2013年12月25日

マーくん、メジャーへ

遂にというか、やっとというか、楽天の田中将大選手のメジャー行きが容認されましたメジャーに行きたいと楽天サイドに宣言してからは早かったですが、そこまでに至る経緯がとても長く感じましたね。


田中選手の今シーズンの成績は言わずもがな。
シーズン中は24連勝(前年からのシーズン連勝は28)、前年からの連勝とポストシーズンも含めた連勝は30まで伸ばして大きく話題になりました。もちろん、日本シリーズ第6戦で160球投げて負け投手になった(同時に前年からの連勝とポストシーズンも含めた連勝記録が止まった)のも大きな話題になりました。


田中選手のメジャー行きがこじれた最大の理由は、新ポスティングシステム。
要約すれば、これまでは青天井だった移籍金が最大20万ドル(今日現在のレートでいくと約20億円)までしかもらえないということで、楽天サイドの旨味が無くなってしまったことでしょう(その代わり、同額で競り落とした複数の球団との交渉が可能になり、メジャーに行きやすくなった、かつ安い値段で交渉できるようになったので、メジャーサイドにも有利になっている)その新ポスティングシステムが決まってから楽天サイドは態度を硬化させ、最悪容認しないという状況になりました。
しかし、本人の熱望と今年の文句ない成績、そして入団以来球団にもたらした無数の貢献によって、新ポスティングシステムには不満があっても容認するということで合意しました。下手に楽天サイドが固辞すれば田中選手に泥を塗るだけでなく、球団イメージが悪くなるというのもあったかもしれません。


大リーグ移籍の決まった田中選手でしたが、これまでマネーゲームのできる球団だけしか参入できないだろうと言われていました。しかし新ポスティングシステムのおかげで参入球団は9~15程度になるのではないかと言われています。恐らく最高金額でを提示することになると思うので、この球団すべてと交渉できるわけですから決まらないわけがないと思います。むしろ付加価値条件(チームの雰囲気や本拠地の環境、サポート体制など)で決まってくるのではないのでしょうか。いわゆる『おもてなしゲーム』とも言うものでしょうか(笑)。


とにかく、田中選手はこれで安心して練習に打ち込めると思いますし、じっくり相手と交渉できることでしょう</b>。できることなら送り出す楽天サイドにも何かしらの補償を相手先が与えてくれれば最高なんでしょうけど、そこまで求めるのは酷だと思いますし、それを言いだしたらキリがないですからね・・・。


田中選手のメジャー行きが1日でも早く決まることを心から楽しみにしております。新天地でも頑張ってほしいです。


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2013年11月03日

楽天、涙の日本一

まさか、〆でマーくん(田中将大選手)が来ようとは・・・。昨日も志願して160球完投して、あまつさえまた志願してブルペン入りなんて考えられないんですけどねぇ。男気を感じて入れた星野監督にも感服しましたが。


途中から雨降るクリネックススタジアム宮城(宮城球場)で行われた楽天×巨人の日本シリーズ。急遽、隣の宮城県陸上競技場もパブリックビューイングで開放した運命の第7戦、この一戦は田中選手敗戦のショックから立ち直れるかどうかがポイントになっていました。
しかしふたを開けてみれば、そのショックから立ち直ったどころか、さらに強くなった印象を感じました
先発の美馬選手は序盤こそおっかなびっくりなような変化球主体のピッチングだったものの、加点されるたびに大胆なピッチングをして相手を翻弄してきましたね。各回ごとにピッチングを変えたのが功を奏した部分もありましたけれども、3回以降は速球と速球系の変化球(スライダー・ツーシーム)で相手をかく乱させて、相手を上手いこと手玉に取っていましたね。正直5回まで持てばいいと思っていましたけど、もう行けるところまで行けばいいというふうに思えたくらいですよ。正直則本選手を出すのさえもったいないくらいに。

その次を繋いだ則本選手も疲労困ぱいの中でも無難に2回を抑え、後を田中選手に託したのではないかと思っています。

そして、田中選手。
相性の悪いロペス選手には打たれたものの、連投をもろともしない力強いピッチングで、田中将大という選手が楽天の、いや日本プロ野球の伝説、いえいえ本当に神になってしまったのです。


