2024年08月26日

FC岐阜観戦記2024 第12節 獅子よ、目覚めの時です

FC岐阜、昨日はY.S.C.C.横浜と戦いました。
ホームで勝ったのはいつのことだったか。調べてみると、3/24のいわてグルージャ盛岡戦が最後となっています。それ以降の勝利は全てアウェイ。こんなことってあるのと言いたくなるくらい、ホームで全く勝てていません。順位も13位に落ち込み、下の方が見え始めてきた状況でもあります。
そして迎えたこの試合、前回の試合で勝ったアウェイの試合の一つです。ここで勝てないと、正直どこにも勝てないという気持ちで挑まないといけないと思っています。下が見えてきた今だからこそ、ここで勝たないとズルズルと引き込まれるんだという気持ちで挑みたいものです。


KYG03_20240825_155409977今日の試合は、8/21に誕生日を迎えたギッフィーの誕生祭も兼ねていました。おめでとうギッフィー。






KYG03_20240825_205823688試合は、久しぶりに岐阜が大暴れになりました。年に一回ホームかアウェイのどちらかで起こるガチャの大当たりのような残虐ショー・・・なんだろうけど、今回を含め、これまでの試合展開を見ていると、そう思えないんだよなぁ(苦笑)。
ただ、入り方は悪くなかったと思いますし、嫌らしいパスを通されたりはしたものの、押されているという雰囲気はあまり無かったように思います。新加入の選手が絡んだディフェンダー陣が健闘したのかなと。実は、甲斐健太郎選手が累積警告で出場停止処分を食らっていただけに、守備の面では心配だったんですね・・・。


そして、今回の残虐ショーの先鋒は、前半26分の粟飯原尚平選手ヴィッセル神戸から期限付き移籍でやって来た寺阪尚悟選手からのクロスを一旦は相手選手が止めるものの、岐阜の選手に囲まれて、最終的に粟飯原選手に奪われる格好に。間髪入れずに左足で振り抜き、先制点となりました。

次鋒は、その2分後に現れます。水野泰輔選手からの縦パスが粟飯原選手に通った。そこで打ってくるのかと思ったら、『珍しくいた(粟飯原選手談)』という庄司悦大選手にパスこれを冷静に流し込んで2点目(ゴールとしては2022年以来2年ぶり)となりました。俗にいうプレゼントパスというものらしいですが、これを見るのは2018年の古橋亨梧選手から難波宏明さんに回したあの時以来だ。もしや・・・と思ったけど、今は止めておこう(汗)。

その後、Y.S.C.C.が息を吹き返し、オニエ・オゴチュクウ選手に入れられてしまうものの、ここで『2-0は危険なスコア』という文句に流されずに、自分達のプレーをやってのけたのが大きかった
この後、前半終了間際(45+3分)に中将が現れます新垣貴之選手のフリーキックに寺阪選手が頭で合わせてゴールインですよ。彼自身Jリーグで初めての得点が、試合を運命付けるものとなりました。これはY.S.C.C.に与えた精神的ダメージが大きかっただろうなぁ・・・。


後半に入ってからは、岐阜もY.S.C.C.も暑さから動きが停滞していた状況。試合前に降った雨でピッチコンディションもよくなかったでしょうから、やりにくさで疲労もピークに達したことでしょう。そんな中で、眠れる獅子だった藤岡浩介選手が後半25(70)分に投入されました。
その藤岡選手がフィニッシャー(副将・大将)になったのです。まずは後半30(75)分、遠藤元一選手→庄司選手→水野選手と小刻みにパスが回り、水野選手が前方にいた藤岡選手に大きくポーンと縦パスを出したオフサイドになるかならないかのラインで藤岡選手が受け取って、そのまま飛び出すと、右足で大きく振り抜いたボールは、弧を描きながら、ゴールマウス右隅右側のネットに当たって入った!ものすごく取りにくい位置に打ち込む芸術的なシュートで、『藤岡浩介、ここにあり』と存在感を示しました田口裕也選手がツエーゲン金沢に移籍したことをチャンスと言わんがばかりに(ニヤニヤ)。

そこから、最終盤に勇猛果敢に攻め込んだ藤岡選手が、ペナルティエリア内でキーパーの岡本道也選手によるPKをもらう結果になり、そのまま蹴り込んで得点に。実に2022年以来の2ケタ得点になると同時に、彼がトップ下では機能しなかったことを意味する得点にもなってしまいましたとさ(ギャハ)。もうトップ下は粟飯原選手に任せよう


なお、今回ホームでの勝利は先述の試合以来、5ヶ月ぶりになりました。そして、今シーズン初のダブルゲット。かつ観客動員の少ない試合は、何かが起こる(一番印象的だったのは、レオナルド・ロシャのコーナーキックが、バナナシュートになってダイレクトインした試合(爆))ということを改めて立証した気がします。



KYG03_20240825_210422518ということで、MOMは2点目を決めた庄司選手(右)になるものだと思っていたんですが、こうもすごい試合になってしまったからね・・・。



KYG03_20240825_210430152こうなっちゃうと、眠れる獅子が目覚めたと思って、藤岡選手を推すしかないだろうと言いたくなるのもわかります
まだモヤモヤが残っているから、写真がいいふうに写ってないというふうではないぞ(ギャハ)。



とまぁ、ここまでいいふうに書いていますが、実際のところ、Y.S.C.C.の拙攻・拙守に助けられた感もあるのは事実で、Y.S.C.C.がポテンシャルを発揮して試合に勤しんでいたら、2-2ないしは逆転負けを食らってもおかしくない展開でした。このチームは、誰が監督になっても、たった一つのプレーでガラッと変わるところだと思ってますけど、今回は稚拙なプレーの積み重ねで自滅してしまったのかなと思います。これはウチにも言えることで、特にここ最近の負けは、稚拙なプレーの積み重ねで負けていたんですよ。これを今回は起こさなかったことだけは評価したいと思います。それでも正直今回の勝ちでは、まだ信用・確信ができない
だからこそ、次の試合、ホームになる松本山雅FC戦で、どんな形であれ、勝ちを得られれば、ウチのスタイルができたんだなと確信を持て、ホンモノだと思うんです。そうなるように、次も全力で挑んで下さい。今の松本山雅は、それほど恐ろしいチームではないはず。前回勝てたのですから、今回もやれるはずです。
・・・と書いてはいるけれど、台風10号の動きによっては、平日開催になりかねないんだよなぁ(泣)。台風が足早に過ぎてくれますように。


あ、スタグルは都合により次回(ギャハ)。


残り試合は13。プレーオフ進出までの勝ち点差は6、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は14。


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Posted by alexey_calvanov at 22:58Comments(0)

2024年07月29日

FC岐阜観戦記2024 第11節 勝てない者同士の戦い

FC岐阜、昨日はガイナーレ鳥取と戦いました。
岐阜・鳥取、共に背負っているのは、勝利への渇望。しかし、その渇望具合に少し違いはあります。
岐阜に関して言えば、ホームで勝てない状況が続いています。何と3/24のいわてグルージャ盛岡戦以来ずっと勝っていないんです。しかもその間にあった天皇杯も勝ててないんですよ。天皇杯勝ってるじゃんと思ったあなた、1回戦は同じ長良川でもメドウなんだよな・・・(汗)。
一方の鳥取は、長い間勝ちに恵まれていないんですね。最後に勝ったのは4/28のFC琉球戦。その間一切勝っていないんですね。もちろん、その間に天皇杯を挟んでいるのですが、その相手は地域リーグのチームで、PK戦の末に敗れるというジャイアントキリングを食らってしまったんです。その間にはウチとの試合も挟んでおり、そう考えると、頑張れば勝てるよね・・・となるわけですよ。


ここで、移籍ウィンドウが開いたということなので、ここまでの間に決まった移籍を紹介しましょうか。

まず最初に決まったのは、7/10にJFLの高知ユナイテッドFCへの期限付き移籍が決まった和田侑樹選手
今年に関して言えば、カップ戦(ルヴァンカップと天皇杯)の出場のみでした。昨年は11試合出場していたのですけど、ケガとかがあったんだろうなと。高知は、J参入に向けて懸命になっているので、その一助になれるように頑張ってほしいです。

その次は、7/17にロアッソ熊本から期限付き移籍で加入した岡崎慎選手
FC東京に入団したものの、メインで出場したのは、当時J3にあったFC東京U-23で、J1での試合出場は2ケタいかない状況でした(ただ、下部組織出身なので、期待はされていたらしい)。2020年に約1年間期限付き移籍で清水エスパルス、2023年には完全移籍で熊本にそれぞれ在籍したものの、そこでは度重なるケガで出場機会に恵まれない格好となり、清水に至っては、シーズン終了前に呼び戻されることとなりました。今年もケガをしている中での移籍になるので、再発しないか懸念はしているものの、守備のセンスはあるとのことなので、期待したいですし、何より東京・清水時代にも一緒にプレーした吉本一謙(かずのり)選手が期限付き移籍で在籍していたチーム。何か思うものがあるのではないのでしょうか。

