2020年08月26日

何とも頂けない移籍になった

J1の清水エスパルスに所属していた鄭大世(チョン・テセ)選手が、J2のアルビレックス新潟に期限付きで移籍することになりました。
普通なら、出場機会を求めての移籍ということだそうなので、心機一転頑張ってほしいよねとかまだまだやれそうなのに残念だねとか、様々な思いが交錯するものですが、今回の移籍は後味の悪い、叱咤激励をも踏みにじるようなものになってしまいました。

今回の移籍、公式での発表前にFMヨコハマ(横浜エフエム放送)のラジオ番組の中で『発表』されてしまったのです。何でもDJの栗原治久さんが鄭選手の知人だそうで、本人から聞いた話とのこと。個人的にメッセージが届いたんだって。それを生放送の中でポロっとしゃべっちゃったんですよ・・・。


非常に頂けない。そして、許されることではないし、軽率過ぎる行動サポーターにとっては移籍や退団などは結構ナーバスになる話題なのが一つと、球団にとっては守秘義務がバレる、トップシークレットに触れる案件でもあるからです。この移籍話が漏れて、よく破談しなかったなと正直感じましたね。
・・・じゃあ、スポーツ新聞が書くようなことは、いいのかという点が挙げられるでしょうけど、基本的にメディアには報道の自由があります。そして報道に携わる記者が色々と調べたうえでその話が真実か否かを吟味している(いわゆる裏を取る作業を行う)のです。仮に本当だったとしても、球団側が止めることも無くはないですけど、基本的には、いくつかのハードルを越えたうえで掲載しているのです。
それを今回は全てすっ飛ばして話してしまった移籍話を軽々しく話してしまう鄭選手ももちろん悪いのですが、彼は「まだ正式に発表してないからまだ言っちゃだめだよ」と言っていれば、その罪は大きくなかったかもしれません。ゆえに、メディアに携わり、スポーツ関係の仕事も行っている経験もある、何より重大な情報に携わっていることを知っているはずの栗原さんの罪は重いのです。


その後、新潟の是永大輔社長が栗原さんの番組に出演し、情報管理の在り方を説いていったとのこと。色々あったんだろうと思いますけど、最後は何とか穏便に済まそうとする力が働いたんでしょうね。


腑に落ちない部分もあるけど、これ以上は何を言ってものれんに腕押し鄭選手は新潟で過去に所属していた球団での活躍以上に活躍しないと新潟のサポーターに後ろ指を指されるぞ。


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Posted by alexey_calvanov at 22:49Comments(0)