昨日、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で名古屋グランパス×柏レイソルとのホーム最終戦を見に行きました。
慣れている長良川競技場ではあるものの、名古屋の運営だと勝手が違う。それに最終節ということで、大勢の客が来るのではないかということもあって、朝早く家を出て、岐阜県岐阜市に向かいました。
やはり、朝早くだからなのか、臨時バスはまだ出ていなかった。お客さんもそう大勢いなかった。午前10時半から列整理の予定になっていたからなのか、かなりのんびりしたものになっていました。前回のサガン鳥栖戦のとぐろを巻いた列のことを忘れているのか、知らないだけなのか(汗)。あれを見たら、否が応でも早く行かなきゃと思っちゃったぞ・・・。
ただ、資材を運ぶトラックを停める場所は同じようで、既に柏と名古屋のトラックが停まっておりました。選手バスの停まる場所もほぼ同じでしたね。
前日のFC岐阜×ギラヴァンツ北九州戦のハーフタイムから準備が始まっていた待機列作り。いつでも迎え入れられるようになっていたのですが、入っていいのかわからず待機状態。スタッフに伺ったら、もう入って待っててもいいとのこと。ただこの時は、まだ時間があったので、コンビニで時間潰しと温かい飲み物を買うために一旦離れることにした。
その待機列の並び順が示されていました。
ホーム自由エリアの南北エリアの人達の待機場所になっており、手前側が南側、奥側が北側になっていました。
それをパイロンで50~150ずつ区切るというざっくりとしたものでした。岐阜の場合なら、1000くらいまでは、ちゃんと1区画ずつ数字を振って並ばせるようにするんですけど、作り慣れていないのか、あまりにスカスカになるので、大雑把な作りにしているのか・・・。
さらに言うと、整理順が3000番で打ち切られており、それ以降は、さらにざっくりとしたものになっていました。岐阜でもそうだったことで少しトラブった経緯があることを思うと、たくさんの観客の来る名古屋で、これをやってしまったら暴動が起こるんじゃないかと思わせるレベル(汗)。
10時過ぎにコンビニから戻ってきて、定刻の10時半より少し遅い10時40分頃から列整理を始めていたものの、なかなか列整理が終わらない。一番人数が多く、トラブルの起こる可能性の高い3000番以降の列整理を、他の列整理の番号帯(他は500単位での区切りだったと思う)と同じ1人で捌かせていたのです。だから、列整理の時間になっても、ちょろちょろと帰ってきた人が通されるという有様。さらに遅々として進まないので、待っていた人が半ばイラつき始める始末。遂には、他の人間を呼んで捌かせろと進言までする(苦笑)。確かに、3000番以上の番号帯にリソースを割けとは思っていたけど・・・。まぁグダグダですわ。
しかし、列整理の途中で不穏な案内が・・・。施設内でのトラブルにより、開場時間が未定になったという案内が。しかし、この時でも、列から離れていいけど、アナウンスがあり次第戻って来て下さいとか言えなかったのかねぇ・・・。雨が途中で降り、風も冷たい中、じっと待ってなきゃいかんとは。
結果、午後1時まで列移動がなされず、キックオフも45分遅れてとなりました。入場ゲートも北ゲートからではなく、再入場ゲートになっていた第3ゲートからの入場になりました。
この施設内のトラブルとは何だったのか。
結局岐阜新聞でしか報じられなかったようですけど、長良川競技場の大型ビジョン裏で50~60代女性の首吊り死体が発見され、その現場検証などで遅れたようです。DAZNのカメラ設置時に発見されたとのことなのですが、前日は岐阜×北九州の試合なので、その時より前は考えられないはず。ただ、J3とJ1の試合では、DAZNのカメラの設置数が違うし、岐阜の試合では北ゲートを使っての入出場は無いので、もしかするとそれより以前からあった可能性も捨てきれない。全ては、死亡推定時刻の結果次第ですけど、そこまでは報じられないだろうなぁ・・・。いずれにしても、このトラブルは名古屋に対して責任を負わされるのかどうか、そこもわからないまま終わるだろうなぁ・・・。