そして一番衝撃だったのは、7/23にJFLのヴィアティン三重に期限付き移籍が決まった山内寛史選手
昨年はキャリアハイの6得点を挙げたものの、今年はケガで出遅れ、やっとアウェイの鳥取戦で得点を挙げたのに・・・。点の取れるフォワードの印象が強く、正直今サブにいるイ・ヨンジェ選手を出すなら・・・とさえ思っていたほどです。天野さんになってからフィットしなくなったのかなと思っています。本当に残念でなりません。新天地になる三重で、試合数的に2ケタ得点は無理でも、キャリアハイだった6得点に近付けるように、そして三重のJ参入に貢献できるように頑張ってほしいです。

そこから、今度は水戸ホーリーホックから中山開帆選手が期限付き移籍で加入します。
ポジションはゴールキーパーで、あまり目立った成績は無いものの、長年活躍している選手です。なぜこの補強・・・と思ってしまいましたね。茂木秀選手のケガがあるとはいえ、3人でも十分に戦っていけるはず。もしや茂木選手の身に・・・と思ってしまうのですが、はてさて。

そして一番最近では、7/26に藤枝MYFCから期限付き移籍で水野泰輔選手が復帰しました。実に8年ぶりとのこと。
ウチに在籍していたのは、2013年の途中~2016年。当時は名古屋グランパスから移籍となり、当初は期限付き移籍、2014年シーズン終了時に完全移籍で加入となりました。2017年から当時はJ3だった藤枝に在籍し、チームの主力として活躍したものの、2021年に熊本に完全移籍。ところが、大木武監督の采配にフィットしなかったのか、2022年に再び藤枝に戻ります。そこからは、藤枝のJ2昇格に貢献し、昨年も活躍していました。今年は1試合の出場のみに留まっており、年齢的な面もあるのかなと思っています。
ただね、彼はあまりいい印象が無い消極的なプレーと後ろ向きなパス回し、試合終了後に負け試合なのにへらへら笑っていたのにものすごく怒りを覚えたことは忘れもしない。なので、藤枝・熊本にいた間にどのくらい人として変わったのかを見ていこうと思います。


KYG03_20240728_161939258ちょいと移籍話で長くなってしまったので、サクッとスタメシ紹介。
今回は、満開堂が1day出店しておりました。紹介するのは、2017年の名古屋グランパス戦以来なんだね。その間にも来てたような気がするが・・・。



KYG03_20240728_163021504もちろん、「おにまんじゅう」です。今回は、緑のチームカラーだからということで、よもぎにしました(笑)。



相変わらず、ちょっとボソッとしているものの、それなりにもちっとした食感はある。何よりよもぎのいい香りがして、よかったですね。


KYG03_20240728_164735266この日は、チキングルメということで、アウェイキッチンのぶんごやで「清流美どり かぶりつけ骨付きもも」を買ってきました



単純に塩で味付けしてカラッと揚げたものなのかな・・・と思っていたんですけど、どうも油淋鶏っぽい甘酸っぱいソースが掛かっていたのかな。そんな甘酸っぱさをわずかに感じました。うん、そうだったに違いない(苦笑)。


KYG03_20240728_180507071かさなるステージでは、SKE48(FC岐阜応援隊)と共に、柏木陽介クラブアンバサダー(左)、粟飯原尚平選手(中央)、上野輝人選手(右)が登壇しておりました。
SKE48の子達とペアを組んで行ったフライングディスクゴルフでは、上野選手が見事にカップインさせて優勝をさらっておりました。そこはボケないと・・・と思いながらも、いい意味で主役に躍り出ましたね。



KYG03_20240728_195842383そして、読売ジャイアンツとのコラボデー、再び。そんなことなら、あのタオル持ってくればよかった・・・。
9/5に長良川球場で行われる巨人×東京ヤクルトスワローズ戦の宣伝も兼ねて、ジャビット(右)と巨人のマスコットガールであるVENUSが来場していました。






KYG03_20240728_205725345試合ですが、岐阜は鳥取に対して圧倒していたんですね。積極的に展開して、ゴールも狙えていた。あとは放ったシュートが入りさえすれば・・・というところが、結果的にダメだったんだなと。まぁ、藤岡浩介選手をサブに、粟飯原選手を外していた時点で、得点源が薄まっていたとしか言えません。暑い時期だからこそ、確実に仕留めるということをできないと、後々自分達に重くのしかかってくるんですよ・・・。
この試合では、プレースタイルが気になった。今シーズンは、相手の間隙を縫って縦パスで展開することが多いような気がするんですけど、今やってるプレーはギャンブルチックな部分が強いんですわ。開幕当初のこのプレーは、自信を持ってやっていた気がするんです。ここを確実に通すという明確な意思を持って。でも今は、通ればいいなぁ、通るかなとおっかなびっくりでやっているので、相手に見透かされたら終わりですわ。
もう一つ気になったのは、少々舐めプでやってないかいと。相手に攻め込めるだけ攻め込めたので、パス回しや守備の面とかで甘さが出ていなかったかと。実際失点劇は、パスミスから生まれたもの守備の甘さで後ろに抜かれるシーンもあったので、この日の気温が30°C近かったとはいえ、アウェイで勝ったからと舐めたプレーをすれば、そうなるわな・・・。

その後は、暑さもあってか堅い展開に陥ってしまい、選手交代も機能せず、舐めプのツケを払えず負け積極的に攻めていた時には、これなら勝てると思ったけど、あのプレー以降は一切その思いが失せたこのままズルズル行くなと思ったら、案の定だったとしか言えません。



と、KONOZAMAだから、試合後のゴール裏は大荒れに荒れるわけだ(ニヤニヤ)。コルリがブチ切れていましたね。その責を庄司悦大選手に求めた(いわく、しゃべってないとのことらしい)ら、庄司選手もブチ切れた。もう言い争いというより戦争状態ですわ。チームがバラバラじゃねぇかと大分トリニータのサポーターから揶揄されそうな展開ですな(苦笑)。<ちゃんとまとまってるよ・・・な?
どうも、声を出してくれとケンカを売られたとコルリは言っているので、次はかなり気合を入れて声を出せとなるのかね・・・。
とまぁ、最悪と言うのか最低の展開で中断期間に入ります約半月試合の無い中で、天野さんで立て直せるのだろうか・・・。いや正直ムリだわ(ギャハ)。サポと選手がドンパチやってる時点で、今年の昇格はもう無い。むしろ残留争いに突入し、あまつさえ入れ替え戦に片足突っ込んじゃったんじゃないのとさえ思えてなりません。もっとも、来年J3に仮に残留できたとしても、3年連続赤字を叩き出して2025年で強制退会(JFL行き)になるのがオチなんじゃないかとさえ思っています。ウチならやらかしかねない・・・。


この気持ちの中で、ヴァンラーレ八戸戦をアウェイで迎えないといけないのよ。勝てる気がしないどころか惜敗の仕方もわからなくなるんじゃないかとさえ思っております。この負のスパイラルは、いつ終わらせられるのか。そして、この状況で残り試合を出していくのね・・・。


残り試合は15。プレーオフ進出までの勝ち点差は6、JFL入れ替え戦に至る勝ち点差は14。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2024年06月16日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その8 夜空(そら)が涙をこらえきれなかったほど

FC岐阜、昨日は神奈川県横浜市神奈川区にあるニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.横浜と戦いました。
あれからどれくらい経ったのだろう・・・と長渕剛さんの♪乾杯の一節じゃないですけど、そう言いたくなるほど岐阜は長らく勝っていません足掛け2ヶ月強、実に9試合勝ちから遠ざかっています(5敗4分)。天皇杯を挟んでいるので、あくまでリーグ戦だけですけど、ここまで長く勝っていないとのことで、チームワースト記録にもなったそうです。
そして、この試合は先述した天皇杯を挟んで挑むことになっています。Y.S.C.C.は休養十分で挑むのに対し、岐阜はサブ組メインで挑んだ天皇杯の後とはいえ、中2日しかありません。しかも横浜・F・マリノスに対し、最終盤に追い付かれ、PKで負けるという精神的にも堪える負け方をしており、メンタル面で回復できているのかも心配になってきます。


さて、朝早くから東京に着いて、本来ならキックオフ2時間前に着くスケジュールで来たはずなのに、少し思惑がずれたことで、結果的にキックオフギリギリの時間に着いてしまったとさ(苦笑)。やっぱり、豊洲に行く・登戸に行く・ぼっちのパネルコンプは盛り過ぎたか(ニヤニヤ)。
だから、ニッパツでのスタメシは全くもって期待しておらず、小田急内で食べてきて正解だったと思ったけど、ハーフタイムで営業終了・1222人しか観客がいなかったとはいえ、メイン席側の売店がハーフタイムでほぼ完売なのは、何ともはや・・・残っていたのはチーズケーキだけだもんなぁ(汗)ホーム側の売店がどうだったのかはわかりませんけど、状況はほぼ同じだったかもしれない。