打線も効果的に点をあげられてよかったですね。特に決め手になった牧田選手のホームランは、全ての選手の思いがそうさせたのだと思います。数少ない創設メンバーというのも何かしらの縁があったのかもしれません。


これで、楽天は創設初の日本一も飾り、指揮を執った星野監督は中日時代にも阪神時代にも成し得なかった日本一をこの東北の地で、因縁の巨人からもぎ取ったのです。


今日仙台に振っている雨は、楽天ファンの涙雨になりました。震災の過酷な状況を乗り越え、嶋選手の述べていた野球の底力を見せてくれました。その底力が、選手だけでなく、ファンも、宮城県をはじめとした東北地方の人々の思いが乗り移って、大きな力になっていたのではないのでしょうか。それが普段以上の力を発揮できたのだと思います。


楽天日本一、おめでとうございます。そして、夢と感動をありがとうございます。


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2013年11月02日

不沈戦艦田中、撃沈

これはもうヤバい。楽天の日本一に黄色信号が灯ったことになりました。
日本シリーズ第6戦、場所を再びクリネックス宮城(宮城球場)に移し、田中選手で日本一・・・というビジョンを描いた星野監督の構想は、見事なまでに夢想に終わってしまうことになりました。


先発の田中選手は、実のところそれほど危なげないピッチングをしていたのですが、5回に坂本選手のフェンス直撃弾を浴びたあたりから歯車が狂ってきたのではないかと思っています。ボウカー選手凡退(送りバント失敗)後に出てきたロペス選手のホームランで同点にされたのが、今思えば田中選手敗戦の決め手になったのでしょう。
その後も寺内・長野(ちょうの)両選手に連打を浴び、ホームスチール阻止で何とか2死まで持ち込んだものの、高橋由伸選手に投じたストレートを狙われて逆転不敗神話の終了を予感させる当たりになりました。
6回には村田・坂本両選手に再度連打を浴び、今度はボウカー選手が送りバントを決め、ロペス選手が放った内野ゴロの間に1点追加。これで万事休す。
その後160球の粘投むなしく、楽天は敗戦。実に1年以上続いた不敗神話は事実上終了しました(レギュラーシーズンでの不敗は継続のため)


打線も2回に取った2点までで、巨人の先発菅野選手を打ち崩せなかったのが痛かったですね。もっとも、2点目はロペス選手の失策絡みだったので、結局のところ運ですわね。これ以降、運を天に見放されたと言ってもいいでしょう。全てはロペス選手の失策がきっかけで、ロペス選手が奮起したから巨人は勝てたと言ってもいいでしょう。普通ならズルズル行きかねない展開です。

逆を言えば、ルーキー離れした菅野選手の老獪なピッチングもあるでしょう。以前敗戦してしまっただけに、今回ばかりは・・・と奮起していたのでしょう。周囲の『失点』でも動じないピッチングは本当に彼がルーキーなのかと疑いたくもなってしまいます。
楽天打線に関しては、それほど悪くないはず。今回は菅野選手にしてやられたと言っていいでしょう。キーマンの選手は調子を崩していないと思われるので、次の先発次第では調子を取り戻すと思われます。


しかし、これで投手陣は盤石の巨人に対し、投手陣のコマが全くと言っていいほどない楽天という事態に。
巨人は恐らく杉内選手をリベンジ登板させることになるでしょう。実績はあるだけに、前回のような事態にはなりにくいと思っています。
対して楽天は先述の通り弾がない。恐らく第3戦に好投した美馬選手を据えざるを得ないでしょうけど、細やかな継投リレーをせざるをも得なくなり、第4戦で好投した辛島選手、第1戦・第5戦を投げた則本選手、果ては田中選手を再度投入(今日TBSテレビ系で解説していた衣笠さんは「あり得ない」と言っていましたが、個人的には、1イニングなら可能性が全くないわけではない)・・・という事態も考えられます。もちろん、第4戦で好投したレイ選手といった中継ぎ陣も控えているので大丈夫とは思いますが、継投に不安の残る楽天だけに、巨人に分がいいのは否めないんですよねぇ・・・。
そして『田中で敗戦』という精神的ショックから一夜で立ち直れるか次の試合は、彼らのメンタル面を測る上で重要になるでしょう。今後田中選手がいなくなることを想定すれば、来年以降の戦いも占う試合になると思っています。
ここまで巨人が粘るのは、まさかとは思っているんですけど、先日亡くなった『打撃の神様』が勝たせてくれてるんだろうなぁ・・・。にわかに信じられないのですが。


