プロ野球日本シリーズは今日神宮球場で第5戦が行われ、0-5と圧倒的なスコアでソフトバンクが勝ち、大方の予想通り日本一となりました。
日本シリーズ開始前から内川聖一選手がいない、李大浩(イ・デホ)選手が神宮に移動してから寝違いで首を痛めた状況となり、本来の力を発揮していない状況にもかかわらず、李選手は今日の試合で先制弾を放ち、その後もメンバー入りした選手が一丸となって奮闘。ヤクルトを圧倒しました。ヤクルトは先日山田哲人選手が3連続本塁打を放った第3戦がよかったと思えたくらいで、全く実力を発揮できないままに終戦となってしまいました。さぞかし、真中満監督をはじめ選手・スタッフ達は悔しかったことでしょう。
ソフトバンクは、創設時の南海、1989年からのダイエー時代を併せて7回目の日本一となり、工藤公康監督は2010年のロッテ監督だった西村徳文さん(2016年からオリックスのヘッドコーチ)以来の就任1年目での日本一となりました。また2年連続の日本一は1990年・1991年の西武以来なのですが、異なる監督で連続日本一になるのは史上初の偉業となりました。
ソフトバンクは3軍制度を敷いているので、戦力が充実しており、2016年には2軍・3軍の新施設が開場するとのことなので、ますます充実することでしょう。また3軍制度の有効性が示されたことで、巨人が3軍を新設しました。今後、資金面で余裕のある球団はソフトバンクや巨人に続いて3軍制度を導入することになるでしょう。
最後に、ソフトバンクの皆様、日本一おめでとうございます。下馬評がよかっただけに、ポストシーズンはプレッシャーの連続だったでしょうけど、よく頑張ってここまで至ったものだと感心しています。もう皆さんを大一番に弱いとかポストシーズンに弱いとは言わなくなるでしょう。それだけ、過去の評価をがらりと変える強さだったと思います。この強さが続けば、ソフトバンクは黄金期を迎えることでしょう。充実した戦力と層の厚さをこれからも維持して、さらなる連覇を目指して下さい。