KYG03_20240615_192339820試合開始前から雨がぽつぽつと降り出し、前日発表の天気予報とは全く違うことに最近の天気予報の精度が落ちてきているなぁと思いながら見ておりました。
はっきり言ってしまえば、Y.S.C.C.に主導権を握られっぱなしの試合でした。それでもY.S.C.C.に完全に流れが行かなかったのは、相手側のシュート精度が酷かったからかもしれません。ホント面白いくらいに決まらないウチはほとんどシュートを打たないでもどかしいと思っている中で、Y.S.C.C.のサポーターは何でこんなに打ってはいらないのともどかしく思っているのでしょうな(汗)。それもそのはず、この日の試合のシュート数、岐阜は6本に対しY.S.C.C.が14本なんですよね・・・。明らかに精度の悪いY.S.C.C.。
そんな天気予報の精度の悪さとシュートの精度の悪さが因果関係でも引き起こしているのかと思いながら、見ていた後半18(63)分、左ウィングでパス回しをして相手の動向を窺うと、北龍磨選手が左隅に抜け出すと見せ掛けて、田口裕也選手にパスを回す。その間にボールを追い掛けようとした荒木大吾選手がペナルティエリア内に倒れた中でも主審は笛を吹かず試合を続行(恐らく岐阜のアドバンテージがあるので吹かなかったのだろうけど、明らかにY.S.C.C.びいきの目立つ主審だったから、Y.S.C.C.にファウルを取らせたくないとも見えるので、何とも(苦笑))。そんなこともあって、田口選手は相手選手をかわしながらもシュートチャンスを見出し、見事先制点を挙げました

写真は、ゴール裏に駆け寄ってきた田口選手(右端)達。コアサポの面々とアツいハイタッチを交わしていました。脱臼するなよ(ニヤニヤ)。<野球の門田博光さんじゃないんだから(苦笑)。



しかし、喜びもつかの間。後半31(76)分にY.S.C.C.の菊井篤篤資選手に見事なまでのゴラッソを決められてしまいます。選手が戻り切れなかったこともあるのでしょうけど、あの距離から左隅に決める精度の高さにあっぱれですよ・・・。ここだけ見ると、またY.S.C.C.はたった一つのプレーでガラッと変えてしまうのではないかと危惧しておりました。


KYG03_20240615_194940112そんな悪い雰囲気を一気に消し飛ばしてくれたのが、途中交代で出場した粟飯原尚平選手。

後半44(89)分、アディショナルタイム突入寸前の中、上田智樹選手のゴールキックから始まったプレーは、同じく途中出場の野澤陸選手を経て、石田崚真選手に。石田選手は縦ポンのロングボールを放つと、イ・ヨンジェ→松本歩夢→粟飯原の途中交代組でパス回しを図り、相手に詰め寄られているのもあって、右隅でフリーになっていたイ選手に再び回します
右サイドに駆け上がったイ選手はクロスを展開し、Y.S.C.C.の選手に弾かれるものの、いいところにボールは巡り、駆け上がってきた北選手が回収し、そのままシュートを選択その球がこのままだと枠外に外れると思ったのか、粟飯原選手が頭で軌道修正を図ったのが、見事に左枠隅に吸い込まれ、決勝点となりました。実に3/31以来の4得点目(意外に思われるが、まだ4得点目なのだ)、そう最後に勝った3/31の松本山雅FC戦以来の得点で勝利を引き寄せたのです。あの時はアディショナルタイム最中だったけど、粟飯原選手は(終盤に)何かを起こすジョーカーのような役割を果たす選手に成長したんだなぁ。まるで2017年の難波宏明さんのような活躍ですわ。あの時のナンチャンは神懸っていましたからね・・・。

皆が去るシーンになってしまった写真をここに出しておきますね(泣)。左端の24番の選手が粟飯原選手ですが、この写真だけ見ると、何かやらかして落ち込んでる姿にしか見えない(苦笑)。



KYG03_20240615_195714290結果として、松本山雅戦以来の勝利。粟飯原選手が長いトンネルを抜け出させるシュートを放ったことで、もたらされました。ぽつぽつ程度だった雨が、この時ばかりは雨粒がはっきりわかるほどの雨になっていました。夜空が歓喜の涙で祝福してくれたんだと思うと、雨も悪くないね。



KYG03_20240615_200136446試合終了後にやって来た選手の代表として田口選手がトラメガ持って感謝の言葉を述べていました。
0-1だったら、田口選手がMOMなんだろうけど、今回は違うのよね(ニヤニヤ)。

ところで、田口選手は今回の試合で8得点目。ルーキーイヤーの点数に並び、キャリアハイタイ(2年目の得点数)まであと1得点。前半戦終了まで残り2試合あるので、前半戦終了まで2ケタ得点も十分狙えます。岐阜のJ2昇格のためにも、藤岡浩介選手と共に両輪となって活躍を願うばかりです。



KYG03_20240615_200410410そして、ヒーローインタビュー後にやって来た粟飯原選手。先程も書きましたけど、ミスタージョーカーというふうに呼んでもふさわしい活躍を見せてくれていまよ。
なお、トラメガを渡された時、サイレンを鳴らしてしまい驚愕する(爆)。持ってるなぁ(ギャハ)。



KYG03_20240615_200247205の間には、岡本享也選手がやって来ました。この日はスタメンで出場していました。児玉潤選手が北海道コンサドーレ札幌に電撃移籍したことで巡ってきたチャンスですね。
悔しい逆転負けの中でも来てくれました。もちろん、そんな岡本選手を讃えるのも兼ねて、ゴール裏のサポーターは温かく迎えておりました。是非とも、このままレギュラーで出場してほしいものです。



実に2ヶ月以上ぶりの勝利に酔いしれる岐阜ですが、この勝ちを生かすためにも、次のアウェイ・ガイナーレ鳥取戦は負けるわけにはいきません
相手は和歌山県で行われたFC大阪戦を逆転で落とし、引き分けを挟んで5連敗と調子も悪いです。ここで相手を叩ければ、再び上昇気流に乗ることができるでしょう。そうなれば、再びホームに帰ってくる、前半戦最終戦・岐阜市民総力戦にもなるヴァンラーレ八戸戦に意気揚々と挑めると思います。


ケガ人が多くて苦労した時期もありましたけど、大ケガになった茂木秀選手以外は何とか帰って来れそうです。とはいえ、ここは全員での総力戦で難局を戦い抜きましょう!


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Posted by alexey_calvanov at 21:22Comments(0)

2024年04月01日

FC岐阜観戦記2024 アウェイ編 その4 FC岐阜のサポーターを怒らせると、こうなる

FC岐阜、昨日は長野県松本市にあるサンプロ アルウィンで松本山雅FCと戦いました。
もう第7節になったんですね。今年は、シーズン開幕が早かったせいか、試合の進行が早く思えます。
そんな中で、岐阜に関しては開幕から上昇気流を上手く掴み、リーグ戦を4勝1分1敗の3位で突き進んでいます今までの中で最高なスタートダッシュを切っている状況です。このままの勢いで大宮アルディージャと並ぶヤマ、過去J1に所属経験のある松本山雅と戦います。

一方、松本山雅に関しては、昨年得点王の浅川隼人選手などを獲得したものの、その浅川選手をはじめとしてケガ人が相次いでいるようで、戦力が整わない状況だそうです。それを反映しているのか、リーグ戦は2勝3分1敗で6位に就けていますウチだったら、この状況だとまぁまぁの出だしかなと思えるのですが、松本山雅に関して言えば、不十分なスタートと言えるでしょう。J2復帰を目指すことが必是とされているチームには、これ以上の停滞は許されないと思っているでしょう。


KYG03_20240331_120549566この日の試合は、隣県対決かつJ2時代からの相手ということもあってか、ギッフィー(右)来場となりました。隣には、松本山雅のマスコットであるガンズくん(左)も来場して、アウェイサポの歓迎ムードは満点でした。ええ、この時は。
ちなみに、アウェイの選手紹介は、「新世紀エヴァンゲリオン」のBGMに乗せて紹介しているのですけど、今年は『岐阜、蹴来』という文言まで加わって、ますますエヴァ色が強まった(笑)。



KYG03_20240331_123239944おや、松本には走らないはずのリニア中央新幹線が走ってるぞ。
・・・実は、こちらはロードトレインというものでして、子供向けの乗り物ですね。
丁度、リニア中央新幹線の完成が2027年では無理ということになり、早くても2034年以降延期になってしまった時に、このロードトレインだもんなぁ・・・。川勝ェ・・・。






KYG03_20240331_155709そんな試合前は風が強かったと思ったら、後半になってパラパラと雨が降ってくる波乱万丈な天候のような試合になっていました。まぁ、大荒れでした。

試合は序盤から動きます。前半3分、相手のスローインから始まったプレー、受け取った選手のトラップミスを庄司悦大選手が見逃さずに襲撃。慌てた選手が追い掛けるものの、すぐに庄司選手が荒木大吾選手に送り込む。ここで荒木選手は前方にいる田口裕也選手に回すのではなく、自身が振り抜くことを決断それが奇襲になって、キーパー右隅に突き刺さるミドルシュートとなりました。今回の得点も開幕戦に上げた1得点目も、鮮やかなゴラッソだったんだよなぁ。このままミスターゴラッソと呼ばれるんじゃないかと思えてならない荒木選手の電光石火の攻撃で今日も岐阜が先制しました。

