
まずは、中井侍駅。
為栗駅(してぐり)から南へ4駅目にあり、長野県最南端の駅になります。



ちなみに、かつてここから通っていた高校生のために臨時で快速が止まっていた経緯があり、その時のエピソードがここではないかとも言われているものの、都市伝説(JR側は否定、駅のある天龍村はその存在そのものを知らなかった)とも言われ、詳細はやぶの中・・・。まるで、旧トンネルがあったことをわからなくするかのようです。

民家や大きな道に続く小路を少し登っただけでもこれですもの。列車がいなければ、雄大なパノラマを楽しめることでしょう。

静岡県最北端の駅でもあり、中井侍駅の隣になります。



一つ目は、現在の皇太子妃雅子様の旧姓が『小和田(おわだ)』だったため、この駅がフィーチャーされた、いわゆる小和田ブームの場所として。
そのブームにあやかって、当時この駅にあった水窪(みさくぼ)町(現在の浜松市天竜区水窪)がこの駅で結婚式を挙げるカップルを募集したことがありました。それがその時の物の一つで、新郎・新婦を乗せた専用列車のヘッドマークです。



今は見る影もない草の生い茂ったところとなってしまっておりますが、当時は盛大に行われたことでしょう。



以前にも撮りましたが、改めて紹介する「3県境標識」。

今いるところが静岡県、向こうの川岸にある山は愛知県、奥にある山の向こうは長野県になります。


最も近い集落まで1時間、橋にたどり着くまでに25分ほどかかります。
ちなみに、駅前にあるのは廃屋(製茶工場跡)くらいです。

かつては、大きく広い道があったことの名残でもありますが、現在はダムの完成に伴い大きな道が沈んでしまって、往年の影はありません。


人によっては、老後はここがいい・・・なんて言う人もいるのかもしれません。
次回もう少しだけ。秘境駅じゃないのですが、途中停車した駅を紹介します。

