2024年02月20日

女子は中立地ということは・・・

サッカー日本代表のパリオリンピック・アジア最終予選が行われているのですけど、男女共に北朝鮮との対戦がまだ残っていまして、女子に関しては、その会場で難航している・・・というのは、ファンの方ならご存じでしょう。
本来なら、ホーム&アウェイ方式なので、北朝鮮の開催時は、自国の会場であるメーデースタジアム(金日成競技場)で行うのが慣例です(日本の場合は、余程のことが無い限り国立競技場になる)。ところが、日本からの定期便が無いこととセキュリティの問題、そもそも論で国交のない国での開催ということもあって、北朝鮮との交渉が難航していたというのもあり、未だに会場が選定されていないわけです。アジアサッカー連盟の仲裁で第3国での開催ということで進められ、中国の大連でというところまで漕ぎ着けていたようですけど、中国側が断ったため頓挫しています。
ところが、4日前の開催になって、サウジアラビアのジッダになるのではないかという話になり、急遽現地に向かうという慌ただしいものになるようです。代表選手やスタッフ達を二手に分けて別の第3国を経由して現地に向かうというものになるとのことで、その精神的負担は、尋常じゃないことがわかります。あまつさえ、キックオフ時間未定だけならまだしも、サウジアラビアのジッダで開催することは確定ではないらしく、全くの『見切り発車』で現地入りというイチバチ的な出発でもあるのです。万一北朝鮮代表が来ない(自分達が選定した会場で開催と勝手に言い出し、日本の不戦敗に持ち込む戦法)という最悪の事態も想定しないといけないですから・・・。


いくら北朝鮮の国情とはいえ、日本に対してあまりに酷く無礼な対応のようにも見えます。自分達で決めきれないなら、アジアサッカー連盟にすぐ第3国開催に切り替えるよう訴えるべきだったのではと。女子代表の方々には非常に苦しい中での戦いになるでしょうけど、自分達のポテンシャルを信じて、平常心で挑んでほしいものですね。


この女子代表のドタバタを見ていると、3月に開催予定の男子代表にも影響が出そうな気がします。今回の件でアジアサッカー連盟が北朝鮮に対して何らかの制裁を加えることになるでしょう。しかも男子代表は、過去に北朝鮮国内での開催を実施したことがあり、できないことはないはずなのです。しかし、女子代表と同様の理由でゴネることになれば、再び会場選定で振り回されてしまうのではないかと。しかも男子代表はTBS系での中継が決まっていますスタッフの配置にも影響を与えかねないので、北朝鮮には男子代表では素早い対応と会場確定をしてほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:58Comments(0)