2019年03月04日

FC岐阜観戦記2019 アウェイ編 その1 ポカスタの悲劇、三度

FC岐阜、3/3にアウェイのポカリスエットスタジアムにて徳島ヴォルティスと対戦しました。
開幕戦になったモンテディオ山形戦で、実に5年ぶりの開幕戦勝利を遂げ、最高のスタートを切りました。この勢いを何とか維持できれば・・・そう思って会場にやって来たのです。
何せ相性が悪い。前にも書いてますけど、過去大木武監督の下では2分2敗。ことアウェイでは2年連続終盤でうっちゃられるという苦々しい思い出しかありません(2017年は引き分け、2018年は逆転負け)。
今年こそ、今年こそ・・・と思って、弁天山にも行ってきたのですが、それは後日。


SHV39_4481徳島にとっては、この日がホーム開幕戦。
初戦になった鹿児島ユナイテッドFCとは撃ち合いの末に負けているため、非常にショックな中での一戦になったことでしょう。何せ相手は昇格したて。『先輩』として格の違いを見せたかったことでしょう。逆に相手に自信を与えてしまったからねぇ・・・。
だからこそ、何としてもホームでは勝ちたい。徳島の監督・スタッフ・選手達はそう思っていたことでしょう。嫌な時に当たってしまったものです。



SHV39_4481この日は、ギッフィー来場ヴォルタくんとのPK対決を行いました。
結果はヴォルタくんの勝ちこの時は、単なるお膳立てだったんだよね・・・とギッフィーを見ておりましたよ。まさかまさかね・・・。



SHV39_4483同じく来場していたすだちくん。本物を見るのは初めてかもしれない。ポカスタに像はあるんだけどね。
先程のPK対決では双方のキーパーを務めていました。とりあえずヴォルタくんへの忖度はなかった(苦笑)。



SHV39_4491試合はというと、岐阜は総じて動きが硬かった気がする。前回の試合の勢いはどこへやら・・・。たぶん、寒いというのも響いていたのでしょうけど、それは言い訳にしかならない。だって相手は動きが悪くなかったもの
硬いだけじゃない。パス回しがよくもまぁ失敗している。まぁ、ボールが上手く回っていないのは、水を撒き過ぎているなど色々あるんだろうけど、そのあたりの傾向と対策は試合の中で修正していかなきゃいけないよね・・・。
それでも何とか踏ん張っていたとは思いましたね。守備に関しては、今年に限っては大崩れしないだろうと確信しています。まだ2試合なので言い切るのも怖いけど(苦笑)。ルーキーの柳澤亘・長倉颯(はやて)両選手が頑張っています。途中交代の会津雄生選手も同じくルーキーながら健闘しています。
誤算だったのは、後半早々の交代劇北谷史孝選手が接触プレーで動けなくなり、竹田忠嗣選手と交代せざるを得なかった点でしょうか。本来なら、会津・富樫・小野or前田(敬称略)と考えていたでしょう。ところが竹田選手を出したことで、小野悠斗選手か前田遼一選手を出す機会を失ってしまったとも。

この交代が岐阜の戦略に響いたのか、守備にほころびができてしまったのか、最終盤(後半45+5(90+5)分)に徳島に攻め込まれ、最後は清武功暉選手の出来損ないのオーバーヘッドキックが決まってしまい、勝負あり
・・・まーた試合終了直前で負けたよ!おさい銭の効果まるでなしじゃん(泣)!


見てて思ったのは、岐阜の押谷祐樹選手へのプレーがきっかけで、審判の態度がまるで変ったこと(だと思う)。それ以降は、徳島は何をやってもお咎めなしなのに、岐阜は同じようなプレーをやってもカードカードカード押谷選手は怒りをあらわにしてスパイクを投げつけた不遜なプレーを行ったのに、それの処分もない。全くもってアンフェアかつフラストレーションの溜まる試合だったとも。徳島は左鎖に日本アンチ・ドーピング機構のスポンサーが付いており、それには「FAIR PRIDE 勝利を超える価値がある」とあるのですが、この試合を見る限り、そのスポンサーを付ける資格は無いと言いたい。(ドーピングじゃないけど)フェアじゃないジャッジを受けたことを傘にして、ラフプレイをすることがフェアプライドなのか。試合を壊してしまった主審は大いに反省してほしい。同じ負けなら、PK取られて負けたほうがすっきりするわ。



これで一進一退な感じになってしまいました。まだ1試合負けただけ。試合内容は悪いけど、試合終了間際までは踏ん張ってた。悪い時には悪いなりに、少なくとも引き分けに持ち込める内容にしたかったけど、仕方がない。次のファジアーノ岡山戦で勝利を目指そう。


徳島のその他の出来事は、次回紹介予定。


大木監督の目標である勝ち点70まであと67。


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Posted by alexey_calvanov at 23:55Comments(0)

2015年08月09日

FC岐阜観戦記2015 第14節 同期対決で見た実力の差

FC岐阜は昨日(8/8)、ロアッソ熊本と対戦しました。


そういえば、昨年唯一見られなかった試合がこの熊本だったので、チーム紹介をしておきましょう。
ロアッソ熊本は、元々は電電公社熊本から端を発したチームで、Jリーグ昇格前はアルエット熊本→ロッソ熊本と変遷2008年に現在の名前でJ2昇格を果たしました(現在のチーム名に変更されたのは2007年で、『ロッソ』という名が商標権に触れる可能性があったためとされる)奇しくも岐阜と同じ年の昇格になったわけで、岐阜にとっては特別な相手でもあります。
J2昇格後の成績は中庸より下になることの多いチームで、まだまだ上位進出は高い壁が立ちはだかっているというふうですけれども、入れ替え戦や降格の危機にさらされる機会は岐阜に比べて少ないとも言える状況です。