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2013年09月26日

楽天、悲願の初優勝

2005年3月27日、0-26で終わったあの日の試合を見た人達にとって、今日の試合はどう見えたのだろう


2004年に球団創設、2005年のシーズンからパリーグのチームとして参戦していた東北楽天ゴールデンイーグルスが、球団創設9年目にして初の優勝を果たしました。

楽天設立までの道のりは非常に険しく、厳しいものでした。
近鉄の消滅に伴う球団再編の過程で、当時勢いのあったライブドアとの誘致競争の末に生まれたのが楽天でした。しかし、選手は近鉄・オリックスとの分配ドラフトだったものの、オリックスに極めて有利に仕組まれていたこのドラフトでは主力となる選手はほとんど獲得できず、岩隈選手のようなオリックス入団拒否組、他球団で戦力外になった選手(現中日の山崎武司選手など)をメインに何とか組み立てるというふうでした。

しかし、2代目監督になった野村克也さんが地ならしを行い、選手を地道に育てた結果、2009年に球団初のクライマックスシリーズに進出(リーグ結果は2位)を果たしました

その後、ブラウン体制で一時停滞したものの、星野監督になってからは徐々に投打が安定
今年は田中将大選手が覚醒したことで大きな勝ち越しが発生。夏以降は独走態勢を取り、遂に今日優勝したのでした。


今日の試合は、楽天の苦労の歴史を物語ったものでした。
序盤に押し出しで得点したものの、先発の美馬選手が大誤算。西武打線の一発攻勢で逆転されてしまいます。
西武優勢のまま迎えた7回表に大きなドラマが待っていました。
聖沢選手が四球で出塁し、岡島・銀次選手の安打で何とか2死満塁になったところで、得点圏に強いAJことジョーンズ選手がセンターオーバーの走者一掃のタイムリーで逆転
西武の猛攻も、昨日危険球退場になったハウザー選手が再度登板不安定なピッチングながらも要所を押さえ、何とか8回途中まで持ちこたえました(ハウザー選手は肩の違和感で降板)。
8回の残りはベテランの斉藤選手が抑え、9回はこれまで無敗の田中選手が(星野監督の意向を受けて)登板しました。半ばスクランブル登板のような中、ヒットなどで1死2・3塁に追い込まれてしまいました。しかし、ここからが今年の田中選手の真骨頂。残りの打者を速球でねじ伏せ、見事優勝に導いたのです。


東日本大震災以降、東北の被災者に夢と希望を与えるために必死になって戦ってきた楽天。2年越しの夢がようやく叶いました。苦しいこと・辛いことが多い中、楽天の活躍はこの地域の人達にとってどれだけ救いになったことでしょうか。同じくサッカーのベガルタ仙台など東北地方にあるJリーグのチームも一生懸命東北を盛り上げようと戦っていましたけれども、まずは楽天が東北の復興への鏑になってくれました


戦力は整ったとはいえ、まだまだクライマックスシリーズ・日本シリーズと気の抜けない戦いが続きます。特にクライマックスシリーズではポストシーズンに異常に強いロッテとの対戦は避けられないものと思われます。まずはじっくりと腰を据えて戦力を再分析し、ロッテの出鼻をくじいて勝機を呼び込むような戦いをしていかなければならないでしょう。


最後に、楽天の皆様、改めて初めての優勝おめでとうございます。決まった瞬間、ファンでなくとも涙が出て来てたまりませんでした。
また混戦のパリーグをより面白くしていけるよう、これからもいつまでも強い楽天であって下さい。


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2013年08月18日

そして、神の子は神様になった

楽天の田中将大選手が、8/16に誰も破ることができないだろうとされた連続勝利数記録20を破り、日本プロ野球記録を樹立しました。
楽天の相手は、田中選手が苦手としている西武戦。栗山・ヘルマン両選手を特に苦手にしていました。打線の繋がりもいいチームです。
そんな西武でも今年の田中選手はものともせず、あくまで己のピッチングを貫いていたと思います。実際の試合の流れを見ていないので何とも言えない部分もありますが、今シーズン心掛けているとも考えられる打たせて取るピッチングをメインに、要所で三振を奪うという、理想的な緩急を付けたピッチングを行っていたのではと思います。一旦は追い付かれたものの、ナインを信じて8回まで投げ抜けたことも大きいと思います。元々メンタルは強い選手でしたけれども、今回の一件でますます動じない選手に成長していると思います。