前半の10分以内に電光石火の奇襲が決まると、負けないジンクスが現状ある(それが無くて勝ったのは、開幕戦のみ)のですけど、いくら何でも松本山雅にまで通じるのかと思ったら、案の定松本山雅のフィジカルとポテンシャルの強さは半端なかった。ことごとく相手にボールを奪われ、攻めに攻め込まれていたのです。
すると、前半12分に相手のクロスに飛び込んだジョップ・セリンサリウ選手が獲ろうとしたものの、ここは岐阜の守備陣が潰す。しかし近くにいた選手がシュートを放つものの、これは倒れていたジョップ選手に当たってしまう。その当たった球を山口一真選手が見逃さず、強烈な一撃を放つと茂木秀選手でも防ぎきれずに弾き返され、ゴールマウスの中に入ってしまいます。これは、ウチの守備陣をかいくぐった山口選手のプレーが素晴らしかったんですけど、その後がいけなかった。何と、興奮していてなのか、ウチの側で挑発行為(煽り立て)を行っていたのです。他の選手が止めに入ったものの、ウチのサポの怒りが爆発したのは言うまでもない。その時でさえ酷いブーイングだったのに、その後に彼がボールを持った時点で激しいブーイングが飛ばされるのでした。
そして、この日の試合は審判も酷かった主審の國吉真吾さんという名を聞いて、嫌な予感をしていたのですけど、やはり酷かったJ3の審判が酷いのは知っているだろとコールリーダーが言うほど荒れに荒れたサポ達が、主審の不公平・不公正なジャッジに激しいブーイングを飛ばしていました。だって、松本山雅の選手が激しいコンタクトを行ってもファウルの一つも取ってくれないのに、ウチが似たようなプレーやったら、速攻でファウルだもんな。それに明らかにラインを出てる松本山雅の選手には何にもおとがめなしだったのに、ウチの選手がちょっとでもラインを出ると即座にファウルだもの。主審のおかしさにラインズマンまで引っ張られてるんじゃないかと言いたくなりました。そりゃ、最後は上野優作監督もキレるわ・・・。


そんな試合展開的にもジャッジメント的にも松本山雅優勢で、ホームの地の利というアクセントもあって、どうやったって同点が関の山じゃないかと思われた試合は、最終盤に大きく動きます。
アディショナルタイムに入った後半45+3(90+3)分、松本山雅の選手のパス連携が乱れた中、荒木選手→庄司選手で流し、庄司選手が前方に大きく蹴り出す。その球を途中交代の粟飯原尚平選手が何とか食い止めて、そのこぼれ球をすかさず荒木選手がフォロー。荒木選手は少し走り込んだ後、左に展開していた藤岡浩介選手にパス。ペナルティエリアに入った藤岡選手は一気にゴールマウス左隅辺りまで駆け上がり、マイナスのクロス!その先には粟飯原選手が駆け込んできた!振り抜いた!入った!ともすれば、オフサイドトラップの危険性のある中、勇気を持って走ってきた粟飯原選手の一閃が決勝点になりました。その後の2分少々が長く長く感じられる中、タイムアップを迎え、実に11年ぶりのアルウィンでの勝利になりました。鬼門アルウィンでやっと勝った・・・。



KYG03_20240331_160405071試合後、狭いアウェイ席に緩衝帯を挟んで広々と設けられた松本山雅のホームゴール裏自由席に向かってあいさつに来る松本山雅の選手達。その中に、『戦犯』山口選手(左端)がいました。
こちらの激しいブーイングに悔しさと何か言いたげな表情を浮かべる中、恐らく次の長良川でリベンジを果たさんと決意を固めたに違いありません。そんなもの返す刀で返してやるし、間違いなくアウェイ紹介でもブーイングが起こってもおかしくない長良川の一戦は8/31のナイトマッチ。真夏の夜の決戦になるのは間違いありません。
なお、今回同点弾を挙げたことで敢闘賞をもらうことになったのですけど、その紹介が流れた瞬間にも激しいブーイングだもの(汗)。それだけウチのサポーターを怒らせ、コールリーダーが困惑するほどだったんですから、ウチを舐めるとこうなるという典型例となって語り継がれるのではないかとも思います。



KYG03_20240331_160445251そして、MOMの粟飯原選手
・・・いかんなぁ、このケータイのカメラ機能は、前の機種のそれよりあまりよろしくない。やっぱり、撮影の時はできる限り、前の機種を使おうかしら・・・。



この試合の結果、暫定ではあるものの、首位に立つこととなりました。随分久しぶりな展開だわ(苦笑)。しかし、先程は『もう』7節と言いましたけど、『まだ』7節なんですよね。残り31試合もある中で、この首位ないしは自動昇格を守り抜けるかどうかは、選手達の頑張りはもちろん、他チームの動向も掛かってくるので、今は勝ち抜くことを前提にして挑んでいきたいものですが、いつも通りの試合運びを怠らないようにすれば、おのずとこの首位を守れるのではないかと思います(ただ、電光石火の攻撃ができない時に点を取れる、正に開幕戦のような試合運びがちゃんとできるかも重要なんだけどね・・・)。


そんな首位に立った岐阜の次の試合は、SC相模原戦になります。しかもこの試合から再び連戦、この先は、どちらもホームでカターレ富山戦・テゲバジャーロ宮崎戦となります。

相模原に関しては、昨年の今頃は若手のみのチーム編成が仇となり、JFL入れ替えの窮地に陥っていました。しかし、昨年夏からベテランも加えてからは、バランスがよくなり、現状6位に就けている侮れないチームになっています。ただ、そこを乗り越えれば、調子の上がってこない富山と宮崎なので、気さえ抜かなければ十分対策可能なチームだと思います。


さぁ、この首位をいつまで守り切れるか。ここからがチームの真骨頂であり、変化のポイントになるかもしれません。春の珍事とは言わせない!春から起こした軌跡だと言わせてやりたい!


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2024年03月12日

FC岐阜観戦記2024 第2節 危険で済まされない試合

FC岐阜、3/10にカマタマーレ讃岐と戦いました。
ここまでホームで1勝・アウェイで1敗という流れで来ていますが、勝った内容も負けた内容も紙一重なくらい悪くないものになっています大宮アルディージャ戦に関しては、相手のシュートが上手かった以外は、ほぼ互角に渡り合えた(もちろん反省すべき点はあると思う)ので、そこまでくよくよ悩む必要はないと言いたいものになっていました。


今回対戦する讃岐は、未だ勝利無しで挑んできます。とはいえ、2戦とも引き分けで来ているので、勝ち点は稼いでいるわけですよ。この試合も引き分けに持ち込めば、順位は下でも確実に勝ち点は稼げる。そう、この1点が昇格や残留に大きく響いてくるというのは、サッカーを見ている人間ならよくわかることだと思うので、引き分けというのも侮れないのです。もちろん、それに持ち込まれるような試合にならないように、勝ち切ることが一番大切なんですけどね・・・。


SOG03_183522今回は名古屋・栄にあるGIFTS PREMIUMから。このアンテナショップは、岐阜県の名産品と特産品販売・観光案内・移住相談を承っているところで、愛知県のアンテナショップであるピピッと!あいちとは一件挟んだ隣にあるんですね。
ここで、FC岐阜のコラボキャンペーンを行っていました。奥に少し見えるかと思いますが、岐阜の旗が見られますね。



SOG03_183718内容としては、2/24の福島ユナイテッドFC戦の観覧訴求がメインで、3/10の讃岐戦まで行われていました公式の試合球やパンフレットなどが置かれ、たくさんの方々に注目されるような展開がなされていました。



KYG03_20240310_01_BURST20240310120120さて、岐阜に新戦力が入ってきたのは、アウェイの大宮戦の前FC東京に所属していた青木拓矢選手です。
前所属はFC東京(2021~2023)ですけど、デビューは大宮(2008~2013)、その後浦和レッズに移籍(2014~2020)しています(大宮→浦和の移籍をした初めての選手としても知られています)。
埼玉県には累計13年いたんですね。ちなみに、生まれは群馬県前橋市とのことなので、関東圏以外に住むのは初めてなんじゃないかと。
ベテランというのと合流して間もないということなので、この日の試合も含めて出てこないでしょう。もし初戦となると、ルヴァンカップの大宮戦、まさかの古巣との対戦がデビュー戦になるんですかねぇ・・・。



KYG03_20240310_135351951入ってすぐに新設されたグッズ売り場のそばには、こんなのぼりが・・・。
おお、前回の試合のハイライト写真の載ったものじゃないか。これ売ってくれないのかな(ニヤニヤ)?



