2014年01月12日

冬の新アニメ2014 その8 のうりん

冬の新アニメ、8回目はSBクリエイティブ(旧ソフトバンククリエイティブ)から刊行されているライトノベルが原作の「のうりん」です。
最近、「銀の匙 -Silver Spoon-」のヒットをきっかけに農業系作品がヒットしていると言われていますけれども、今作もその中の一つ。しかもヤングガンガン(スクウェア・エニックス刊)でもマンガ化され連載されているとのこと。今まさに勢いに乗っている作品とも言えるでしょう。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


県立田茂農林高校、通称のうりん。その学校に通う畑耕作は草壁ゆかの熱狂的なファンで、寮暮らしの彼の部屋はそのグッズやポスターであふれんばかりだ。

のうりんには主に栽培専攻と畜産専攻があり、常に反目しあっていながらも互いに切磋琢磨し、明日の日本の農業のために日夜勉学に励んでいる(はずである(笑))。


ある日、草壁ゆかが突如引退を発表そのショックで耕作は引きこもりになってしまう。クラスメイトの中沢農(みのり)と過真鳥継によって強制連行されることになるのだが、担任のベッキーこと戸次(べっき)菜摘が連れて来た転校生は、何と草壁ゆかにうり二つとも言える少女、木下林檎だった。それもそのはず、彼女はあの草壁ゆかそのものなのだから・・・。



というふう。


この作品も、テンポがよく、キャラの性格をよく描いていると思いますね。少々人物が多めかなと思っていたのですが、30分の中できちんと学校の背景も含め描き切っているので、実に素晴らしい。この1話は近年(ここ数年)の中ではよくできていると言えるでしょう。ましてやライトノベルからなので、絵を書き起こすことから始めないといけない(マンガもあるけど)。
そして波乱の予感を感じさせる林檎の登場は重点的に描かれていましたね。いきなりアイドルアニメ化と思わせるスタートから、引退後の詳細な行動(東京から新幹線に乗って名古屋に行き、そこから電車を乗り換えてのうりんに向かうという流れ)をコマ切れながらもインパクトあふれる演出を施していましたね。さすがヒロイン(笑)。

あとは農の美濃弁がよくできてますね。特徴的ですが、地元(東海地方)の人間が聞いたら見事な美濃弁だと思わせるほど。
実は後から知ったのですが、この作品の舞台、のうりんこと田茂農林高校は岐阜県美濃加茂市にある加茂農林高校がモデルになっており、先述の美濃弁はそこの卒業生(OG)から指導を受けたものなのだそうな。そして、主人公達の実家の村は長良川鉄道が通る郡上市がモデルになっています。ちなみに、作者の白鳥士郎さんは、その隣の多治見市、かつては埼玉県熊谷市と共に日本一熱い街として名を馳せたあの街の出身です。
・・・これは行かねば(爆)。恐らくふんだんにモデルとなる場所が使われるだろうなぁと思います。その間にもっと盛り上がるといいですね。


放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)TrackBack(0)