2025年03月09日

FC岐阜観戦記2025 アウェイ編 その2 魔の12分間

KYG03_20250308_112927792FC岐阜、昨日はアウェイで福島ユナイテッドFCと戦いました。
福島は、この日がホーム開幕戦。しかも3試合アウェイ(奈良・宮崎・沖縄)という過酷な日程を経て戻ってきました。しかも福島県は前日も夜に雪が降るという状況スタジアムの方々に雪(寄せて固めたものも含む)が残っておりました。
ちなみに、岐阜も福島も1勝1分1敗順位も岐阜が10位、福島が11位で、得失点差1の差しかない超密着な6ポイントマッチになっています。



KYG03_20250308_111522939今年の福島は、岐阜に所属していた選手が3人いるとのこと。
まずは藤谷匠選手2018年~2023年までウチに所属し、昨年は栃木SCに所属していました。



KYG03_20250308_1358268012人目は、上田智樹選手昨年の1年間所属し、期待されたものの、9試合のみの出場に留まり、契約満了となりました。
なお、選手紹介の時に気付いて、ハーフタイムの時に慌てて撮ってきた(苦笑)。ホントごめんね。



KYG03_20250308_100701910そして最後は、福島のレジェンドにならんとしている樋口寛規選手ウチには、2012年~2013年の間、当時所属していた清水エスパルスから期限付き移籍でやって来ています。その頃は若手で育成目的だったそうで。福島には2016年からなので、もうすぐ10年になろうとしているのね。
ちなみに、髪型がコロンビアのバルデラマ選手に似ていることから、彼の名をもじって『ヒグデラマ』というニックネームで呼ぼうとしている飲食店がありまして。後日そこの店は紹介します(ニヤニヤ)。



KYG03_20250308_104115582この日は、あづま総合体育館でBリーグの試合も行われるとのことで、B2リーグに所属している福島ファイヤーボンズのマスコットであるボンズくん(左から2番目)が来場してくれました。福島のマスコットである福嶋火之助(左端)・虎百(右から2番目)・家臣赤兵衛(右端)も一緒にパチリ。
・・・しかし赤兵衛さん、チョコのような小さいものなら、そのまま食べられるのか(汗)。てっきり、大とくさんのような中の人を見せて食べるのかと思ってたからビックリ(ニヤニヤ)。<中の人などいない!






KYG03_20250308_150000154大型ビジョンの下には残雪がある中で行われた試合は、互角から福島にやや押される格好で展開。しかしながらも、前半29分に放った北龍磨選手のミドルシュートが今シーズン初得点になり、先制。このシュートは、相手の隙を突いた素晴らしいものでしたね。その後も北選手が決め、前半終了時は、0-2と悪いなりにもいい形に持ってきて、よくなってきたところで終了になったなぁと思って見ておりました。

しかし、皆忘れていたのだろう。『2-0は危険なスコア』というサッカー界の格言を。
後半に入って、再び福島の動きがよくなってきて、押し込まれるような展開が見え隠れする中で、後半14(59)分~後半26(71)分に立て続けに失点福島の怒涛の攻撃とも取れるし、ウチの守備陣が大崩壊を起こしたとも。1失点目の樋口選手のシュートは、ある意味仕方ない。クリアミスではあるものの、掻き出すのに必死で、近くに位置取りされてしまったけれども、そこからの挽回は難しいと思う。問題は2点目以降で、2点目は守備陣が機能していない(無反応とも言っていい)3・4点目は裏を取られている。もう福島の攻撃陣に振り回されているのと2点目の失点が効果てきめんで、岐阜の守備陣が動けなくなってしまってるようにも・・・。
最終盤に途中出場の粟飯原尚平選手が意地を出して1点返したけど、そこまで。4-3で逆転負け。しかも状況違えど昨年のアウェイと同じスコア(スコアを決められた相手と点数まで一緒というオマケ付(爆))2023年まで負け無しでゲンのいいスタジアムだったはずのとうほう・みんなのスタジアムが一転、去年・今年と負けたことで、白河の関のような鬼門になってしまうのではないかという不安さえ感じたほどです。



まぁ、守備陣は間違いなく猛省してほしい点が取れないのも課題だけど、それなら守備で挽回するふうじゃなかったの?

ここまで来て思うのは、いつまでも実りの少ない窮屈な4バックに固執するか昨年躍進のきっかけになった3バックに戻してみるか。その分岐路に立ったのではないかと。攻撃陣に関しては、佐々木快選手の処遇をどうするか。彼にストライカーとしての重荷を背負わせたまま試合を進めるのか、それともサイドや中軸も点に絡む攻撃的な布陣を強化していくのか佐々木選手をスタメンで使い続けるか否かも課題になるでしょう。一度外から試合を眺めさせ、何が必要で足りて無いのかを知るのもいい勉強でしょう。

何より、このままだと大島康明監督の首が寒くなりかねないハネムーン期間も新体制発表会を初日と勘定したら、(同期間の終わりとされる)そろそろ100日になり、何らかの結論を出さないとサポーターが荒れるぞ・・・。実際荒れかけたし(汗)。


そんな次の試合は、ツエーゲン金沢との白山ダービーここで何かの結論を導き出せないと、2022年の悪夢再来か、2019年の悲劇以上のものを見せられるのかもしれない。


次回は、福島でのスタメシの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 21:13Comments(0)

