点に追い付くフリーキックを決めてたし、再び離されながらもまた追い付くためのヘディングシュートを決めてたり、攻守にわたって貢献してたかと思えば、コーナーキックもやっていた
逆に言えば、それだけ中京大学の動きがよく、特にフィジカルの面では強かったように思えました。当たりも激しいし倒れることも少ない。そして何より終盤になってもスタミナが落ちてる感じを見せなかった点も怖いところ。伊達に岡崎を倒しただけのことはある。
このあたりは、今後Jリーグでも苦しめられるでしょう。そうです、アマチュア上がりのあのチーム、いわきFCの特徴に非常に似ているんですね。この試合は是非とも対策に使えよ・・・。

そして、大きく潮目が変わったのは、終盤に起こった幻のゴール相手の選手がゴールマウスの中にいて、そこから弾いたように見えたんですけど、審判団は最終的にノーゴールの判定を下しました。それにサポーターが激高するのはわからんでもないのですけど、まさかチーム側で激高するばかりか入ってるだろうと威圧するかのような言動が出たのは頂けない
気持ちはわかるし、お怒りもごもっとも。しかしあくまでアマチュアの大会で、アマチュア相手にプロチームがVAR的な要求をしたり、観客席を煽ったりするのは、ちょっと情けないなぁ・・・。J3で無慈悲なジャッジをされていることを考えれば、天皇杯でも当然起こり得る事象なわけで。後から意見書なり苦言なりを岐阜県サッカー協会に出せばいいのよ。プロなら毅然として対応すべきだったと思いますね。ホント、J3のジャッジから何も学んでいない・・・

ただ、この後メンバー全員が本当の意味でプロになったと思いました。プレーの質が全く変わり、圧倒していましたね。だったら最初から(以下略(苦笑))。
結果は藤岡浩介選手のゴールが決勝点となり、3-2の逆転勝ち。実はこのゴール、当初はンドカ・チャールス選手と見られていました。なので、チャールス選手がゴールパフォーマンスで十字を切って神よと祈った後に、本田拓也選手が何で(オマエ)やねんと言うがごとくに(文字通り)ツッコみ倒していた(笑)ので、もしかしたら本田選手はわかっていた・・・のか(爆)。



SOG03_145513敗れた中京大学の選手達が、岐阜側の席に挨拶に来ました。これまた天皇杯らしい光景です。
注目してた川地選手はというと、ディフェンダーなのであまりパッとしたふうじゃないなとは思ったものの、要所で素晴らしい守備を見せていたのは実際感じました。何度岐阜のゴールシーンを阻まれたことか・・・。



この結果により、岐阜は6/1にパナソニックスタジアム吹田で開催されるガンバ大阪との2回戦に進出します。たぶんベストメンバーで挑まないと勝てるのかも怪しい試合になるかと思います。一方でG大阪は若手主体のメンバーで挑んでくると思います。2020年に戦ったガンバ大阪U-23のような試合になると思われるので、中京大学戦の戦い方を反省と課題探しの材料にして挑んでほしいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:01Comments(0)