2021年05月07日

懐かしアニメ評論集 その4 機動戦士ガンダム

懐かしアニメ評論集、4回目は1979年に放送された「機動戦士ガンダム」です。
そういえば、今日(5/7)メ~テレ(名古屋テレビ)では、劇場版である「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」が放送されるんですよね。既に関東圏では日テレ(日本テレビ)で放送済みだそうですけど、何で関東圏は日テレだったんだろうなぁ・・・。
この作品は、リアルアニメの鏑矢的なものになり、かつメ~テレが手掛けたアニメ作品の中では最高傑作だと思うのですが、そう評価されるのは後年になってからで、放送当時は視聴率と子供受けの悪さ(本来のターゲット層は中高生以上)もあって、52話の放送予定だったのが、43話で打ち切りになったといういわくつきの作品でもあります。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


宇宙に人類が移住することになった時代、スペースコロニー住む人類と地球に住む人類との間ですれ違いが生じ、それは結果的に地球から最も遠いスペースコロニーがジオン公国と名乗り独立し、地球に対し宣戦布告をすることになる。
ジオン公国はモビルスーツの開発やコロニー落としという画期的な戦略により国力の差を埋め、優位に立っていたが、膠着状態に陥ったことで戦争は開戦から8ヶ月経過することになった


地球側は状況打破のため、中立コロニーで対ジオン決戦兵器とも言えるモビルスーツを建造していた。その一つが後に白い悪魔と呼ばれることになるガンダムだったのだ。そのガンダムをはじめとする新型モビルスーツ偵察のために偵察部隊が潜入するのものの、功を焦った1人がそれらの破壊を企てたのだが・・・。



というふう。


第1話から、永井一郎さんのナレーションで、作中の深さを感じさせるものになっていますね。しかも、主人公の住むスペースコロニーは、周りの戦闘シーンの世界とは打って変わって穏やかなものに。むしろ街宣車が避難を促すシーンが無ければ、本当にここが戦場になるのかと疑わしくなるほどです。
そして、この第1話では、後にホワイトベースのクルーになる人物が何人か登場するのですけど、主人公のアムロが意外にしっかりしている(苦笑)。むしろおどおどしてるように出てきたハヤトのイメージが強かったよ。フラウ・ボゥは世話焼き女房的な感じで、どちらかというといい関係(彼氏彼女)の間柄にも見えなくはないんだけど、幼馴染みのハヤトと結婚するんだよね(爆)。
で、先述の通り、アムロがしっかりしていると書きましたけど、それは第1話後半のザクの襲撃シーン。この襲撃は、登場人物に様々な影響を与えるんですけど、フラウ・ボゥの母と祖父が、この襲撃で亡くなるんですよね。泣き崩れるフラウ・ボゥをビンタしてまで叱責するのが何とアムロ。後にどうしようもない腑抜けになる彼が、初回の時にはここまで熱血漢あふれる男だったなんて、今回見返さなかったら、そこまで思い出せなかったわ(苦笑)。そして、ガンダム運搬に心血を注ぐテム・レイ(アムロの父)は、皮肉なことに(まぁ、モビルスーツに対して無知だったのもあるけど)息子の大暴れで宇宙に放り出され、酸素欠乏症に罹って、おかしな人間扱いされてしまうのでした。


この第1話で、リアルな世界観・奥深い人間ドラマと人間の驕りで迎えた末路・ガンダムの強さがしっかり描かれるんですね。今見ても奥深さを感じる展開で、戦争の悲惨さも伝わって来て、昨今のアニメでは、ここまで描けないかもしれないと思わされました。まぁ、血がドバドバ出る作品は今でもあるけど、悲惨さだけ重点的に伝えてるふうなんですよね(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2014年08月18日

さすがホビーの街

ちょっと忙しいので、今日は書くのを一つだけにします。あいすいません。
その一つは、小ネタで。


SHL23_0567静岡県静岡市にあるNEOPASA静岡(静岡サービスエリア)にあるガンダム像。こちら、STRICT-Gというガンダムとのコラボ商品を販売しているものらしい
一緒にあったグッズ類もなかなかカッコイイんですよねぇ。




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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)TrackBack(0)