鳥取で一泊し、日曜日になったこの日、名古屋に帰ることになりましたが、山陰地方では前日から大雨となってまして、この日も鳥取県では100ミリとか言っていて、脅しに掛かっておりましたよ(汗)。
しかしながら、鳥取駅に着いた時には、雨は降っていない。あれが脅しだと確信した瞬間でもありました(ニヤニヤ)。いや、日中は降ったと思うけどね(汗)。
さて、ここから名古屋に帰るわけですけど、表題の通り、日本海ルートで帰ります。
まずは、山陰本線で豊岡駅まで向かいますが、ダイレクトで向かえないので、途中浜坂駅で乗り換えになります。なので、最初の列車は、浜坂行きになります。
その列車、始発列車ということもあってか、誰も乗っていない。ほぼ貸し切りとも言える状況で、鳥取を出発しました。
浜坂駅で豊岡行きに乗り換えると、かの有名な余部鉄橋(正式名称は、余部橋梁)を渡ることになります。
現在はコンクリート製の橋梁になっているのですが、かつては鉄製の橋梁だったため、余部鉄橋という通称が付けられ、コンクリートになった今でも通称として通じるのです。
写真は、渡り始めのもの。
渡り切ろうとしているところになるのですけれども、余部鉄橋の下には、集落があり、山の上ですが駅もあります。
現在は観光資源として一部残されているものの、住民の中には、余部鉄橋に苦しめられた部分もあり、完全撤去を求めた時期もあったそうです。
列車は、豊岡に近付いてきました。
城崎温泉駅を出ると、大きな川と並走します。ともすれば海なんじゃないかと間違えそうなこの川は、円山川といい、豊岡市街から流れてきているのです。途中には簸磯(ひのそ)島という中洲があり、車窓からでもわかります。
豊岡駅に着いたら、今度はWILLER TRAINS(ウィラートレインズ)こと京都丹後鉄道の宮豊線・宮舞線に乗り換えるのですが、ダイレクトに乗り換えられるルートは、まだ開いていなかった(泣)。そのため、一旦改札で駅を出て、京都丹後鉄道側の駅出入口から入り直す格好となりました。もちろん、出札扱いにはなりませんので、通しの切符でも安心して乗り換えできます。ちなみに、京都丹後鉄道の路線を噛ませても、JRのみどりの窓口(JR東海のみ、JR全線きっぷ売り場)では購入可能です。元々JRの路線だからというのもあるのでしょうけど、真相は不明です。
写真は、今回乗った列車。「海の京都」の宣伝を兼ねたKTR800系(801号車)のラッピング列車「海の京都トレイン」です。
宮豊線は、このような神秘的なところも通ります。木々の生い茂ったところを突っ走っていくんです。雨が霧のようになってくれたのもあり、さらに神秘的ですよ。
宮豊線のハイライトは、やはりここでしょう。終盤になりますけど、天橋立が少しずつ見えてくるんですね。もちろん、天橋立の最寄り駅もあります(駅名は、ズバリ天橋立駅)。
今回乗った列車は西舞鶴行きだったため、宮津駅に着いても、乗り換えなしでそのまま行けます。
宮舞線に乗っていると、発電所のような建物が・・・。
こちらは、国立研究開発法人水産研究・教育機構 日本海区水産研究所というもので、その宮津庁舎だそうです。遠くからでもはっきりと見える煙突のようなものが目印になるんですね。
宮舞線のハイライトは、由良川橋梁という大きな橋。
見てもらうとわかりますけど、主構が無い、橋梁が渡してあるだけの橋なので、横風が吹こうものなら、列車が吹き飛ばされるんじゃないのかと(汗)。
この由良川もデカい川。とはいえ、こちらは河口なので、そう感じるだけなのかもしれないが・・・。
少しの間、由良川を並走し、山をくぐり抜けると、舞鶴市の西側の中心地になる西舞鶴駅に着きました。ここまで来て、まだ本格的な雨にはなっていないので、一安心・・・と思ってたら、この場所で裏にハマってしまったのでした(泣)。