KYG03_20240310_130054973今回はアウェイキッチンで買ってきた「細天」を紹介。香川県の郷土料理のようです。瀬戸内で上がる魚を練り物にしたものです。



何か見た目はチンアナゴのようなニョロっと出しておりますけど、味はかまぼこなどと同じ魚の風味と旨味がしっかり出ておりますなぁ。





KYG03_20240310_170425422実は連戦の初戦でもあるこの日の試合、メンバー(メインとサブ)を入れ替えて始めることになりました。サブで入っていた西谷亮・新垣貴之両選手がスタメンに入るという、ある意味飛車角落ちのようなメンツでしたね。それでも讃岐には勝てると上野優作監督は踏んだんでしょう。まさかまさかの連続になるなんて、この時は思ってなかった。


強風が吹きすさんでいたこともあり、ピッチを南(アウェイ側)から北(ホーム側)に攻め込む格好に切り替えた岐阜の作戦が功を奏したのか、キックオフ早々動き出します。
文仁柱(ムン・インジュ)→庄司悦大→甲斐健太郎の3選手へと流れるようにパスを回し、甲斐選手は右のスペースにいた石田崚真選手にロングキックで回し、それを受け取った石田選手はすぐに前方にいた藤岡浩介選手に流し込んだ。返す刀のように、藤岡選手が蹴り込むと、鋭い球筋を描いて相手キーパーを抜けていき、ゴールマウスの中へ。公式では1分と言ってますが、実際は40秒ほどという鮮やかな流れの攻撃を見事に決め、電撃的な先制点を取ります

そして、その喜びも乾かないうちに、また試合が動き出します。
新垣→文→西谷と流れるようにパスが回ったかと思ったら、一気に西谷選手が駆け出し、ペナルティエリアのド真ん中に流そうとするも、ここは敵が阻みます。しかし、その球は相手選手と交錯しながらも荒木大吾選手が強奪。それを田口裕也選手がフォローに入り、自分では打たずに近くの選手が受け取れるように流します。それを西谷選手が見逃さず、すぐにキャッチし、体制を整えながらも放った一発は、これまたきれいにゴールマウス右隅に突き刺さった相手の足に当たっているようにも見えるのですが、それでもきれいにゴールマウスに吸い寄せられるように入った荒木選手と相手選手との接触プレーは、ファウルを取られるんじゃないかなと思ったのですけど、今回は取られなかったようです。あれは取る審判は取るぞ・・・(汗)。ともあれ、公式では4分と言ってますが、実際は3分少々、カップ麺をキックオフにセットしたら、もう食える段階で2点が入っている状況(笑)。これで普通なら試合が決まったと思えるような、そんな展開だと思っておりました。

しかし、私達は忘れてはいけないのです。『2-0は危険なスコア』だと。サッカーでは常識的な文言を、我々は深く味わうことになるのです。そして、讃岐の引き分けの引力に陥りそうになるのです。


前半20分、相手からのフリーキック(セットプレー)から始まった展開で、岐阜の選手の守備に大きなほころびが出てしまったのです。前方に攻めてきた川西翔太選手に気を取られてしまい、左サイドから駆け上がってきた選手の飛び込みにも気付かなかったようです。その時に茂木秀選手と交錯しているのかと思しきプレーが発生し、茂木選手は少し動けなくなりました。それでも茂木選手は、プレーを続行するものの、岐阜の守備の乱れを突く讃岐に翻弄され、前半28分にPKを与えてしまいますこれを決められてしまい、前半30分で同点まで巻き戻されてしまったのです。そして、前半38分に茂木選手は脳震盪(しんとう)による疑いの交代で上田智輝選手と後退を余儀なくされます
同点になったばかりでなく、キーパー交代というスクランブル状態になった岐阜ですが、その後は何とか守備を立て直し、同点のまま後半に突入します。


後半に入ってからも、讃岐の勢いはまだまだ感じられ、岐阜はそれを削ぐのに精いっぱいな格好になっていました。それでも後半に入ってすぐの後半6(51)分、新垣選手の必死のクロスで空中戦に持ち込み、田口選手が頭で何とか折り返した球を甲斐選手が頭で合わせ、ねじ込んだ!岐阜に復帰してからは初めてとなる逆転弾となりました。これで今日のヒーローは甲斐選手なのかな・・・と思っていたら、そうは問屋が卸さなかった
そこからさらに20分後の後半26(71)分、我々の勝利への願いを粉砕するかのように、再び同点に。もう守備陣も含めた選手のほとんどが讃岐のスピードに追い付いてないようにも見える。この時間帯、スピードのある河波櫻士選手や山内寛之選手に替えて、フレッシュになっているはずなのにね・・・。

去年までなら、ここで追い付けず引き分け。讃岐の引き分け力に押し流されるか、逆転負けを喫してもおかしくない展開だったのですけど、今年はホームの地の利(つまり私達の応援)を力に変えることができるようです。
後半37(82)分、荒木選手と途中交代の北龍磨選手とのパス交換の流れの後、山内選手を越えた球は、これまた途中交代の粟飯原尚平選手に回ります粟飯原選手は一旦受け取った後、左サイドにいた北選手に回します。それから少し駆けた北選手は、ほぼ真ん中にいた粟飯原選手に折り返し、粟飯原選手はしかと受け止めたら左足で思いっ切り振り抜いた!値千金になった決勝点は粟飯原選手の左足!復帰後初のゴールとなりました。


そして、長かったと感じさせる試合は、4-3で岐阜が逃げ切りました



KYG03_20240310_171234804粟飯原選手、今シーズンはスーパーサブのような扱われ方になっており、本人としてはスタメンで出たいんじゃないかとか思うところがあったのではないかと思うのですけど、かつて同じ24番を背負った難波宏明アンバサダーが、2017年にスーパーサブで活躍している姿を知っている私にとっては、頼もしいスーパーサブが出てきてくれたのではないかと期待さえしてしまう1点になりました。この状況で点を地道に取っていけば、スタメンも見えてくるし、確実にリザーブメンバーで存在感を出せます。切り札として生きるのも、またサッカーの醍醐味ですよ。今は自分の役割を知り、動くべき時です。



ホームの地の利を生かし、勝つには勝った。勝てばよかろうとも言えるが、そうもやすやすと受け入れられない勝利です。きちんと総括し、大いに反省しないと、次以降の試合でどうなるか。特に讃岐の選手達に守備陣が翻弄されたことは、大いに反省すべき点。2-0の段階で守備が緩慢になっていなかったか。パス回しなど攻撃の面で隙を見せていなかったか。スペースを大きく取り過ぎていなかったかなど色々な課題と問題点をあぶり出し、練習で埋めていくしかないでしょう。
そして、まだサブメンバーでイケそうな選手がいるのかという不安も垣間見えました飛車格落ちの状況で2-0で勝てないのは、さすがに選手間格差がまだまだ横たわっているという証拠。今回点を取った選手も含め、レギュラー定着のために、自身の課題を洗い出してほしいものです。

しかし、川西選手が怖かったあまり目立ってなかったかなと思ったのは、ボランチという位置だったからで、実際は自己犠牲で得点シーンに絡んできたり、隙あらば自分で蹴り込んできたり、と器用に持ち場を変えられる、まるで道化師のようですわ。川西選手を十分に機能させないようにして、フォワード陣に気を配るという非常に疲れる展開だわい・・・。


次の試合は、3/13に行われるルヴァンカップ1回戦になります。負けたら終わりの相手は、大宮です。
大宮は試合の無かった東北の3チームとの相手になったので、コンディションは万全のはず。野戦病院化しているチーム状況とはいえ、ベストメンバーを出せるのではないかと思われます。それにウチは、お付き合いするのではなく、試合に出られないサブメンバー中心の構成になるでしょう。そのメンツで勝てるか否かで、今年1年の戦いぶりがわかるように思えます。去年の天皇杯のように、上手くいけば、それなりの順位に入れるということはわかったので、サブメンバーの躍動を期待しましょう

リーグ戦は、3/16に大阪府東大阪市にある花園ラグビー場で開催されるFC大阪との試合になります。未だ関西圏のスタジアムでは勝てずなウチ、今回こそは・・・と意気込みたいところですけど、FC大阪もツエーゲン金沢をボコボコにして勝っているだけに、気の抜けない相手です。讃岐のような試合をやれば、金沢の二の舞です。守備の硬さをしっかり生かして、ウノゼロでもいいので勝利を勝ち取りましょう


次回のホームは3/24に行われるいわてグルージャ盛岡戦です。甲斐・石田両選手の古巣との一戦です。右の守備の主力を抜かれた盛岡は、どう立て直してくるのかをポイントにして見ていきましょうか。


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Posted by alexey_calvanov at 23:59Comments(0)

2023年12月27日

さぁ、どのツラ下げて帰ってくるのかな(ニヤニヤ)

色々と選手の移籍が決まり出していますけど、FC岐阜に復帰する選手が発表され、少々驚いております。


12/26にはロアッソ熊本に移籍していた粟飯原尚平選手が復帰するというリリースが出ました。フォワードとは言っていますけど、ミッドフィルダーで出場することが多いんじゃないかなと思っています。たぶん藤岡浩介選手が苦労していたトップ下に据えられるのではないかと推測していますけど、はてさて。
いやね、何で粟飯原選手が招集されたのかなと思って、少々訝しがっておりましたよ。だって、熊本での2年間は、決して悪い成績では無かったと思うし、大木武監督の下で信頼をもらってプレーしているのですから、文句も無かろうにと思っていたら、まさかの移籍ですからね。よほどウチがラブコールを送ったんでしょうね。一体誰なんだ、強化部長は。
そして、彼がトップ下になるということは、藤岡選手がトップに戻るということでもある。あれ、そこ誰かいなかったか・・・と思ったら、ンドカ・チャールス選手が鹿児島ユナイテッドFCに移籍するんですね。だから、藤岡選手がトップに据えるというふうにして、彼の再起を図るというわけか。彼にとってはラストチャンスにならないかとも思わずにいられませんが、山内寛之選手とのポジション争いを楽しみにして見ていきましょう