しかも、今回達成した連続勝利数21は、かつて記録を持っていた稲尾和久さんや松田清さんでも成し得なかった先発での勝利数だからです。稲尾・松田両氏は救援勝利(当時はセーブという記録がなかったので、救援勝利という概念もあいまいなのかもしれないが)も加えての記録なので、今回の田中選手の記録の大きさ、偉大さ、不滅さは当分の間残ると思います。

田中選手の勢いのおかげで楽天も勝ち進めていると思いますし、楽天全体が勝つことに対して貪欲になっているので、田中選手が勝ち進めるのだと思います。実際、優勝経験のない、ともすれば混パの中でも上位経験の少ない楽天でこの記録を出せたことも大きいです。仮に上昇球団での記録ならば、あまり大きく取り上げられなかった可能性もありますね。


今後はどこまで伸ばせるかになって来るかと思いますが、いっそのことメジャー記録の24を抜くくらいの勢いでやってほしいですね。あと4つなので、今シーズン中での達成も可能ですし。


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2013年08月09日

やはりマー君は神の子だった

開幕から無傷の15連勝、昨年から続く無敗記録は19にまで伸ばしていた楽天の田中将大選手。今日はソフトバンク戦に先発しました。
今日はTwellVで中継があったのですけど、他の番組を見ていたので今回はスポーツ速報をメインに(一応終盤は見ていたものの、既に田中選手はマウンドに降りていた時期だった(泣))

田中選手は1回以外はほぼ危なげないピッチング。その唯一危なかったとされる1回は要所でストレートがうなりを上げ、内川・松田両選手といった重量級バッターを見事に打ち取っています

打線に関しては5回に2点先制。その後首尾よく点を取り、気が付けば5-0のワンサイドゲームになっていました。

田中選手は7回を無失点に抑え、その後の継投も上手くいき、5-0のまま楽天が勝利。
この勝利で、田中選手は無傷の16連勝となり、これまで間柴さん(大洋 - 日本ハム - ダイエー)や先月引退した斉藤和巳さんが持っていた開幕からの連勝記録15を塗り替え、鉄腕とも言われた稲尾さんや松田清さんの持つ無敗記録(昨年8月からの記録)20にも並びました。そして、このまま勝ち続ければ、これも間柴さんが持っている勝率10割(間柴さんのみが持っている戦後プロ野球唯一の記録)を達成できる可能性もまだ残っています。そして、まだローテーションで回って来る機会はあるでしょうから、上手くいけば、かつて楽天に所属していたマリナーズの岩熊選手の持つ21勝に並ぶないしは抜ける可能性もあります


まさに神懸かり的な活躍をする、神に認められた『神の子』になれる機会がまだあるのです。もう既にその資格は得ているのでしょうけど、更なる箔付けをして、日本球界史に残る選手の一人になってほしいものです。


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2013年07月26日

マー君「(このままだと)やばい」・嶋「(このままだと)説教される」

今シーズンを振り返る時、必ず避けて通れなくなるだろう話題の一つになるのは、楽天の田中選手の活躍でしょう。もしかすると、来シーズン以降は日本にいるのかどうかわからないため、NPB(日本プロ野球)では見納めになるのかもしれません。


そんな田中選手、開幕から無傷の状態ピッチングそのものもあまり危なげがなく、オールスター前までは42イニングほど無失点だったので、まさに無双状態でした。そして田中選手が投げる時は打線がよく繋がっており、それが今期の無傷に貢献しているとも言えます。ちなみに、田中選手の勝ちと楽天が持っている貯金(勝利数から敗戦数を引いた数のことで、その数がプラスになっている場合を指す)はほぼ一致しており、今期の楽天の好調は彼が支えているといっても過言ではないでしょう