何とかして入って来れたスタジアム。先述の影響で、一般入場と同じになってしまった。何のために先行入場の権利を買ったのかと文句を言いたくもなったけど、今回ばかりは仕方ないのかなぁ・・・。
この頃には、晴れてきてはいたものの、開場までの間、天気は猫の目のようにコロコロ変わって、ホントに嫌になるものでした。
試合に関しては、実質降格を回避している柏が優勢だったように思えます。もちろん要所要所で見れば互角な部分もありました。点への意欲という面で見れば柏が優勢のように見えましたし、ボールの奪取やテクニック面で見れば、名古屋の方が上だったように思えます。
ただ、J1とJ3では試合のスピーディーさが違うし、何より応援の蜜が違う。アウェイの柏サイドも、ただの一角なのに、岐阜のホーム並の声が出ているように思えました。伝統というべきものの違いなのかなと思うと同時に、岐阜も歴史を積んでいけば、ここまでなれるのか・・・。いや、その前に強くならなければ、J2へJ1へ行かなければ、名岐ダービーのような特別な時以外でもスタジアムを満員にすることは叶わないのでは。
そんな試合は、後半に動き出します。
後半26(71)分に、名古屋のバックパスを柏がインターセプトしたかと思ったら、一気に前線にボールを運ばれ、最後はマテウス サヴィオ選手が駆け抜けた先で放ったシュートが名古屋のランゲラック選手の足先に当たって跳ねてしまい、ゴールマウスに転がって先制点に。ちょっとしたミスなんですけど、そのミスを見逃さなかった柏のイレブンにあっぱれです。
このまま試合が進み終わるかと思っていたら、最終盤に大きな展開が待っていました。
後半45(90)分にコーナーキックから端を発したゴール間際の攻防は、柏の死守によって再び名古屋のコーナーキックになるかと思われました。しかし、ここでVARが入り、結果柏のジエゴ選手にハンドの判定が下され、レッドカードに。柏は10人になっただけでなく、PKまで与える結果になりました。このPKを名古屋のキャスパー・ユンカー選手が決め、何とか追い付きました。
その後、VARの影響で結果10分まで時計の針が進んだものの、お互い猛攻叶わずに1-1で試合終了。
この結果、柏は自力での残留を決め、名古屋はホームで無敗の記録を達成したとのこと。しかし、ホーム無敗というのに、6位で終わったということは、それだけ勝てた試合を逃してしまっているという意味なんでしょうね。先日見に行った鳥栖戦なんかは、その象徴なのかもしれません。
試合後、柏の選手達にサポーターが弾幕を出しておりました。
柏は12/9に川崎フロンターレとの決勝を国立競技場で控えており、彼らを鼓舞するために出したんでしょうね。恐らくジエゴ選手が出場停止になるであろう決勝戦、一応レギュラーの選手が出てなかった(控えで登場した)ので、そこまで大きな影響が出るのかとは思っていますけど、やはりいるものといないものでは大きく違いますから、最終盤のVARは柏にとっては痛かったのだなぁと。
この試合で一番印象的だったのは、トラブルがあったとはいえ、名古屋の運営はグダグダだった点か。慣れていないは通じない。なぜなら鳥栖戦である程度のフィードバックができたはず。しかも人数は8000人くらいしか変わらない。8000人は大きいかもしれないけど、鳥栖戦で浮かび上がってきた課題をある程度潰せれれば、グダグダな運営にはならなかったはず。特に車で来た人達が、かなり困惑する結果になったようなので、臨時駐車場の案内は、出来る限り早急にリリースすべきだったのではと思う。今後WRC(ラリージャパン)を豊田スタジアムで行うことは確定事項のようなので、今回のようなことが起こらないように、日程調整を図ってほしいものです。また長良川で行うふうになると、岐阜だけでなく、来場するサポーターにも迷惑が掛かりかねない。サポーターの中には、もう御免被りたいという人も出てくるでしょうし・・・。
で、スタメシの紹介がまだなのは、前回の岐阜×北九州戦のスタメシと一緒に紹介してやろうという目論見だったりする(ニヤニヤ)。