チームカラーは火の国熊本・阿蘇山をイメージした赤。クラブエンブレムには、これまた熊本の名物になっている馬(暴れ馬)と赤い盾となっています。


さて、この試合を迎えるまでに岐阜には様々な出来事が降りかかって来ました。
劇的な勝利をしたジュビロ磐田戦以降の試合はというと、7/26にはさいたまで大宮アルティージャとの一戦を迎えたものの、5-0と惨敗。もう何も言うことのないほどの惨敗。実力の差だけでは片付けられない何かがあったと思いますわ。
その次、8/1には群馬・前橋でザスパクサツ群馬との一戦を迎えるはずでしたが、雷雨の影響で試合中止8/26に代替開催されることになりました。この日はエフエム群馬での放送があったので、試合開始前からかじり付いて聞いていたのですが、いつまでたっても開始されないので何事かと思ったら、これだもの。
というわけで、2週間ほど開催期間が空いているため、移動を伴うとはいえ休養は十分なのではないかと思います。

選手層にも大きな変化がありました。
既に、渡邉・風間両選手が加入したとはお伝えしましたけれども、その後、コンサドーレ札幌からベテランの砂川誠選手を期限付き移籍で、特別指定選手として順天堂大学に在学中の青木翼選手を獲得しました。
そして外国人選手、当初は京都サンガからダニエル・ロビーニョ選手を獲得したと発表したものの、メディカルチェックで引っ掛かったため見送られ、代わりにブラジルで活躍しているジウシーニョ選手を期限付き移籍で獲得しました。ジウシーニョ選手は、日本では2008年~2011年にジュビロ磐田、2013年~2014年にヴァンフォーレ甲府で活躍した経緯のある人です。この日の試合にはまだ間に合わなかったのですが、加入すれば得点力不足を補えるものと期待しております。
ちなみに、このダニエル・ロビーニョ選手獲得見送りには様々な憶測が流れ、ジウシーニョ選手獲得できなかった際の保険だったのではないのかとか隠していたケガがあったのではないかとか熱中症になったのが見送りのきっかけになったのではないかとか様々。これにカネの問題やら監督やチーム編成に合わなかったとかも言われていたからね。うーむ、混迷しているチームに潜む闇というやつか・・・。


SHL23_1775さて、この日の試合は各務原市とのコラボマッチデーということで、キムチフランクを頂きました。
こちら、各務原市が主催するキムワングランプリで連覇を果たした一品各務原市川島町にある川島サービスエリアで売られているんですよ。



豚肉のジューシーな味わいとキムチの風味が実にマッチしておりまして、たまりません。何も無くても十分に頂けるのですが、個人的にはケチャップを少したらしても美味いのかなと。


SHL23_1777そして、試合はというと、前半は岐阜・熊本双方決定打が出ない状況この日は暑い日だったのにもかかわらず強風が吹きすさぶ試合となり、前半は熊本が、後半は岐阜が風下に立つふうになりました。
しかし、点を加えたのは熊本。58(後半13)分にセットプレーでの得点となりました。熊本に関してはこの得点でギアが1段階上がり、66(後半21)分の元日本代表でもあった巻誠一郎選手登場(その貴重な1点を加えた清武功暉選手の負傷交代によるもの)によってさらに1段階ギアが上がってました。点には繋がらなかったものの、岐阜の攻撃を封じ込めるには十分でしたね。
結局この1点を守り切り試合終了。0-1というふうになりました。惜敗というにはあまりにもお粗末な内容。フラストレーションしかたまらない試合でした。


まずシュートがちっとも入らない熊本より多いシュート数(岐阜12に対し熊本8)だったものの、枠に捕らえたシュートが半分もない、下手したら1/3くらいじゃなかったかなと。シュートの精度が低いのはここ最近ずーっとそう。とりあえず、たくさん打ちましたアピールはもうたくさんですわ・・・。
そして、終盤の猛攻。こちらもお決まりになってきていますね。相手はビビるそうですけど、岐阜のファンやサポーターから見たら、またかとそろそろ言われてもおかしくない状況。逆に、それだけ終盤動けるなら、序盤から積極的に動いて、ゲームを動かしなさいと。3人までは交代できるので、とにかく動いて、得点に結びつけないと。特に攻撃陣。時に守備に勤しまなければならない状況もわかりますが、ミッドフィールダーとの連携をきちんとしなさいと。
あと、個人的には、難波宏明選手から遠藤純輝選手に交代した時点で敗戦を確信しましたけれどね・・・。相変わらずシュートの精度が低すぎる。もっとシュート練習させなさい。
新戦力に関しては、砂川選手は終盤変わったものの、一生懸命起点作りに勤しんでくれたと思います。高地選手も疲れが見え始める頃。同じベテランとして奮起させたり代わりを務めたりと屋台骨を支える存在であってほしいものです。
またこの試合では青木選手も登場し、周囲を驚かせましたね。まだまだな面もあるものの、チーム活性化のために奮起してほしいものです。



この試合でまた連敗。8月はこの試合でホームゲームは終わりなので、9/13のギラヴァンツ北九州戦まで待つしかありません。その間はセレッソ大阪(8/15)・栃木SC(8/23)、そして先述の群馬の振り替え試合が待っています。この後には天皇杯(8/30に長良川メドウで兵庫県代表と対戦)も控えているため、振替のおかげとはいえ、超過密スケジュール。しかも強豪セレッソ大阪も控えているため、3連敗になる可能性も控えており、このままではJ3の一枠確定と揶揄されるのではないかと・・・。
そうならないためにも、奮起してほしい。もう十分やってますアピールは結構。相手に打ち勝つ気持ちを見せない選手はいらないと正直言いたいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:28Comments(0)TrackBack(0)