現在では、この表現は使わないようになっているのですけど、東日本大震災の余震の可能性が高いのかもしれません。あれだけの大規模地震ですから、その揺り戻しは当分止むことは無いでしょう。一度大きな地震が起こると10年以上は活発期に入るとの話もあるので、まだまだこのクラスの地震に警戒しないといけないでしょう。
一方で、余震ではなく新たな震源の地震という見方もあります。これも確かにその通りだと思います。東日本大震災の影響で、あちこちのプレートの歪みがもろくなり、こらえきれなくなったものが散発的に起こしているとも言えるわけです。誘発地震という考え方ですね。
さて、今回起こった地震で東北地方と関東地方では停電や水道などのインフラ破損が相次ぎ、宮城県では仙台城の石垣が崩落したり、伊達政宗の像が一部破損する事態に陥っています。鉄道では、JRが運行を停止しており、特に新幹線では東北新幹線内で脱線事故や高架の破損が発生したことにより、4月になるまで仙台駅以南で運行できない状況になりそうです。
スポーツでは、サッカーのJリーグチームの選手・スタッフなどの無事は確認されたものの、現状開催に動いているのは、3/20開催のモンテディオ山形×ベガルタ仙台のみです。アウェイに至っては開催できるかも不明です。プロ野球も今月末に開幕が迫っていますけど、東北楽天ゴールデンイーグルスが開幕戦を開催できるかは不透明になっています。
今後詳しい被害状況がわかってくると思います。特に輸送面でのダメージが大きいように思われます。以前にも大きな地震が起こった時は、常磐線などで特急運行を増強した記憶がありますけど、今回も常磐線の仙台行きを増強することも視野に入れるかもしれません。また飛行機が代替アクセスになると思われます。
いずれにしても苦しい状況に至るのは覚悟した方がいいかもしれません。また大きな地震が起こらないことを切に願います。

