2019年11月06日

やっぱりそうかとしか言いようのない展開

今日、薬物絡みで有名人が逮捕されるということがありました。


最初は、元タレントの田代まさし容疑者宮城県塩釜市の宿泊施設で覚せい剤を使っていたことがわかり、都内で身柄を確保したものの、その時にも覚せい剤を所持していたため、覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕となりました。
これまで覚せい剤所持で3度、大麻所持で1度の計4回に及ぶ薬物絡みでの逮捕。今回で5回目になるので、歌手の清水健太郎さんの6回(2回大麻所持、3回覚せい剤所持、1回麻薬(合成麻薬、いわゆる脱法ハーブ)取締法違反)に次ぐ逮捕歴になっています。

もうどうしようもならないという言葉しか出ない薬物依存からの脱却が大変なのはわかる。ただ、ここまで来ると意思(思い)・意志(成し遂げようとする思い)の問題では済まされないほど悪化しているとも。周囲のサポートが必要なのもわかるけど、ここまで来たら徹底的に治療するために、長期間の服役も必要なのではないかと思ってしまうほど。
あまつさえ、現在田代容疑者は麻薬・覚せい剤脱却のサポートを行う法人団体の職員になっている身。それなのに、薬物を使っていたということがわかってしまったら、組織のイメージダウンにもなるし、脱却しようと奮闘する職員や頼りにしている患者にも迷惑が掛かる。実はあいつらもやってるんじゃないかという目で仲間が見られてしまうことに、本人はどう思っているのでしょうか。


もう一人は、元スノーボード代表の選手だった國母和宏容疑者。今日、自らが東京都千代田区にある厚生労働省の麻薬取締部に出頭し、その後警視庁が大麻取締法違反で逮捕する事態になりました。ちなみに、大麻の密売とのことで捕まったのですが、本人はそれを否定しているそうです。そうなると、使った以外考えられなくなるぞ・・・。

國母容疑者はバンクーバーオリンピックで8位入賞の実績があるのですけれども、その時の着こなしの問題で世間から大バッシングを受ける事態になりました。その釈明会見でも悪態をつき、「反省してまーす」の一言は彼を表すものとなりました。
現役を引退後は、アメリカを拠点に平野歩夢選手のコーチとして活動し、ソチオリンピックでの銀メダル獲得に貢献しました。当時は「國母は改心した」と持ち上げられたものです。また同じオリンピックで銅メダルを獲得した平岡卓選手も尊敬する選手として國母容疑者の名を挙げていましたが、よもやひき逃げ事故を起こしていたとは・・・。ファンには申し訳ないけど、類は友を呼ぶになってしまったなぁ・・・。

これもまたスノーボードのイメージを悪化させてしまったなと。しばしば言われていたのは、スノーボードは薬物が蔓延しているという話で、IOCもそのあたりを危惧していました東京オリンピックで採用されるBMXなど若者向けのスポーツにもその懸念があるため、クリーンさを売るIOCが今後それらの競技を削除するきっかけにならないか心配でもあります。


どちらも本当に反省してほしい。アクションだけでは済まされないのが薬物利用。國母容疑者は密売の可能性なので、利用ではないけれども、状況によっては田代容疑者のように厳しい目を向けられることになるでしょう。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)