さらに驚いたのが、今日出たプレスリリース。何といわてグルージャ盛岡に移籍していた甲斐健太郎選手が復帰することになりました。いわぎんスタジアムで「どのツラ下げて帰るんだ」と言っていたのは伏線(フラグ)だったのでしょうか(ニヤニヤ)?
いやはや、「どのツラ下げて帰るんだ」とか言いながら、「今回の移籍の決断は難しいものではありませんでした」とも述べているのですから、なるほどわからん(ギャハ)!
ただ、ウチがよくなると思って帰って来てくれたのですから、うれしい限りではあるんですけどね。その期待を裏切ることの無いように、私達も応援していかなければならないなぁ。しかし、一体誰(以下略)


これから先、まだ一波乱あるんじゃないかと思っています。怖いのはゴールキーパーで、藤枝MYFCから2番てキーパーを引き抜いているんですよね。そこにギラヴァンツ北九州からキーパーが移籍していることを考えると、もしかして・・・。


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Posted by alexey_calvanov at 23:10Comments(0)

2021年12月06日

FC岐阜観戦記2021 アウェイ編 その11 愛憎半ばして同期を送る

FC岐阜、昨日最終節となるロアッソ熊本と熊本県熊本市東区にあるえがお健康スタジアムで戦いました。
この日までに中島賢星選手、三島頌平選手、町田ブライト選手、粟飯原尚平選手の4人が契約満了となりました。中島選手は今年スタメンを張る機会が多かっただけになぜという気持ちがずっと心の中で残ったままになっていました。当時所属していた横浜・F・マリノスとウチとで両方満了になった後、2018年に再契約となって、以降はスタメンを張り、主軸となって活躍するほどになりました。歯を食いしばって辛い練習をやってきたんだろうと思います。
他の3人に関しては、残念ながら残当だったとも。ただ町田選手に関しては、まだ2年しかいないのに、この仕打ちなので、もう1年我慢してあげられなかったのかとも思います。


SHV47_1876そんな心のモヤモヤはあまり晴れない中で迎えた最終戦、アウェイ席の入り口などには、岐阜ゆかりの方の写真が。
そう、大木武監督も岐阜を経てやって来たんだね。そして、水野泰輔選手も藤枝MYFC経由ながらも岐阜から移ってきています



さて、この日の試合は色々と因縁めいたものになったのです。


  • 同期対決

  • これは、チームの構成が変わっても、チームがある限りずっと付いて回ってくるでしょう。共に2007年のJFLを戦い抜き、共にJ2に参入を果たしているのです(熊本が2位、岐阜が3位)

  • かつての監督との戦い

  • 先程も触れましたが、大木監督は2017年~2019年6月まで岐阜を率いてくれましたポゼッションサッカーを軸とするパスサッカーを志したものの、組織的な面でボロが出て、2019年にJ3に降格する事態となります。その翌年に熊本の監督になったものですから、当初は舌の根も乾かぬうちに・・・とさえ思ったものです。

  • 師弟対決

  • 退任の決まった安間貴義監督と大木監督は、かつてヴァンフォーレ甲府でコーチと監督の関係でもありました。しかも大木監督から誘われる格好でやって来たというのですから、濃厚な関係だったとも言えるでしょう。
    監督とコーチの間柄は、2005年~2007年まで。その後は大木監督に替わり2年間甲府の監督を務めたものの、J1昇格を果たせず退任しています。



そして、熊本はJ2昇格の掛かった大一番。盛り上がらないわけがない。そして、去り行く仲間のためにも勝って終わりたい。そんな気持ちの中でスタジアムに向かったのです。


SHV47_1881で、スタメシなんですけど、11,314人もいるもんですから、どこもかしこも長蛇の列。買いたいものも買えないほどで、ハーフタイム前に売り切れになったところも。
紹介できるのは、居酒屋やまちゃんの「ジャンボたこ焼き」くらいですわ(苦笑)。



少々だしが薄味な以外は、ソースの風味でいい塩梅を取れていたからいいかなと。なお、たこは結構大きな切り口になっていて、歯応え抜群だった(笑)。


SHV47_1886試合は、4人の契約満了選手のうち、3人がスタメンとリザーブに名を連ね、惜別の色合いの濃いものになりました。しかし、それで勝てるのかという不安もさいなまれつつ、前半は大きな動きがみられず終わります最終戦らしい双方気合の入った白熱した試合だったことは、この前半には感じられましたよ。

ところが後半に入り、後半20(65)分に起こった相手のミドルシュートが、不運にも岐阜の守備に当たることでボールの軌道が変わり、失点になってしまったのです。この時ばかりは運が無いなぁ・・・で終わっていたのですが、その後は頂けない。
深堀隼平・粟飯原両選手を投入し、前のめりになったのはいいものの、後半37(82)分に熊本の攻撃陣に翻弄されてからの失点となったのは・・・。岐阜の悪いところを見事に熊本のイレブンは見逃さず、追加点。



SHV47_1884そして岐阜は成す術なくタイムアップ。
2-0で熊本が勝ち切り、数分後に愛鷹広域公園多目的競技場で行われていたアスルクラロ沼津×いわてグルージャ盛岡の試合が1-1の引き分けで終わったため、熊本が逆転で優勝を収め、同時に4年ぶりのJ2昇格を果たしたのです。



SHV47_1887試合が終わり、サポーターの下にやって来た選手達。
その中で中島選手は、涙をこらえきれずやって来たのが印象的でした。私はあの最も輝いていたと思う、2018年の背番号30の入った中島選手のユニフォームを持って来て、彼の別れの言葉の代わりに掲げました。あの頃と気持ちは変わらないぞ、と。4年半を感謝して・・・。
中島選手は手を上げて反応していましたけど、私に対してなのかそうじゃないのかは、本人に聞かないとわかりません。



SHV47_1888去ることの決まった粟飯原・三島・中島3選手。その背中は少し寂しいものを感じました。



これで全ての試合が終わりました。1時間前に終わっていたJ2も、この結果を踏まえ4チームが降格となりました。既に決まっていたJFLからの参入組を併せて、来年のJ3は18チームとなります。


  • テゲバジャーロ宮崎

  • カターレ富山

  • 福島ユナイテッドFC

  • FC岐阜

  • 鹿児島ユナイテッドFC

  • Y.S.C.C.横浜

  • AC長野パルセイロ

  • 藤枝MYFC

  • FC今治

  • ガイナーレ鳥取

  • ヴァンラーレ八戸

  • アスルクラロ沼津

  • カマタマーレ讃岐

  • SC相模原

  • ギラヴァンツ北九州

  • 愛媛FC

  • 松本山雅FC

  • いわきFC



来年J2から落ちてくる4チームのうち、最も怖いのが松本山雅。一昨年までJ1にいた強豪で、J3の中では無双するのではないかとさえ言われています。ただ、名波浩監督が続投となったため、チームの立て直しができるのかという不安もあります。そう思うと、J2で地力を付けながらも落ちてきた相模原の方が脅威とも感じられます。
そして、JFLからいわきがやって来ます圧倒的なフィジカルで他を蹂躙し、天皇杯では北海道コンサドーレ札幌に走り勝った、いわくつきのチームでもあります。恐らくJ3でも上位に食い込む争いをするでしょう。特にJ2からやって来た4チームを叩くことができれば、J2まで駆け抜けてしまうかもしれません。

そんな中で、岐阜はどう戦い抜くのか。まだ監督の後任も決まったわけではない退団する選手だけが先走っている中で、どう戦力を揃え、戦える集団に仕上げていくのか。この時期に選択を間違えれば、前にも行ったかもしれませんが、数年後はJFLに落ちかねない惨めなチームになってしまうかもしれないのです。来年はJ2に上がることも重要ですけど、戦える集団を作り上げられるかも重要だと思います。


昇格枠は変わらないままで苛酷になる中、サバイバルレースになる来年は、どんな結末を迎えるのでしょうか。少しでも岐阜にとっていい年になることを心から願っております。


それではまた、ホーム・アウェイのどこかで・・・。


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2021年11月07日

FC岐阜観戦記2021 第13節 明暗を分けた両チームの背番号4

FC岐阜、今日はカターレ富山との一戦になりました。
富山は現在4位。上位争いで優勢ではあるものの、後半は調子を落としている状況。岐阜戦には、これ以上負けてしまうと窮地に陥るため、何とかして勝ちを得たいところ。応援フラッグにケチを付けられていることもあって、なおのこと負けられないと思います。
一方で岐阜も6位とはいえ、1つでも負けたらおしまい引き分け1つでもヤバい状況なものですから、この先はデスマッチとも言える状況に。去年もこんな展開で勝てなかっただけに、この富山戦で弾みをつけたいところです。

この試合は、双方の4番がポイントになるでしょう。どちらもディフェンダーで、岐阜は甲斐健太郎選手今年はキャプテンとしてチームを引っ張る存在です。アグレッシブでありながら献身的な守備で岐阜の失点を抑え、かつ守備陣の軸になってくれています。
一方の富山は、戸根一誓選手早い動きと堅い守備がポイントの選手で、J2に行っても十分通用するという点では、甲斐選手と同じと言えるでしょう。アウェイの時には、してやられていますからね。


SHV47_1748今日の試合、臨時でバス待ちが組まれました禁止行為ではあるのですけど、球団の計らいで特別に許可されたのです。
恐らく次の試合も行われることでしょう。次の試合は、大旗が舞う中でのバス待ちになるのかなと思っています。また一つ、日常が戻ったようです。



SHV47_1746こちらは、130年前に起こった濃尾地震を紹介するパネル日本最大の直下型地震で、マグニチュード8.0と言われています。同じ直下型地震だった阪神淡路大震災(兵庫県南部地震)もマグニチュード換算なら7.3なので、いかにすごかったかがわかります。



SHV47_1749さて、かさなるステージでは、ぎふチャンで毎週金曜の20時から放送している「生放送 ぎふナビ!」の司会である宮本忠博さんと國生千代アナウンサーが、ご登壇
ナンチャン、番組名は覚えよう(ニヤニヤ)。あとは久しぶりに生で宮もっちゃん見たなぁ。



SHV47_1743今回はボートレースチケットショップ養老の宣伝も行っていたので、去年ここでデビューしたアイツがやって来た。そうです、よーたんです。
相変わらずの台車芸(ニヤニヤ)。たぶん足下を汚さないために大事にされているんだろうけど、歩け(ギャハ)!



