世の中、決めればあっという間というふうなことはままありますけれども、今回もそんなふうでしたね。
ヤクルトのウラディミール・バレンティン選手、9/11の55号から実に4日ぶりのアーチを描くことになりました。そう、遂に王貞治さん・ローズ・カブレラが持っていた日本記録を抜いたのです。
この日の試合は神宮球場ということで、民放ではフジテレビ系列でしか放送できない(そのため、それ以外の地上波やBSではNHKしか放送することができない)ため、ほとんどの人がニュース速報で知ったのではないかと思います。ゆえに生で見られた人やCSでこの放送を見ていた人は実に運のいい人だと思いますよ。
なかなか打てない・打たせてもらえない中、昨日のような退場劇までになった試合を経て、榎田選手の本人いわく「何を打ったかわからない」くらいの球(恐らくストレート系の球だと思うのですが、よくわからない(苦笑))を思いっきりスイングして、阪神ファンぎっしりのスタンドへ、「どうだ!」と言わんばかりに。
そして、その呪縛から解かれたバレンティン選手は、もう怖いものなしなのかもしれない。その次の打席もホームラン。何と韓国プロ野球で記録を持っていた、日本でもロッテ・巨人でプレー経験のある、現在三星ライオンズに所属している李承燁(イ・スンヨプ)選手が持っていた56本の記録をも抜いてしまったのです。恐らく、この記録もあっという間に抜いてしまうのではないかと思います。
ここまで来たら、日本プロ野球、いやアジアプロ野球前人未到の60本オーバーをまずは達成してほしいと思いますね。
ちなみに、神宮球場で行われている6連戦には、バレンティン選手のお母さんがオランダのアムステルダムから駆け付けているとのこと。わざわざオランダから来たお母さんもすごいけど、バレンティン選手のお母さんだからなのか、明るくてパワフルですよね(笑)。