2023年04月28日

春の新アニメ2023 ワースト

春の新アニメ2023、今回はワースト作品の紹介です。
今期が個人的には大豊作ではなく粒が揃っていると述べましたけど、これはいい意味で粒が揃っているということだけでなく、悪い意味でも粒が揃っているというふうでもあるのです。今期はホントに酷い作品が目立ったなと思っています。特に言われていたのが、「異世界はスマートフォンとともに。2」はどうなるのかという点ナ●コさんが製作から外れてよくなるはず・・・と言われていましたけど、やっぱりダメじゃないのという意見もありました。実際は、正直よくなかったです。赤尾さんに切り替わっても、ダメな作品はダメだったというわけです。これはナ●コのせいじゃなく作品のせいなんだなと。でも、そんなのが霞むほど、今期の作品は酷いのです。


では、見ていきましょう。今回もワースト3作品・・・といく予定だったのですが、もう酷いと思った作品を全て紹介する!それほど怒ってるぞ!


まず、「異世界はスマートフォンとともに。2」よりも酷かった作品で、ワースト3作品の選外になった作品を、サクッと紹介・・・できるかしら(ニヤニヤ)。


最初は、「私の百合はお仕事です!」
この作品は、主人公の性格の悪さが群を抜いていて、外面がバレたら総スカンやろ・・・と思ってたら、実際にそうやったやんけ!とツッコみたくなりましたよ(苦笑)。しかも、なし崩し的にバイトすることになったコンセプトカフェでお姉様になった方とか、何事ぞと。ゆえに主人公の性格以外は、ごく普通なので、ワーストからは外しました。まぁ、酷いけどね(苦笑)。

2番目は、「ワールドダイスター」
こちらは、ヒロインの性格が致命的主人公に対してセンスが無いとけんもほろろに酷評してるのに、そのくせ自分自身がセンシティブな面を持っており、ちょっと変な物音やトラブルが発生しようものなら、演技に集中できないという主人公以下のセンスだったというオチ(笑)。あとは、変なスイッチ(某塾のCMに出てくるやる気スイッチのような類)が入って覚醒するという、演技ってそんなふうでしたっけとツッコみたくなる謎仕様が起こっておりました。ともすればワースト作品の仲間入りですけど、これから紹介するワースト作品のインパクトがすご過ぎて外れましたとさ。
・・・あ、「ワールドダイスター」って、『ワールド大スター』が語源なのかねぇ?もしそうだとしたら、クッソダッサ(ギャハ)!<怒られるよ!

3番目は、「事情を知らない転校生がグイグイくる。」
正直、ワースト作品との当落線上に残っていた作品です。はっきり言えば、いじめを助長する番組だという点で嫌悪感を抱いていた点と主人公の天真爛漫さが逆に何で現状を打開する方向に向かないのだと思わされたのです。でもそれ以上でもそれ以下でもなく、それだけが作品を悪くする原因なので、ワーストにするほどではないという結果になりました。


さ、前座はこのくらいにして、本編です。


今期のワーストは、「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」
この作品を語るには、この一言で終始するのです。それは、「はいはい、なろうなろう」(ギャハ)。
この一言で片付くほど、主人公の超人的な能力とまたやり過ぎたと嘆く主人公の繰り返すこのポリリズム的な展開。もう全てが単調でセリフ回しでさえ嫌悪感を抱く(先読みができる)ような単調さナ●コが担当しているだけでは済まされないほど酷い作品に仕上がっておりましたとさ。30分があっという間に過ぎてくれるうちならいいのですが、30分を拷問に感じるようになってきましたからね・・・。個人的に一番酷いと思ったのは、オープニングの欽ちゃん走りと思えるような主人公とヒロイン2人が横向きに走るシーン。これは疾走感を表すシーンじゃないだろ!もう、何でそうなるのとアテレコしたかった(苦笑)。それほど作画も酷いのです。

