2023年05月17日

東北へ行く2023⑨

SOG03_134917竜飛崎といえば<吉田拓郎さんの9枚目のシングルのB面だろ?
・・・と、いきなり竜飛崎ならぬ赤字にどてっ腹をぶち抜かれちゃったねと歌いそうになりそうですが、こっちでしょ、♪津軽海峡・冬景色でしょ。石川さゆりさんの代表曲ですけど、これを19歳の時に歌い上げたのだから、末恐ろしい・・・。



SOG03_134829その歌謡碑が竜飛崎のふもと(と呼んで差し支えない)にあります。青函連絡船のそばにも歌謡碑がありますけど、こちらの歌謡碑は竜飛崎に関する部分(2番)だけが書かれています
ちなみに、この曲では『竜飛岬(たっぴみさき)』と歌われていますけど、この岬の正式名称は、『竜飛崎(たっぴざき)』なのです。あくまで竜飛岬は通称なのです。



SOG03_134702そして、竜飛崎といえば、忘れてはならない階段国道国道339号線の階段部分が国道に指定されているのです。
写真は竜飛崎灯台の入り口そばにある方向から。



SOG03_135708やや急峻な階段を下ると、途中に開けたところがあり、少しだけですけど、集落と港が見えるようになってきます。

この階段国道ができた経緯は、実のところよくわかっていません元々あった三厩村時代の村道が国道に格上げされたという説、役人が碌(ろく)すっぽ確認せずに線を引いた説(これは後に敢えて階段であるとわかっていながらも国道に指定したという見方もあることがわかっています)、青函トンネル工事の際のバイパス道路を建設する計画があったので階段と知りながらも暫定ながらも国道に指定した説などがありますけど、青森県や国土交通省は、元々狭い坂道に小中学校の通学路として階段を整備したのが現在の階段国道になったとしています。



SOG03_140132こちらは集落側から見た階段国道。
見てもらうとわかりますが、つづら折りのような急な階段が幾重にも折り重なっております。それもそのはず、階段は全362段あるのです。だから上がってくると息が切れるわけだ・・・。こんぴらさんの階段もキツいけど、ここもここでキツいわ。



SOG03_140343そして集落側の入口。本当はもう少し下みたいなんですけど、坂の途中にある家から先の階段が階段国道になるのかなとか思ったり。



SOG03_140157階段国道の地図。
地図を見てもらうとわかりますが、現在は集落から竜飛崎灯台付近まで立派な道が敷かれています本来なら、この立派な道が国道339号に指定されてしかるべきなんですけど、『日本唯一の階段国道』という枕詞が付いてしまったこともあり、観光名所として売り込めるからそのままにしておこうというふうになり、現在でも階段部分が国道に指定されているのです。なお、この経緯がきっかけとなり、階段部分に手すりなどの安全対策が施されるようになったそうです。



SOG03_135423実は、七ヶ浜町には階段国道以外にも、階段町道もある(笑)。標識は旧三厩村時代に立てられたものなので、『階段村道』となっているのがミソ。



この後、バスが来るまで竜飛崎にいましたけど、本当ならもっといたかったんですよね。でも、何もすることがないだろうと思っていたのと乗り継ぎの関係で1時間しか滞在できなかったのです。そのあたりの話も含め、家路に着くまでの話をば。やっと最終回かな(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:14Comments(0)

2023年05月16日

東北へ行く2023⑧

SOG03_133646蟹田駅からデマンドタクシーの「わんたく」に乗っておよそ1時間半。今回の旅のもう一つの目的地になる竜飛崎にやって来ました。
以前にもお話しした通り、ここも外ヶ浜町。今津町を通り抜けているので、確かにそうかなと思うくらいのレベルなんですけどね・・・。



SOG03_133858険しい階段を上った先にあるのが、竜飛崎灯台。津軽海峡を通る際に重要な灯台で、現在は無人化されています。
ここまで来ると、風がビュンビュン吹いてきて、ちょっと怖い。



SOG03_133925この竜飛崎灯台の先に竜飛崎があり、海上自衛隊の竜飛警備所があるのですけど、その先から見えるのは北海道です。このあたりに来ると、風のせいもあるが、手すりを目視で確認し、滑らないように足下に集中しておかないと怖い(汗)。


津軽海峡は、東西の幅は約130km、南北の幅は18.7~19.5kmあります。北海道と本州を隔てるだけでなく、太平洋と日本海を結ぶ重要な海洋ルートでもあります。そのため、全体を日本の領海とすることもできるのですが、慣習として中央部を公海にして外国船籍が通行できるようにしています最近(2022年に)ロシアの軍艦が津軽海峡を通過したことが大きな話題になりましたね。



SOG03_133954ここから見られる景色については、このような詳しい説明もあります。なので、北海道の地理や土地勘が無くとも、だいたいあの山や島がどれかとかわかるようになっているのです。



SOG03_134042このような展望図と称した長いバージョンもあり、どこに何があるかには困らない(笑)。



SOG03_134147こちらは、青森県(東)側の景色恐らく下北半島も平舘(たいらだて)海峡を挟んで見られるんじゃないかと。



SOG03_134256竜飛崎を少し下ったところには、青函トンネルの竜飛崎基地があります。この下あたりを青函トンネルが通り、竜飛海底駅(現在の竜飛定点)も竜飛埼灯台から東側にあります。



この竜飛崎周辺は、見どころがいっぱいあります。次回はその残りを紹介していきます。


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Posted by alexey_calvanov at 22:56Comments(0)

2023年05月02日

やっぱり青森は寒かった

岩手も寒いけどね・・・。


今日1日、青森県を横断する格好で巡って来ました。朝は曇ってて寒い、日中は風が強くて寒いという同じ寒いでも違った感覚の寒さを味あわされました朝は風が強くて寒いのも合わさっているので、何とも言えませんが。
再訪した場所、初めて行った場所、それぞれに趣きと変わったところを味わえてよかったです。惜しむらくは、竜飛崎はもう少し時間を割いてもいい。何だったら竜飛崎そばのホテルで一泊して帰るでもよかった(ただし空室があればの話)。もう一回行くことになるのは、ほぼ間違いない。


明日からは家で過ごすのがメインになる大型連休ですけど、何だかんだで出掛けるのは、以前話したとおり。とはいえ、家なら落ち着けるからいいか(ニヤニヤ)。


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Posted by alexey_calvanov at 19:00Comments(0)