2012年12月11日

いきなり感はぬぐえない

レベルファイブが現在展開しているイナズマイレブンシリーズ。これまでに8作品が発売されています。近年アニメ化もされ、映画化もされております。ある意味現在のレベルファイブを支えるシリーズといってもいいでしょう。


そのイナズマイレブンシリーズが突如終了する可能性が出てきました
今回訴訟騒ぎに巻き込まれ、その訴訟相手がセガとのこと。

訴えによれば、セガが特許を取っているタッチパネルの移動などキャラクターを移動させる際の演出や処理が酷似しているとして2011年10月から9月にわたって交渉してきたとのこと。しかしながら双方妥協点が見出せず、セガ側が今年の10月に訴訟に踏み切ったとのことだそうです。賠償金額は過去8作の販売本数が300万本ほどになっていることを考慮し、約9億円が特許使用料として計算できるのではないかとのことで進めています。
セガ側は約1年交渉しているので突然訴訟を始めたというふうではないとしており、迎え撃つレベルファイブ側も争う姿勢を見せているものの、現状ではコメントを差し控えるということを読売新聞の取材陣に明かしています。


セガが水面下で交渉はしていたとはいえ、いきなり出てきた問題のように感じられてならないですね。それにタッチパネルの操作などの関連はどうしてもに通ってしまう点と特殊処理でない限りは一般代名詞化している面があるんじゃないかと思います。もし認められるとすれば、演出面や処理面なんでしょうね。
実際どの部分がセガの訴訟をしている部分と似ているのかというのは、比較映像などで確認しないとわからんわなぁ・・・。しかも素人目ではわからないとなると、裁判官も人の子の部分があるので、これを説明するのは容易じゃないぞ・・・。

ちなみに、この訴訟でセガが全面勝訴になった場合、シリーズソフトの廃棄・販売差し止めも賠償の中に入っているので、場合によっては、前述の通り、このシリーズが終了する可能性も秘めています。これはレベルファイブの運営を揺るがしかねない事態なので、レベルファイブが応戦するのもわかる話です。この作品のファンは小中学生あたりだと思うので、その子供達の夢を壊さないように配慮して頂きたいというのが本音です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:26Comments(0)TrackBack(0)

2012年08月31日

棄却理由:模倣レベルが低すぎるから

連日何かと話題になっているアップルとサムスン電子の特許訴訟。既にいくつかの国や地域で判決が出ており、双方が一喜一憂しいるわけです。
イギリスの高等法院ではサムスン電子が勝訴したものの、デザインのダサさで勝ったという何とも情けない理由で、アメリカ・カリフォルニア州の連邦地裁ではアップル勝訴でサムスン電子に賠償金請求と販売停止を求めています。一方韓国・ソウル地裁では双方の特許侵害と賠償金という玉虫色とも言える解決方法を提示しました。


そして、遂に日本での判決が今日出ました
日本では、東京地裁が裁いたのですが、東京地裁はアップルの訴えを棄却しました。事実上のサムスン電子の勝訴となりました。
判決の趣旨によれば、iPhone・iPadの中にある同期(音楽などをPCから取り込む際に双方の情報を比較して一致させる技術)がアップルの主張する曲の長さでの比較はしておらず、同じくファイルサイズで比較してはいるものの、アップルの主張(特許権侵害)とは関係しないということで棄却されたみたいです。どうも、サムスンの技術はアップルの特許技術の範囲には含まれないというふうみたいです。
そのことで、TBS(JNN)系のニュースでは、知的財産権に詳しい人がこんなことを言っていました

「アップルの製品の方が機能がはるかに高級なもの。(サムスンの製品は)別物というほど機能が低かった。だから模倣していないことになる」


・・・すげぇ言われよう(苦笑)。どのあたりが高級なのか低俗なのか素人目にはわからんのですけど、まぁ、iOSの処理速度の速さとかに言及したのかなと思っております。触った時の滑らかさは異常だもんなぁ・・・。


これでサムスン電子は首の皮一枚繋がった(つまりはGALAXYの販売はこれまで通りできる)のですが、まだ今回の訴訟は序盤でしかなかったようで。
実はアップルは同期に関する訴訟だけでなく、様々な訴訟を出しているようで、先述のサムスン電子の技術力をケチョンケチョンに言った人は、一番ネックになるのはタッチディスプレイに関する訴訟だそうで。タッチディスプレイの部分で特許侵害があると判断されれば、GALAXSYシリーズの販売差し止めに繋がるのだそうです。


