FC岐阜、昨日は沖縄県沖縄市にあるタピック県総ひやごんスタジアムでFC琉球と戦いました。
この日は、勤労感謝の日で休日になったことによる代勤となってしまい、前々から有給休暇の申請もしていたものの、通らなかったのもあって、DAZNでの観戦となりました。しかも、琉球戦はホームでも行けなかったので、つくづく今年は琉球との相性が悪いのよね・・・。
しかし、岐阜というチームは琉球との相性が、すこぶるいい。JFL時代(2008年)にもJ2時代(2019年)にもダブルをゲットし、今年もホームでは勝っています。未だ琉球には負けたことがない不敗神話が続く中で、かつ昇格の望みが潰えた中で、また勝ちを積み重ねることができるかがポイントになってくるでしょう。
一方の琉球は、もう秋風が吹いている状況。この試合を前に、7人の選手の契約満了がリリースされています。その中には、琉球の正ゴールキーパーとも言えるダニー・カルバハル選手や阿部拓馬選手のような経験豊かな選手もリストアップされているとのこと。ホーム最終戦となる琉球にとっては、彼らの姿を生で見る最後のチャンスでもあり、現状メンバーのホームでの最終試合でもあるので、何としても勝ちたいと思っていることでしょう。
さて、試合の流れは、やはり岐阜に利あり。前半から岐阜が押す格好となり、琉球はピンポイントで攻めてくる流れになりました。ただ、琉球は少ないチャンスをモノにしているともいえ、前半だけで見ると、琉球は6本シュートを放っていました(岐阜は5本)。風の強い試合だったのですが、向かい風の中で琉球は押していたんだなぁ・・・。いいシュートもあったので、つくづくこの日復帰してきた茂木秀選手様々でしたよ。ウチもいいシュート放てていたんですけど、やはりJリーグ屈指の鉄壁キーパーとも言えるカルバハル選手を破るのは難しい・・・。
後半も岐阜はペースを掴んではいるのですが、やっぱり破れない。そうこうしていると、琉球も攻撃の手が盛んになってきました。窮地に陥ったシーンもあったので、ホントこの日復帰(以下略(笑))。
しかし、試合は意外な流れで決着します。
後半23(68)分、鉄壁なカルバハル選手がミスキックを犯し、窪田稜選手の目の前に転がってしまいます。この際、窪田選手は前方にいた山内寛之選手にパスを回す選択をしたものの、相手ディフェンスに阻まれてしまいます。しかし、そこで窪田選手は冷静に自分で運ぶことを選択。守備陣のスペースを短時間で見抜き、そこにラインがあるかをわかっているかのようなシュートを放つ!これが面白いようにゴールマウスの左隅に転がっていき、カルバハル選手の必死のカバーをあざ笑うかのようなものになりました。ミスを突いた岐阜がやっと先制点を挙げたのです。この日のカルバハル選手は、キャッチやセーブに関しては、素晴らしかったんですけど、キックに関しては、あまり精度がよろしくなかったんですよね・・・。そんな中で出てしまったミスキック。恐らく最後の試合になるであろう中で、自身にとって痛恨でもあり、現役生活やサッカー人生を振り返る中で、ずっと後悔する事態になっていくことになるのではと。
その後も契約満了になった選手をはじめとした人達が、追い付くために奮闘していたものの、ギリギリのところで岐阜はかわし、虎の子の1点を守る形でウノゼロ勝利。本来ならもう1点入れてほしかったですけど、(途中交代にはなったものの)カルバハル選手だったことを差っ引いても、まぁいいかなと思います。不敗神話は来年まで続くことになりました。
しかし、この勝利の代償は大きい。
後半14(59)分に川上竜選手がファウルを犯し、イエローカードを出されたことで、累積4枚になり、次節の試合が出場停止になりました。ああ、やっちゃいかん余計なことをやってしまったか・・・。もしかしたら仕方ないプレーかもしれないけど、ここでやってしまうのは、痛い。代わりは藤谷匠選手になるのかなぁ・・・。そうなると、藤谷選手のポジションには、和田侑樹選手か三國スティビアエブス選手が登場するのか。うーむ。
ともあれ、勝って帰れるのは大きい。最終節になるギラヴァンツ北九州戦も勝って今シーズンを終えたいところ。北九州は残留が決まったとはいえ、元気のない北九州なら開幕戦のようなもどかしい試合にはならないはず。
ただ、落ち着いた試合になるのか、少しでも順位を上げたいと思って前のめりになるのか。何となくウチが落ちた時に行われていた柏レイソル×京都サンガF.C.のような試合にならないか心配ではあるのよね。そういえば、最終節の次の日に行われる名古屋グランパスの試合相手は、まさかの柏だったわ(爆)。