ところが、今日の試合の田中選手は一転大ピンチに陥っていました
ピッチングそのものの調子は悪くなかったものの、要所で一発(ソロアーチ2本(鈴木大地選手・この1本が日米通算2000本安打になる井口選手))を浴びておりました打線はといえば、今日のKスタ宮城の天気のように打者にもやが掛かったように湿った状態になっており、1点を取るのがやっとの状況でした。それだけ、先発のグライシンガー選手がよかったんでしょうねぇ。

そのロッテは、継投策で逃げ切りを図ろうとしていましたが、その継投策が裏目に出ました。逆を言えば、楽天はドラマを作ったとも言えるでしょう。丁度この日、TwellVで野球中継をやっておりそこで見ていたのですが、いみじくもその中継の実況だったか解説者が「9回に何が起こるかわからないですからねぇ」と述べていましたけれども、全くもってその通りの展開になりました。今日の実況か解説は神だな(笑)。


9回に今期ロッテの守護神になった益田選手がマウンドに上がり必勝と田中選手に土を付けようと万端の状態だったものの、なぜかコントロールが定まらず、銀次選手にヒットを打たれた後は死四球で1アウト満塁に。ここまで来て立ち直るかなと思ったら、松井選手を押し出しで1失点。あっけなく同点にしてしまいました。
そして、ここで嶋選手今期も選手会の選手会長で大活躍・・・というのは表の顔(笑)で、ニコ動など『裏の顔』では「説教」(しばしば野村克也さんにベンチでお説教を食らっていたことから)がキーワードになるいじられキャラでもあります(爆)。
その嶋選手、粘りに粘ってレフト前にサヨナラヒット楽天が神懸かりなサヨナラを決めてしまいました。楽天にとっては今期の好調さを象徴する試合でもあるし、ロッテにとっては「仙台の悪夢」(宮城県営野球場時代も含めて、Kスタ宮城では勝てなかったというジンクスが数年前まであった)はまだチーム内にはびこっているんだなと痛感させられる試合でもありました。


ともかく、これで田中選手は開幕から無傷の14連勝開幕より前から負けていないため、自身の連勝も18まで伸ばしています。
ここまで来たら、間柴さん(日本ハムにかつて所属)と斎藤和巳ソフトバンクコーチが持っている開幕から無傷の15連勝を超えてほしいものですし、いっそのこと鉄人稲尾さんらが持っている通算20連勝も超えてほしいですね。本当の意味で『神の子』になるためにも。


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2011年11月14日

2011年の沢村賞は僅差だったらしい

2011年の沢村栄治賞(いわゆる沢村賞)は楽天の田中将大(まさひろ)選手に決まり、同じく選考対象だった日本ハムのダルビッシュ有選手を僅差で破っての初受賞になりました。


沢村賞とは、「25試合以上の登板」・「10試合以上の完投」・「15勝以上の勝利数」・「勝率6割以上」・「200イニング以上の投球回数」・「150個以上の奪三振」・「 防御率2.50以下」の7条件をクリアした者のみが受賞条件とされています(ローテーション制度や先発・中継ぎ・抑えの役割が確立された1980年代半ば以降、上記条件を達成しないで受賞される選手も増えてはいるが、基本的にはこの条件が守られた選手が選ばれる)元々はセリーグ内での賞でしたが、1990年以降はパリーグの選手にも拡大され、その年に近鉄に所属していた野茂英雄さんが選ばれています


今回、日本ハムのダルビッシュ有選手も該当7部門を抑え、受賞する権利を得ていたのですが、それでも田中選手受賞に至ったのは、投手三冠である最多勝・最優秀防御率・最優秀選手を抑えていたからだろうと思います。
ダルビッシュ選手は最多奪三振を抑えていましたが、最終試合の登板回避がここでも仇になりました(もっとも、ダルビッシュ選手の場合は、若手育成のために最終試合の登板を譲っているので、沢村賞のことまでは視野に入れていなかったのかもしれません)。


田中選手は、事あるごとにダルビッシュ選手をライバル視していて、いつか彼を越えたいと何度も口にしていた経緯があります。今回投手三冠ばかりでなく沢村賞も取得できたことで、大きな自信になったのではないかと思います。


