2017年02月23日

戦前のアニメがタダで見られるぞ!

今年は国産アニメ誕生100周年なのだそうな。今でこそアニメ大国と言われて久しいのに、戦前から戦後の数十年は、アメリカがNO.1だったからねぇ。どちらかというと、日本の戦前のアニメというのはマイナーな扱いをされることが多いわけで。
そんな戦前の日本のアニメ(初期のもの)をデジタルアーカイブサイト「日本アニメーション映画クラシックス」が無償で公開することになりました。


公開されるのは、1917年~1941年までの64作品で、東京国立近代美術館フィルムセンターが所蔵するアニメーションのフィルムをデジタル化したものです。公開される64作品はバラエティ豊かで、定番の昔話・おとぎ話のアニメ化や時代劇のアニメ化、コメディ作品(今日でいうところのギャグアニメの前身)、教材作品としてのアニメ、そして戦前に公開されている作品ということもあって、プロパガンダ的な内容のものまであります。
演出方法も当時は高価だったセル画だけでなく、切り紙・影絵・人形劇もあります。
また一部作品では、制作背景やデジタルアーカイブ化までの来歴・工程に関する詳しい解説も併記されているとのことなので、映像修復に将来携わってみたい人から、どういうふうに古い作品がアーカイブ化されるのかというのに興味を持っている人まで、様々な人に楽しめそうです。


この作品群の中には、戦前の人気作品だった「のらくろ」シリーズが見られる他、日本初のアニメ「なまくら刀」も閲覧可能なので、戦前アニメに興味のある方は是非に。


個人的には、「くもとちゅうりっぷ」や「桃太郎 海の神兵」のような作品もアーカイブ化してほしいと思うんですけどね。劇場公開された時に見て思ったのは、非常によくできた作品だったということと、ミュージカル仕立てで今でも鑑賞に堪えうる面白さを持っていたこと。今回の作品も、面白そうだなと思えるのがいくつかあったので、暇な時にゆっくり見ようっと。


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Posted by alexey_calvanov at 23:38Comments(0)TrackBack(0)