SHV47_1751そして、ホームも今日を入れて残り2試合になったからか、2022年のオーセンティックユニフォームが発表されました。来年もRAZZOLI(ラッツォーリ)が手掛けるとのこと。着ている選手は甲斐選手・柏木陽介選手・川西翔太選手の3名。よかった、残ってくれるぞ(ニヤニヤ)!<確定じゃないから!
来年のユニフォーム、ベースデザインは美濃和紙を、たすき掛けのように斜めに伸びるのは清流の登り龍を表しているそうで、未来への飛躍を表しているそうです。色は真ん中に青を使っていることから、ゴールキーパーユニフォームの1stが赤、同じく2ndが黄色になりました。
ちなみに、来年はレプリカユニフォーム(右端)もあります。そして、今年のユニフォームが発表されたのは、ほぼ1年前で、同じ富山戦だったという何の因果かと思わせる事態



SHV47_1750こちらは、富山のサポーターの皆様。
ここ最近連敗中で、今日の試合で負けると3連敗になり、昇格争いに黄色信号が灯りかねないからか、大勢のサポーターがやって来ていたようです。恐らく200人くらいは来ていたかなぁ・・・。
右下には、でっかい昇格弾幕が掲げられていました。



SHV47_1752試合に関しては、個人的に気になった双方の背番号4が躍動していました。共に献身的な守備を発揮していましたね。それでも、優勢だったのは岐阜。相手のゴールマウスに近付けたものの、なかなか決まらないのが歯がゆかった・・・。

前半をスコアレスで終え、このまま膠着状態になるのかと思っていた後半。少しずつではありますけど、富山の動きがよくなってきた。ヤバいプレーもちらほら。正直マズイなぁ・・・と思いながらも、甲斐選手を中心とした守備陣が軸になって守り抜いてくれました。相手も相手で戸根選手がしっかりセーブしてくる。アウェイの時ほどではないにしろ、相変わらず怖い存在であることに変わりなしですよ。
しかし、安間貴義監督が送り出した2選手が、この膠着状態を打破し、富山にとどめを刺したのです。
後半40(85)分、富樫佑太選手がドリブルでペナルティエリアに持ってきたボールを交差するように前に出た川西選手にパス。もらった川西選手は自分がおとりになるかのように相手を引き付け、ペナルティエリアの空いたところに流し込むように戻す。そこにいたのは、後半29(74)分に交代した舩津徹也選手右サイドから蹴り込んだシュートは、見事にゴールマウスの左隅に。お手本のようなシュートを決めて先制します。これには戸根選手も動けなかったし、悔しさのあまりゴールマウスのバーをたたくかのような仕草を見せていましたね。
そしてアディショナルタイムに入った後半45(90)+2分には、独走した富樫選手が相手陣地まで運び入れ、川西選手が相手守備陣を引き付けて再びおとりになったら、再びフリーになったスペースへ富樫選手経由で、これまた舩津選手と同じ時間に交代枠で出場した粟飯原尚平選手に回す粟飯原選手が冷静にはたいたシュートは、舩津選手と同じくお手本になりそうなものに。お得意の左足でダメ押しを富山に叩き付けました。これには、おとりにされた戸根選手、愕然としてましたね。まぁ、その後富樫選手だったと思うんですけど、ちょっとラフっぽいプレーをしているあたり、かなり焦燥感を持っていたんだろうと。


結果は、見ての通り。2-0で勝利。ただの勝利ではありません。上位に付けている富山、アウェイでPKでやられた富山に勝っただけでなく、2試合ぶりに勝ったのです。ちなみに、6試合負け無しということだそうで。



SHV47_1754試合後、舩津選手が、ちょっとお怒りのご様子(笑)。どうやら、川西選手か窪田稜選手に水をぶっ掛けられたらしい。
その後、舩津選手にゴリゴリやられていましたけど、アカン!パワハラになりかねん(ニヤニヤ)!



いやはや、一時はどうなるかと思ってたけど、難敵の富山に何とか勝ったアウェイの借りは返したぞ!
しかし、今月はアウェイ2連戦が待っている。しかも南の端(ただし、ホントの南の端にある鹿児島ユナイテッドFC戦は試合済み)から一旦岐阜に帰って北の端に向かうという半端ない日程を組まれることに。南はテゲバジャーロ宮崎、北はヴァンラーレ八戸になります。
宮崎は2位に付けているので、勝っておけば昇格争いに大きく前進するであろうと思います。しかも今シーズンまだ取れていないダブルを取れるとあって、是が非でも勝ちたい
八戸は開幕戦で引き分けた相手。あの時と随分事態は変わっているのでしょうけど、ウチは十分に勝てると思います。気を抜かないこと・下位だからと侮らないこと・下位に勝てない事態を十分理解して挑むことができれば、勝ちは確実に得られることでしょう。あとは寒くなってくると思うので、コンディションは万全にして挑んでほしいものです。


次回のホームが、今年最後になります。11月を実りあるもので終わらせるためにも、初勝利を挙げた藤枝MYFCを抑え込みたいものです。その後に控える大一番、ロアッソ熊本戦のために・・・。


残り4試合、自動昇格までの勝ち点差は7。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)

2020年11月18日

FC岐阜観戦記2020 第14節 文字通りの『助っ人』

FC岐阜、今日はセレッソ大阪U-23との一戦になりました。
前回の試合、ブラウブリッツ秋田との一戦を惜敗で落とし、いよいよ後の無い状況になってしまいました。この試合を落としてしまったら、残念ながら終戦です。しかし、他のチームももどかしい状況になっているようで、大混戦になっていますわ。それでは順位を見てみましょう。


1位 秋 田(65) +39
2位 長 野(49) +19
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 熊 本(46) +9
4位 相模原(46) +4
5位 鳥 取(44) +7
6位 岐 阜(43) +8
6位 今 治(43) +8


ホント、こうやって見ると崖っぷち極まりないですね・・・。
FC今治とは同率になっていますけど、当該チーム間の対戦成績で岐阜が上に立っていると思います。2位に付けているAC長野パルセイロとの勝ち点差は6。その間に5チームがひしめいているわけですから、頑張ればまだ2位には滑り込める、そう思いたい状況です。


SHV47_0650平日ナイトマッチの中で1,679人の観客(岐阜市民無料の分もあるので、実際(有料観戦)はもう少し少ないかも)が来たこの試合。前半は、緩慢なセレッソの守備を破れそうで破れない状況で、今の順位を象徴するようなもどかしい展開でした。攻撃はよくできていて、セレッソの攻め込みも上手く封印できていたのに、ブレイクスルーが全くできなかったんだよね・・・。とにかく我慢我慢の展開でした。


状況が変わったのは後半に入ってから。本来ならオーバーホールで休ませたかったところでしょうけど、川西翔太選手を投入してきました。ここから少しずつ岐阜の動きがよくなったかなと。

後半9(54)分、パク・ソンス選手のゴールキックから始まる攻撃は、一気に前田遼一選手の前にボールを運び、川西選手に苦しい体制の中で回します。切り込みに行こうとしたものの、破ることができないので、後ろにいたレレウ選手に預けますレレウ選手が相手を振りながら、中島賢星選手にパスし、中島選手は前田選手に再び回して、相手を誘うように前田選手がレレウ選手に再び回していきますそのボールに合わせるかのように、レレウ選手はダイレクトにキック。キックしたボールはミドル気味の山なりのシュートになり、スポっという音がしたかのようにきれいにゴールマウスの左下隅に入りました
これがレレウ選手の今シーズン初ゴール。しかも初スタメンで決めたのですから、肝が据わってるなぁ・・・。

このゴールでレレウ選手が、いい意味で調子に乗ってきました。
後半19(64)分には、ペナルティエリア前のもつれ合いから中島選手がボールを奪い、前田選手を経由して、前方に飛び出していたレレウ選手に回します。カウンターアタックになったこのレレウ選手の動きが、セレッソの選手を引き付け、後半10(55)分に変わったフリーの状態の粟飯原尚平選手が冷静にシュートを決めて、追加点。いやはや、レレウ選手が1ゴール1アシストの大活躍フィールドを無尽に、なおかつスプリングの利いた動きで相手を翻弄していましたよ。U-23の選手ということを差っ引いても、今回のレレウ選手の調子はすごくよかった。

