2020年02月16日

動画公開しました(2020年2月16日)


先日、民放が同時配信を決めました。そこで、民放のネットワークって何なのかを紹介していきます。

初回はJNN(TBS系列)を紹介しています。


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Posted by alexey_calvanov at 11:14Comments(0)

2020年02月05日

遂に民放がパンドラの箱を空けてしまった・・・

以前からNHKが地上波(総合テレビ・Eテレ)の同時配信(4月より実施予定で、6時~24時の間)を行うことが話題になっていましたけれども、それに追随するかのように、民放も同時配信に乗り出すことが、先日明らかになりました

具体的な時間の提示を出したのは、日テレ(日本テレビ)で、ゴールデンタイム(19時~22時)とプライムタイム(22時~23時)で行うことを検討しているとのことです。準備を進めているのが、TBSテレビ・フジテレビ・テレビ朝日だそうです。


採算が合わないと敬遠していたのにもかかわらず、民放がこのサービスを始める理由は、NHKが始めたからというふうなだけでなく、YouTubeなど動画配信サイトに若者の視聴が奪われているという現状もあるのだと思います。いわゆるテレビ離れというヤツです。
計画としては、PC・スマートフォン・タブレット端末での閲覧が可能で、同時配信は無料で行われるとのこと。さらにradikoには設けられていた地域制限が、今回のサービスでは設けられない見通しになっています。


しかし、19時~23時までならそう影響ない・・・と思う人もいるでしょうけど、大きな影響を与えかねないのです。

まず、この時間帯が解放されて喜ぶ人達がいます民放4局が揃っていない地域(秋田・山梨・富山・福井・鳥取・島根・山口・徳島・高知・佐賀・大分・宮崎・沖縄)です。特に民放が1つしかない徳島や佐賀では、(徳島なら関西圏、佐賀なら福岡や長崎のテレビが見られるものの)特に朗報になったことでしょう。また一部地方のテレビ局では、クロスネット・トリプルネットというゴールデンタイムでもプライムタイムでも自分の見たい番組が見られない(ネットワークで流す番組を分け合う)仕組みになっており、例えば19時台は日テレ系、20時台はフジテレビ系・・・ということが毎日起こっているのです。これのおかげで、大みそかに日テレ系が見たいと思っても、見られないということが起こるわけです。
そして、将来的に同時配信の時間帯が拡張されれば、いわゆる時差放送にも影響を与えることでしょう。23時以降は地域ローカルの番組が流れてる場合があり、ABCテレビ(朝日放送テレビ)の「探偵!ナイトスクープ」がその最たる例と言えます。同番組が同時配信されることになった場合、これまで早く見たくても見られない地域にとっては、非常にありがたいものになるでしょう。一応TVerなどで最速放送を見ることはできるものの、視聴習慣(オンタイムで見るという意味)を大事にしている人がまだ多いと思われるので、同時配信されることは非常に重要なわけです。同時に時差配信で数字を稼いでいた地方局には打撃になり、経営が立ち行かなくなる可能性もあります。今後は、ますます自社制作力を求められる時代になっていくことでしょう。

そして、動向が伝わってこないテレビ東京には二律背反のような事態でしょう。
全国に6局しかないテレビ東京系は、同時配信によって視聴者層獲得のチャンスを得ることにはなりますが、同時に番組販売という儲けを失いかねないので、やり方によっては、自分達の首を絞める事態にもなりかねません


まぁ、結局のところ、民放は自分達でパンドラの箱を空けてしまったわけです。その箱の中には、『希望』が残っているとされています。民放は、『若者をテレビに呼び戻すことができるという希望』・『テレビ業界にとってバラ色の未来という希望』を得られるのでしょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)