新発田駅で迎えた2日目。2日掛かりで青森に向かう旅は、ここから本格的に青森を目指します。
最初は、始発列車(午前5時27分)になる村上行きの快速列車を乗り、村上で酒田行きの列車に乗り換えます。これから乗って行くのは、秋田まで繋がる羽越本線になりますね。
羽越本線は、日本海を並走する区間があり、この景色が絶景なんですよ。この日は、日本海側に限って言えば、台風7号が来るとは思えないくらいのいい天気で、ホントにいい景色が拝めました。
なお、写真はその時の一コマで、うっすらと見えるのは、たぶん粟島。
もちろん、内陸を走るルートもあり、こちらは日本の原風景ともいえる田園風景を拝めます。まだ青々とした稲穂ですけど、秋になれば、このあたりは黄金色に輝く稲穂が映える景色になるんでしょうな。
新発田駅から2時間45分ほどで、酒田駅に着きました。ここから次の列車まで約1時間半の待ち(苦笑)。
しかし、今思えば、午前6時48分のダイレクトに酒田駅に来られる列車に乗れば、乗り換え時間は10分に短縮できた(泣)。まぁ、ここでゆっくりしても悪くなかったけどな。
さて、酒田という名の由来は、狭い潟と書いて狭潟(さかた)となった説や砂の干潟で砂潟(さかた)となった説もあります。後に、それらが坂田・逆陀・酒田という当て字に変わっていったものの、どうして酒田になったのかはわかっていません。恐らくこのあたりで酒の醸造をやっていたからというのもあるかもしれないですね。日本酒が有名ですし。
酒田駅のホームには、9600型の蒸気機関車の車輪が置かれていました。酒田駅と羽越西線の開業100周年を記念して設置されたそうです。
そして、近くにはD51のミニSLが置いてありました。羽越本線のメインストリームだった汽車だったんですね。
今回一番心配していた代替バスになるんじゃないか問題ですが、結論から言うと大丈夫でした。
問題になった区間は、新庄~酒田で、陸羽西線になるんですね。余目~酒田がバッティングしていたので、大丈夫かと思ったのですけど、あくまで陸羽西線の区間だけなので、今回の羽越本線は関係なかった。あーよかった。
長い時間を待ってよかったことといえば、近くにある土産物屋の清川屋で、美味しそうなおにぎりを見付けたこと。
上から、「直火炊きおにぎり 筋子」・「つや姫おむすび 筋子」・「焼きおにぎり」。筋子が2つあるのは、何となくだ。酒のつまみじゃない(苦笑)。
「直火炊きおにぎり 筋子」・「つや姫おむすび 筋子」の違いは、のりが巻いてあるか否かなんですけど、のりを巻いてあると、筋子の塩気を抑えられるのかなと。あとは、ご飯が少し違うのかな。「つや姫」という米のブランドのせいもあるのかもしれない。ちょっともっちりしていた。
「焼きおにぎり」は、一緒に塗ってあるのが、味噌だったかな。香ばしい風味が付いていました。
長い待ち時間を経てやって来たのが、秋田行きの列車。これに乗ったら、2時間弱で秋田駅に着きます。実は、本来ならここで1時間ほど待って、青森県に入っていくことになるのですが、今回関東圏を足早に通過することにしたので、秋田駅はすぐに乗り換えになりました。逆に新発田で宿を取ったり、酒田で待たされることになったのですが(汗)。
秋田からは弘前行きに乗って行き、いよいよ青森県に入ります。こちらは北海道にあった金山駅に行った時に乗ったルートでもありましたね。東能代・大館を経由していく奥羽本線になります。
秋田駅から約2時間40分で青森県第3の都市になる弘前駅に着きます。いよいよ青森県に入ったと実感したところで、次回に続く。