今後も特許訴訟から目が離せません。状況によってはアメリカや韓国を代表する企業が吹き飛びかねないのですから。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2012年07月14日

勝訴理由:ダサいから

特許の塊とも言われているスマートフォンやタブレット端末。中でもiPhoneやiPadを有するアップルとGALAXYシリーズを有するサムスンとの特許訴訟は熾烈なものになっています10ヶ国以上で訴訟合戦になり、アメリカ・カリフォルニア州での裁判では、サムスン製品の差し止めに至ったほどです。


さて、そんな訴訟合戦でこんな理由で勝ったとしたらどう思うのでしょう、というのが今回の裁判の結果。
ロンドンで行われたアップルとサムスンのiPadを巡る特許訴訟で、裁判所側が「GALAXY TabはiPadほどクールじゃないので、アップルの訴えを棄却する」としたのです。
実にとんちの利いた判決だなと思いましたね。
というのも、サムスンはデザインを重視した端末作りを最近心掛けており、特許の侵害はないので、大手を振って売れることになったものの、デザイン重視の姿勢を見事に否定されたので、今後の商売に響いてしまったわけです。逆にアップルは特許が認められず、GALAXYシリーズとの併売を余儀なくされるものの、iPadは洗練された機種ということはこの訴訟でアピールされたことになったので、皮肉にもこれが売り上げアップの要因になりかねないという、痛み分けとも言い難いが双方何かしらの利益は持ち帰ったという結果になったわけです。


ちなみに、日本への直接的な影響はないと思うのですが、嫌韓と親韓が相半ばするこの日本で、この訴訟どう受け取られるんでしょうかねぇ・・・
まぁ、私はいいものが生まれるのならば、どこのメーカーとかは基本的に問いません(よっぽど企業イメージのひどくない限りは)


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)TrackBack(0)

2011年09月08日

他社が切れ込みを入れたら特許侵害

お正月になれば嫌でも見ることの多いおもち。
お雑煮やおしるこに入れるだけでなく、そのまま焼いて砂糖醤油やきな粉に付けて食べる・・・なんて人も多いかと思います。
お正月以外でも、地域によっては家の新築祝いで家の屋根からおもちをまく・・・なんて風習で出てくることもあります。
ちなみに、ドラえもんが初めて野比家にやって来た時に食べたのがモチで、あまりの美味しさに皿までなめております。これ豆な(笑)。

そんなおもち、近年では、型崩れ防止のため(あとはきれいに膨らませたり、焦げないようにするためなんてのもあるんじゃないかとは思うが・・・)に側面や正面に切れ込みを入れている場合が多いです。この切れ込み、新潟にある越後製菓が初めて入れたものとされています。
しかし、こりゃ便利だということで、他のメーカーもマネするようになり、「サトウの切りもち」でおなじみの佐藤食品工業は、側面だけでなく、正面にも十字型の切り込みを入れたわけです。
この切れ込みを入れることが特許にあたるので、侵害するなと特許訴訟を起こしたのが、先述の越後製菓同じように切れ込みを入れていた佐藤食品工業に製品差し止めと損害賠償を訴えていました。

この裁判、2010年11月に行われた一審では特許権の侵害には当たらないとして越後製菓の主張は認められなかったものの、今回行われた控訴審判決では、一転して越後製菓の主張が認められ、今後賠償額と商品の差し止めがどうなるかに焦点が充てられています。まぁ、納得しない佐藤食品工業が上告する可能性もなきにしもあらずですが・・・。
今回の判決では、「特許としてる切れ込みの要件とは、側面だけでなく上下面に入れたものも含まれる」と判断したようです。


正直、こういうアイデアというものは、案外普通なものや普遍的なものだったりするので、下手をしたら一般名詞化している言葉のように特許が認められにくい部分でもあるんですけど、今回はそんなわずかな手間も、きちんと特許として認めた珍しい例なんでしょうね。今回の判決を見て、思い立ったらまず特許を出願してみる・・・というのもひとつの手なのかなとも思いましたね。
しかし、切れ込みが入ることで、餅を噛み切りやすく細かくしやすくもなったので、毎年のように出るおじいちゃんやおばあちゃんがモチを詰まらせて云々かんぬんというのが減ったんじゃないかとも思っているので、できることなら、こういうものは普遍的なものとして、どんどん広めてほしいものだとも思うんですよねぇ・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:20Comments(0)TrackBack(0)