2016年07月26日

政見放送でも音は消されるのか

政見放送を見た方ならわかると思いますが、この放送は公職選挙法によって、一切の編集なくそのまま放送しなければならないとされています。ただし、この政見放送でも流さなくてもいいという条件があることは、あまり知られていません。かくいう私も、こんな事態があることを知りませんでした
実は、公職選挙法には不適切な発言(いわゆる放送禁止用語)がある場合は、その部分は流さなくていいともされているからです。そして、その事態が今回行われている東京都知事選で執行されたのです。
ちなみに、過去にもあったそうですが、ネットが普及していなかったためにあまり知られていない事象なんでしょうね。


問題となったのは、無所属で立候補した候補者での演説。始まる前に「公職選挙法第150条の2の規定を踏まえて音声を一部削除しています」というテロップが出る異例の事態になったのです。
既に動画配信をされているので、東京都及び関東圏以外で見ている方はわかると思いますが、まぁ常軌を逸しているというのか、頭おかしいわ(汗)。何というのかな、こういう人がいるから泡沫候補の扱いが悪いわけで、泡沫候補と呼ばれている人でも真っ当に主義主張を述べて戦っている人達(ただし、何をもって基準とするのかを量るのは非常に難しいので、置いておいて)を舐めているとしか思えないのよね。何かしらのアンチテーゼを訴えたいがために、奇怪な行動を取るというのはよくあるので、もしかしてそれなのではないかと思ったものの、今回この行動を取った人物がニコニコ動画でも同じようなことを行っているとのことなので、まぁほとんどビョーキだったんでしょうね。


こんな人がいる以上、供託金300万でも安いという意見が出るのは至極当然なわけですよ。選挙に出る自由があるので難しいところですけど、何とか立候補する人の人となりを調べてからどうするか判断することはできないものなのでしょうかねぇ。それこそ辞めた舛添要一前知事の口癖でもあった「第三者の厳しい目」で。


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Posted by alexey_calvanov at 23:41Comments(0)TrackBack(0)

2011年04月10日

老害4選

今日、東京都知事選挙を始め、各都道県の知事選挙と府県議会選挙(いわゆる統一地方選挙の前半戦)が行われ、最も注目された東京都議会選挙では、急遽参戦した現職の石原慎太郎知事が4選を果たしました
せっかく都政が変わるチャンスがやって来たのに、都民はみすみすその機会を捨ててしまったのだと思うと、誠に残念でなりません
本当なら引退してもらえばよかったものの、東日本大震災の影響で急遽参戦。後継者とされた松沢文雄元神奈川県知事を蹴ってまで当選してしまったのだから、その『罪』は重いです。


ここ数年の知事の老害ぶりは聞くにも及ばす。特に青少年育成条例改正に向けての動きの際には、暴論とも言える意見でゴリ押しした経緯もあります。
そして震災後の一連の言動
東北を襲った地震は日本への天罰だ、花見はやめろ、水道水を飲んで放射能からの安全をパフォーマンス等々色々やってますが、何でこうも神経を逆なでする行為をやって当選できるのか不思議ですわ。この人を支持している人達は、こういう言動さえ不問ですか。こういう人は言論統制推進をしかねませんよ。今を『非常事態』だと大騒ぎしてまで。

現職のアドバンテージが大きく作用してしまったのと、対抗馬がパッとしない(それでも注目候補は複数いたが)という間隙を縫って『しゃしゃり出た』わけですよ。


で、老害と確信したのは、NHKでの会見
もう瞳孔(どうこう)見開いて、焦点(瞳)が動かないカッと見開いて睨みつけるさまは、「このおじいちゃん大丈夫?」と揶揄したくもなりましたよ。ええ、怖いを通り越して、ご愁傷様東京都民1200万・・・と拝みましたよ、テレビの前で
これから都民は破滅とも言ってもいい4年間を頑張って生き抜いて下さい他の府県民は誰も助けないと思って生きて下さいな。


まぁ、うちの地元の選挙区も、ダメ人間(減税日本候補)かもっとダメな人間(自由民主党候補)のどちらかを選ぶ選挙だったんですけどね・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:13Comments(9)TrackBack(0)