2024年10月07日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その15 ジンクスが終わる時

FC岐阜、昨日は福島県福島市にあるとうほう・みんなのスタジアムで福島ユナイテッドFCと戦いました。


この地に来るのは、3年連続。その試合全てで勝っています。何だったら、コロナ禍で入場できなかった2020年から、福島(2020年は郡山→福島で、雷雨による後半中止のため)での試合は、負け無しです。
今年は、ホーム開幕戦が福島でした。福島に先制を許し、嫌な空気が流れたものの、その後4得点を挙げ、大逆転勝利を挙げました。こちらは、今まで勝てなかったホームで勝てたというジンクス破り。以降、3月末まで快進撃が続いたのです。

しかし、現在の順位は、福島が6位、岐阜は14位になっています。あの敗戦で下位に沈むのではないかと思われた福島が、その後盛り返し、初のJ2昇格を目指し、邁進しているのに対し、岐阜は4月以降調子を落とし、監督交代を経ても上向かず、下位に沈んでいます
プレーオフ争いに負けられない福島、入れ替え戦阻止のために一つで勝ち点を積み上げたい岐阜。双方ベクトルは違えど、勝たなければいけないことは同じ意地と意地とのぶつかり合いになることは間違いありません。そして、福島は初めて岐阜戦のホームで勝つ、岐阜はジンクスを続けることに躍起になることでしょう。


KYG03_20241006_111024314とうほう・みんなのスタジアムは、ホーム側とアウェイ側の入り口は分けられているものの、結果的に中は往来可能(ただし、違う席種への入場は不可)。そんなこともあり、福島の選手紹介パネルを拝むことができました。
こちらは、樋口寛規選手今でこそ福島の在籍歴が長いですけど、過去に岐阜に在籍していた経緯があります。このことを知っているのは、かなりの古参サポになるでしょうな。






KYG03_20241006_145921031試合は、降りしきる雨の影響か、大荒れの展開になりました。

前半8分と11分に折り返してきたボールを合わせた樋口選手にまんまと恩返し弾を2発決められ、岐阜に嫌なムードが漂います。
しかし、前半30分に甲斐健太郎選手が蹴り出した球に寺阪尚悟選手がヘディングで飛ばし、松本歩夢選手が福島と競り合う中で前に出し、その球を藤岡浩介選手がスライディングショットで流し込んで、1点差に。その4分後には、左側にいた荒木大吾選手が後ろに飛ばした球を西谷亮選手が中央に大きく展開。その先にいた北龍磨選手がジャンピングボレーがゴールマウス右側に決まり、一気に同点に追い付きます
よし、これで何とか調子を取り戻したと思ったら、前半終了間際にまた福島の選手に決められてしまい、嫌な空気をまとったまま前半を終えてしまいます

後半は、その嫌な空気を払うために全身全霊を傾けなければならず、焦燥感を抱く展開になると思っていましたが、それどころじゃない展開に。
後半12(57)分に岡崎慎選手がボールを流そう(ないしは受け取り直そう)としたプレーが、相手への悪質なタックルと判断され、レッドカードとなり、以降10人での戦いを強いられることになります。これだけじゃないですけど、この日の試合は主審にも泣かされる格好になり、その象徴シーンとも言える部分ですね。妥当と言われても仕方ないですけど、あまりに主審のジャッジが酷かったので、妥当と言い切りたくない
それでも、後半17(62)分に、相手キーパーのチョンボを見逃さなかった藤岡選手がゴールマウス右側に冷静に流し込んで、形勢不利ながらも同点に追い付きます
その後は、膠着状態に陥りながらも、何とか点を取る機会を窺っていたものの、その機会を得たのは、福島になってしまいました
最終盤に途中交代の選手に、ここしかないルートに流し込まれてしまい、4-3で逆転負けとなってしまいました。ただ、このプレーの前からラインズマン(副審)がオフサイドの旗を上げていたんですよね。しかし、主審は無視したのかオフサイドじゃないと判断したのか、試合は続行。この部分が未だに納得いかない。なぜ主審は止めなかったのか。きちんとした説明が欲しい。これでは福島に勝たせたいという主審の独断と偏見がゲームコントロールを崩壊させたとしか見えなくなってしまう。



激しい試合で、荒いコンタクトも多かったと思う。しかも、福島は中3日で挑んだ試合だったので、ほとんどの選手が疲労困憊の中で戦っていたはず。そこを突けなかったウチにも問題がある。
ただ、よくはやっていた。あきらめずに点を取る気持ちは十分に伝わっている。それでも、余計なシーンがあったのは事実。それが、前半の2点だったのか、前半終了間際の失点だったのか、最終盤の失点だったのか。個人的には、守備が手薄になった失点劇が一番アカンと思う(なので、前半終了間際の失点が一番痛い)のですが、いかがなものなのでしょうか。


とはいえ、このままさめざめとしていたって、何も得るものはない次の試合に向けて勝ち点を得ることを抱けに全神経を集中させてほしいです。


次は、ホームでAC長野パルセイロ戦になります。今回はウチでは恐らく初めてになる金Jになります。特殊な展開とはいえ平日開催なので、お客さんの入りが心配ですけど、昨年行われた名古屋グランパス×サガン鳥栖の試合でも、ほぼ大入りだったので、大丈夫かな。<あれと比較してはいけない。


残り試合は7。プレーオフ進出までの勝ち点差は10、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は6。


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Posted by alexey_calvanov at 23:44Comments(0)