2013年11月21日

反日ここに極まれり、か

時間を決める際に用いるものとして、標準時というものがあります。
標準時は子午線という東経ないしは西経で決められるもので、特に有名なのはグリニッジ標準時(グリニッジ子午線とも)日本の場合は明石市に走る東経135度の明石子午線が日本標準時となっています。
この標準時は日本だけでなく、パラオ・インドネシアの東部および東ティモールなど一部の国も採用しています(ただし、あくまで東経135度を基準にしているのであって、標準時の場所が違うので、名称は違うものになっている)

そんな日本標準時を使っている国はこれら以外にもあるわけです。そう、それが韓国と北朝鮮今回標準時を変えようとしきりに言っているのは韓国なんですが。


じゃあ、なぜ韓国は替えようと言っているのか簡単に言えば、現在の韓国・朝鮮標準時は日本の植民地時代の象徴だったからというだけのことです。

かつては、韓国(当時は大韓帝国)領土内を走る東経127.5度を基準(1908年に制定)にしており、日本とは30分の時差(マイナス30分)ありました。しかしながら、日韓併合の際に不便があったのでしょう、1912年に日本の標準時になる東経135度に基準が定められ、終戦後もしばらくは韓国の領土を通らない子午線が標準時のままになっていました
韓国も一時期(1948年のサマータイムから1954年の本格実施を経て1960年までとソウルオリンピック開催時の1988年)東経127.5度に定め直していた時もありましたが、やはり長年親しまれた時間をいじるのには不便が伴うということで、止めてしまっています

ところが、昨今のかつてない『嫌日ブーム』で再び標準時を戻そうとする動きが韓国与党内で活発化議会にも提出し、賛成多数が得られれば近いうちに執行されることになるのでしょう。もちろん理由は先述の件に伴うもの、つまりナショナリズムによるものというのは言わずもがな。「標準時の改正を通じ、領土主権と歴史を再確立し、国のアイデンティティーと国民の自尊心を回復すべき」(聯合ニュースの原文ママ)とのことらしい。


まぁ、日本には関係ないとも言える話なので、ここまで声高に言うのもバカらしいのですが、日本でもサマータイムを導入しようと言っていまだにできない(やっても上手くいかなかった)ように、時間をいじるというのは相当なライフサイクルの変化と人間の精神的ダメージが大きいんですよ。ロシアとか一部の国では国家権力を用いてやっているところもありますけど、身体がおかしくなったなんて話も出てきていたみたいですね。


もうね、そこまでやるなら徹底的にやっちゃいなさい。また日本文化排除とか日本の観光客受け入れ制限とかやっちゃいなさい。そうしたらば、国がどうなるのか、国際世論がどう見るのかは火を見るより明らかになるのですが・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2011年02月21日

時差ボケ是正?時差ボケ増加?

世界で最も東西に長い国、ロシア。もちろん世界で一番大きな国でもあります。
この国は旧ソ連の悪しき伝統を引きずっているからか、民主化されたとはいえ非効率なところもあるそうです。


そこでロシアでは2つの動きがあるそうです。


一つ目はサマータイム(夏時間)の廃止
サマータイムを廃止することで、時間の移行期間に起こる非効率さと心筋梗塞などの病気の減少、そして生活リズムの強制的な変化をなくそうという狙いから。またこれを行うことで、逆に電気代が減少するという効果も狙っているのだとか(本来のサマータイム導入目的は、電気代を減らすためだったが、現在では逆に増加の傾向があるのだそうな)。


そんな動きに逆行した流れとして、国内の時差を減らし、さらなる効率化を図るという動きもあります。
ロシアには11の標準時がかつてあり、現在は9つの標準時が残っています。将来的には、この標準時を6つに減らし、モスクワと極東の時差は6時間にするとのこと。こうすることで、モスクワで仕事始めに電話したのに、極東では仕事が終わっていた・・・というコントみたいなオチを無くすことができるのだそうです。
・・・しかし、朝イチで電話しても相手が終業してるってどんなコントやってんねん、ロシア(苦笑)。
でも、そんなことをやってしまうと困るのが極東地域。特に極東の極東、マガダンやペトロカムチャツク、そして北方領土のある地域では一部最大で3時間もの時差が縮まることになり、サマータイムも入れれば4時間と相当な時差に悩まされてしまったわけです。もう日が暮れて真っ暗なのに午後3時って、どんなコントやったら気が済むねん、ロシア(爆)。
ちなみに、3時間の時差というと、日本からの場合だとカザフスタンへ、4時間ともなると同じくパキスタンに行ったくらいになり、何千キロも離れた地域にいきなり飛ばされたようなものです。

当然、そこの地域の人達は生活リズムが無茶苦茶になって気が狂いますデモを起こして時差を返せと訴えていますけれども、まぁ昔も今も強権で物事を解決させる国なので、徒労に終わるのかもしれません。
こうなりゃ、太陽の上がり具合に合わせて、時差出勤・時差退社しかないね。<意味ないじゃん!


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Posted by alexey_calvanov at 22:53Comments(2)TrackBack(0)