2番目は、「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜」
こちらも、「はいはい、なろうなろう」な作品。前にも書いた通り、「進化の実」をシリアスに書いたら、こうなるのです。・・・と思ったら、作者が同じというから性質が悪い「進化の実」の方が、まだコメディ要素が残っていて、作品に面白味があるんですよ。酷い作品だと言われていますけど、愛嬌が残っている分、見ていて嫌味を感じないんですね。
ところが、この作品は、シリアスに置き過ぎるため、主人公の(自分ではわかっていない)自意識過剰な部分が見えてしまっているのです。あまりにチーターと化しているため、街を歩けばワーキャーされるわ、惚れ薬でも嗅(か)がされているかのようにメロメロだわ、何か陽キャの権化と化している部分もあって、もう見ていて怖い。うん、異世界のチート能力を現実社会に持ち込んではいけないという教訓でもあるのだと思った(苦笑)。そこにスガシカオさんのエンディングだぞ。もうお腹いっぱいです(汗)。

3番目は、「絆のアリル」
この作品は、3話見ても未だに何をしたいのかわからないという前代未聞なデキです。私の理解力が足りないのなら謝ります(汗)。でも、30分しっかり見ていてもわからないのです。要は、キズナアイを超えるバーチャルタレント(VTuber)になりたいということで、よろしいか(ニヤニヤ)?
こちらは、30分の視聴も苦しいくらいに単調・・・とか思ってたら、制作陣も30分を持て余したのか、2話では5分くらい作品の内容説明になってたぞ(ニヤニヤ)。一瞬「?」となったよ。次回予告とも思ったけど、それにしては長いな・・・と思ったら、そんなんだもの。キズナアイのいない世界なので、基準になるVTuberがいないのに、プロモVを見せられて、すごいだの何だの言われても、ワイには何も響きません(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:09Comments(0)

2023年04月10日

春の新アニメ2023 その10 異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜

春の新アニメ2023、10回目はKADOKAWAが運営する投稿小説サイト「カクヨム」が原作で、後に富士見ファンタジア文庫で連載している「異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する〜レベルアップは人生を変えた〜」です。
どこかで見たことのあるプロモVだなぁ・・・と思いながら、この作品を評していくわけですけど、「カクヨム」も、いわゆるなろう系の一種とみなされるわけですね。いい作品もあるけど、そうでない作品もそれなりにあるのが、なろう系(苦笑)。


あらすじはこう(以下PCではイタリック体で表記)。


主人公は、幼い頃から周囲によって酷いいじめに遭い、その風貌から、両親からかわいがられていた他のきょうだい(弟と妹)と違い、虐げられていた。唯一祖父だけが、主人公をかわいがっていた。

ある時、その祖父が亡くなり、彼を守る人が誰もいなくなってしまい、絶望に打ちひしがれ、世の中が嫌になったと思ったその時、突然隠し扉が現れ、開くそこは隠し部屋になっており、さらにその先には謎の扉があった。彼がそこを開けると、『異世界』の部屋に通じ、以降驚異的な成長と変化を遂げることになる


というふう。


・・・1話を見て、わかったこと。この作品、「進化の実」をクソ真面目に作ったら、こうなるというふうなんだろうな(ニヤニヤ)。
まず主人公の境遇が、若干似ているんですよね。「進化の実」では、両親やきょうだいとの関係は描かれていないですけど、風貌が太っちょで、周囲から激しいいじめに遭っていた点は共通項に挙げてもいいんじゃないかなと。そして、異世界で驚異的なレベルアップと風貌の変化が訪れるのは、「進化の実」では、謎の実を食べることで起こるのに対して、今作では異世界でモンスターを倒したり、主人公がチートと称する野菜や果物を食べて引き起こされるという違いはあるものの、ほぼ同じような過程で起こっていると思っていいのではないのかなと。そう思うと、「進化の実」はふざけた中でもエンターテイメント要素を持たせて軽く見せていた点は、シリアス路線の苦手な人には評価できるんだろうなぁ・・・とか思ったり。しかし現実は、今作のような展開なんだろうなぁと。
ただ、総じてなろうだったのは変わらずよくある展開(しかも超展開)なので、テンプレのような感覚で見られてしまい、他の作品(この場合、過去作も含めて)に埋もれる格好になるんだろうなと思えてなりません。今後、超エリート校への推薦が絡んでくるようですが、主人公はどうするのか。気になるところですけど、相変わらずのなろう的展開なら、見ても見なくても一緒・・・となりませんように(汗)。
放送局・放送時間の詳細は、「続きを読む」にて。


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Posted by alexey_calvanov at 22:28Comments(0)