今日、丁度「NEWS ZERO」で星野楽天監督がインタビュー出演していましたが、田中選手への賛辞を惜しまないばかりか、「(今度こそ)田中を12球団最初に開幕投手として使うことを宣言する」とまで発言するほどでした。岩隈選手がいなくなるといわれる中、真の楽天のエースに育ってほしいという考えを示したものだと思います。
星野監督の発言通り、真の楽天のエースとなるべく、これからが正念場だと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)TrackBack(0)

2011年04月22日

4三振しておいて・・・

今日、今シーズン初めてニコニコ動画の野球中継を見ておりました
ほっともっとフィールド神戸(神戸総合運動公園野球場。旧称:スカイマークスタジアム、グリーンスタジアム神戸など)で行われた楽天×日本ハム。元々この試合はクリネックススタジアム宮城(宮城県営野球場)で行われる予定でしたが、東日本大震災の影響で、クリネックススタジアム宮城が4/29まで使用不可になったため、急遽楽天の本拠地として設定されたのがこの球場
この球場以外にも、オリックス戦で阪神甲子園球場が本拠地として設定されました。『第2の開幕』として田中選手が先発したので、ご存知の方も多いかと。


で、今日の試合の楽天は、その田中選手が先発。対して日本ハムはケッペル選手が先発しました。
当初は投手戦になるとも思われたものの、4回表に小谷野選手がソロアーチ。その後5番に座ったホフパワー選手がホームランを放ち一気に2点
特に圧巻だったのがホフパワー選手のソロアーチ。見た瞬間に入ったと言わせるものでした。もうこれからホフパワー選手のことは『ほふほふ』って呼ぶよ(笑)。

これで省エネ投法のケッペル選手が逃げ切・・・れないのが野球の怖いところ
その裏に松井稼頭央選手の内野安打をきっかけに日本ハムの守備(あの金子誠選手)が乱調。そこから、ベテラン山崎選手のセンター前タイムリーで一気に同点に追いつかれ、5回に聖澤選手の打った何でもないセカンドゴロをこれまた名手の田中賢介選手が悪送球ほむほむが取れずに逆転されてしまいます。

その後も日本ハムは野手陣が守備のまずさを見せながらも、何とか8回まで試合を作ったケッペル選手。乱調気味だったものの、よく粘ったと思います。田中選手も追いついた後は調子を取り戻し、7回1/3まで投げ切りました。
そして8回1アウトで出てきたのが、楽天の新守護神スパイアー選手
8回残り2アウトを軽々と取り、9回も中田選手に打たれたものの2アウトまでこぎつけ、万事休す・・・と思ったところ、ドラマが待っていました

まず、いいところなしだった金子誠選手から変わった二岡選手が執念の内野安打。続いて田中賢介選手の汚名返上のセンター前ヒットで同点に。この時点で1・2塁。一気に逆転のチャンスが出てきました。


そこで出てきたのが、陽岱鋼(ようだいかん)選手
実は、この試合4打席連続三振誰もが延長ないしは規定時間の3時間半が迫っていたので、このまま引き分けではないかと思われました。
しかし、陽選手はあきらめなかった12球投げさせるほどの激闘の末、気合で飛ばしたレフト前タイムリーで遂に逆転。
その後は、武田久選手がきっちり抑えて薄氷の勝利を収めました


まぁ、この試合、どっちの守備もひどかった。ただし、投手陣は何とか粘って試合を作っていたので、試合そのものが崩壊しなかったのがよかったのか・・・。どっちも守備だけは何とかしてほしいよねぇ。
あとはイニングをまたがせた星野監督の采配が誤算でしたね。そして、「スパイアー選手はイニングをまたがせてはならない」という教訓ができ上がりましたとさ(爆)。
何で中継ぎ陣つぎこまなかった?1アウトごとに変えてもよかったんじゃ・・・。


とにかく、悪いなりにも広いものの勝利を得た日本ハムソフトバンクと同じ1位でございます(実際はソフトバンクの方が上)。明日以降、両チーム、悪い状態をいかに立て直せるかが課題ですね。

ちなみに、明日は楽天が永井選手・日本ハムが八木選手。とはいうものの、明日は大雨の予報・・・。できるんか、できるんか!?<ムリの模様(苦笑)。
・・・せっかくスケッチブックに「ほむほむ」書いて応援しようと思ったのに(泣)。< や め ろ 。


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Posted by alexey_calvanov at 22:52Comments(0)TrackBack(0)