2014年07月18日

何と何と大砂嵐・・・

大相撲名古屋場所は序盤から驚くような展開を見せております。
中でも大砂嵐関は、2人の横綱(昨日(7/17)は鶴竜関、今日(7/18)は日馬富士関)を破るという戦後初の快挙を成し遂げました。

大砂嵐関の最大の武器は、かち上げと呼ばれる自身の腕を胸に構えた状態で、立ち会い後すぐに相手の胸にめがけぶつけるというテクニックを多用しています(実際それを使って遠藤関を破った取り組みもある)が、今場所では上手くいく時と上手くいかない時とがはっきりとしており、特に上位では上手くいかない時の方が多くなっていました。しかしながら、金星を取った2つの取り組みは、もう一つの武器である変わり身の早さと速攻が効果的だったと思っています。
様々な親方・解説者に指摘されていましたが、かち上げだけでは勝てないと言われ続けていました。しかし、今回のように切り返しが上手く機能し、また変わり身の早さを上手く生かせれば、かち上げでダメでも上手く持ち返せるのではないのかと思います。またかち上げを使わないで勝てる相撲が構築できるのかもしれません。逆に言えば、かち上げは必殺技のように使うこともできるのです。鶴竜関がかち上げを恐れていたという点で、その有効性が見て取れるわけです。


そして、横綱との取り組みはまだ一つ残しています。そうです、白鵬関です。その白鵬関との取り組みはまだわかりませんけれども、好調を維持していれば、近いうちに対戦が見られるのではないかと思います。
できればこの好調を維持して、勝ち越した後や直前で思い上がらずにいけば、今場所2ケタ勝利も見えるはずです。できればここで2ケタ勝利を挙げて三役に上がれればと思っております。


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Posted by alexey_calvanov at 23:37Comments(0)TrackBack(0)