さらに後半23(68)分には相手のオウンゴールを誘い出し、更なる追加点をかっさらい、結果岐阜の完勝で幕を閉じました



SHV47_0651試合後、セレッソの選手がやって来た。
今年でセレッソ大阪U-23は、同じ大阪にあるガンバ大阪U-23と今シーズンの参加を辞退したFC東京U-23と共に活動を終えることが決まっています。毎試合、セレッソ大阪U-23の選手達は、アウェイの会場ではホームのサポーター席まで向かい、挨拶をしているそうです。
来年セレッソ大阪のトップチームで活躍できるよう、他のチームに行くことになっても更なる飛躍ができるよう、心から祈っております。



SHV47_0653そして、島村拓弥選手セレッソ大阪U-23の選手の中では、最も経験豊富な選手といえるかもしれません。岐阜でも期限付きながら1年間在籍していました。
今ならディフェンダーでスタメン取れるくらいに活躍できそうだけど、また来ないかなぁ・・・。



SHV47_0656最後に、今日の試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)であるレレウ選手。
今日の活躍は申し分なし。次の試合でも可憐な身のこなしで相手を翻弄してほしいです。



勝たなければいけない試合で、勝てた岐阜。勝って当たり前というところなんでしょうけど、今はそんな贅沢を言ってられない。この勝ったという事実と勢いを生かして、次の試合になる藤枝MYFCを迎え撃ちましょうこの試合に勝てば、上位に食い込める可能性もあります。その先にあるカマタマーレ讃岐戦までで、何とか昇格圏内に滑り込んで、あとは守りに入る戦いができれば、1年でのJ2復帰も見えてくるものと思います。

なお、この節でブラウブリッツ秋田がガンバ大阪U-23に勝ち、長野がガイナーレ鳥取に負けたため、秋田の2度目の優勝と初のJ2昇格が決定無敗での優勝はJリーグ史上初になるのだそうな。
結構ドラスティックな試合展開になったところが多いので、順位を改めて見てみましょう。☆は昇格決定です。


1位 秋 田(68) +41 ☆
2位 長 野(49) +18
=== 昇 格 ラ イ ン ===
3位 鳥 取(47) +8
4位 相模原(47) +4
5位 岐 阜(46) +11
6位 今 治(46) +9
7位 熊 本(46) +8


・・・やっぱりこのあたりまでかな。この下に鹿児島ユナイテッドFCとかが控えているんですけど、苛烈な争いの中では耐えられないだろうねぇ。だからこそ、ここに来て驚異の粘りを見せている今治が怖い(汗)。
岐阜は上位の差は詰められなかったものの、敵失で5位にはジャンプアップ。一方でロアッソ熊本は今治に痛い敗戦で7位にまで急降下次のセレッソ大阪U-23戦でアウェイながら勝てないと、昇格争いから脱落ということになるでしょう。昇格の大本命だったはずの熊本が・・・。大木武さん、何やってんの(苦笑)。


繰り返しになりますが、次の藤枝MYFCで勝たないと、この日の試合の勝利の意味を無くしてしまいます勝ってさらに上位の差を詰めて、讃岐戦に勝負を賭けられるようにしましょう。残り全勝を掲げたそうですから、言ったからにはやってもらおう。私達もそのために、声は出せないけど、一生懸命念を送ります。


残り6試合、自動昇格への勝ち点差は3。


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2020年10月31日

FC岐阜観戦記2020 第12節 ビクトル・イバニェス

FC岐阜、今日はSC相模原との試合になりました。
ホーム3連敗で後の無い岐阜、先日のアウェイでは、いわてグルージャ盛岡に完勝し、首の皮一枚繋がった格好になりました。この試合から3連戦になり、この分も含めれば、11月は2度迎えることになるので、ここでできる限り勝って差を詰めたいところです。
そこに立ちはだかるのが、上位になる相模原。初のJ2昇格にぐっと近付いている状況で、引き分けを挟んで6連勝(引き分け無しだと、5連勝の後に引き分けで直近の試合が勝利)しているということもあって、勢いはあります。
そのチームを引っ張る1人が、今年相模原に移籍したビクトル・イバニェス選手。そう、岐阜のゴールマウスを3年守った絶対的守護神です。相模原でも高い守備力をキープし、アウェイで戦った際にも随分苦しめられました。
だからこそ、最少得点しか挙げられないという覚悟を持って、その1点を守る戦いをしていかないといけないでしょう。


SHV47_0540さて、長良川競技場に着くと、いつもなら芝生広場側にあるテント類がプールや補助競技場側に立ってる



SHV47_0541何でやろう・・・と思っていたら、その先に答えがあった。
このあたりは、サンサンデッキと言うのですが、そのデッキの痛んだ部分を直しているのです。いわゆるメンテナンスというやつですな。



SHV47_0542この工事の影響で、普段なら四六時中登れるスロープが閉鎖されていました。開放されるのは試合後のみということなので、メモリアルセンター北やメモリアルセンター前で降りた時にどうしようかなと。
この工事は来年2月末まで続くということで、来年の開幕までには間に合うのかな?
・・・来年の開幕が2月なのか3月なのかは、知らん(ギャハ)。<カテゴリーで開幕の時期が違うもんね。



SHV47_0543芝生広場では、ねんりんピックの再始動イベントが行われていました。
新型コロナウイルスの感染症対策ということで、入場制限(スタンプラリーの台紙が無いと入れなかったらしい)を設けた中で開催されたようです。



SHV47_0546さてさて、着いたのが11時過ぎということで、お昼を兼ねてご飯を食おう。
今回は敷島珈琲店の「けいちゃんおにぎり」を買ってみた。



大きなおむすびの中には、ちょこんとレベルの鶏ちゃん(鶏肉)が入っていたんだけど、その鶏ちゃんの味が濃く、味噌の味わいとニンニクの味わい双方でガツンと来たのよね。小さいながらもおにぎりを十分美味しくさせてくれるものになっていました。


SHV47_0544さてさてさて、今日はハロウィンということで、至るところにハロウィン仕様に。
日本タクシーという岐阜市にあるタクシー会社もハロウィン仕様のタクシーが来場していました。



SHV47_0550この日のステージもハロウィン仕様に。
ギッフィーは、かぼちゃの被り物で登場。登場前にステージ前で座っていたら、もっこもこ過ぎて起き上がれず(笑)。



SHV47_0551この日のステージ、普段なら難波宏明アンバサダーによるお小言の時間(爆)が開催されるはずだったのですが、『本職』の岐阜聖徳学園大学のサッカー部が1部と2部の入れ替え戦に臨むことになり、監督でもあるナンチャンが指揮を執っているため、お休みに。
急遽、ゲストとして登場していたFC岐阜フットゴルフクラブに所属が決まった山下えりい選手が市橋大輔さんと共に司会を務めることになりました。すいません、まだ入ったばかりなのに無茶振りして・・・。
中央の人は、村田透馬選手ですが、2番目に登場した永島悠史選手は同じ京都府出身だけでなく、小学校時代に所属していた山田荘SCというチームでも一緒だったとのこと。歳も1つ違いで、永島選手のお父さんがコーチを務めていたということもあって、結構深い縁だったようです。



SHV47_0552この日から長良川競技場で解禁されたものは、アルコール類、太鼓、そしてアウェイサポーターの来場。
ウチがアウェイに来ていた時と同じくらいの来場者数が来ていたので、まま多いのかな。



SHV47_0553お互いがビートで鼓舞する中で迎えた試合は、双方決め手に欠ける展開になっていました。
岐阜に関しては、攻撃の形はできていたものの、それを相手陣内で発揮できない状況が続いており、相模原は荒っぽいプレーの中でも守備は堅実だったと思いましたね。
相模原に関しては、重戦車で筋肉ムッキムキのユーリ選手が怖かった。前に出てくるだけで迫力が段違い。これは怖い。決められてもおかしくないわ・・・。

そんな中でも、岐阜は前半34分に橋本和選手がヘディングで前に送り出した球を川西翔太選手が受け取り、即座に高崎寛之選手に回す高崎選手は敵に回してしまう格好になったのですが、すぐに取り戻し、粟飯原尚平選手に回して自身の窮地を脱します。ここで、飛び出した橋本選手かその先の町田ブライト選手に回そうかと思い蹴った斜めに進んだ球が相模原の守備陣をすり抜け、何とビクトル選手のキャッチからも逃げたビクトル選手の弱点である足下と見えにくいところからの『シュート』で先制することになりました。

なかなか点の取れないビクトル選手から取った、これは大きい。あとは逃げ切るだけ・・・のはずなのに、前半の最終盤、何とこの日J通算300試合達成をしてセレモニーを受けた竹田忠嗣選手がペナルティエリア内で痛恨のファウル。足引っ掛けちゃったよ・・・。これがPKとなり、暁美ほむら・・・じゃなかった、アムロ・レイ・・・でもなかった(苦笑)、ホムロ選手が冷静に決めて同点になってしまいます。

後半は一転して双方ガンガン攻めるものの、お互い決定機を作り切ることができず、そのまま引き分けに。



いやぁ、勝たなければいけない試合だった。前半最終盤のPKさえなければ、順風満帆な勝利になれたかもしれないのに・・・。相模原が勝ち点を拾った試合になってしまいました。ウチも負けなかっただけよかったものの、勝ち点3が1になってしまったことは、後々響かなければいいかなと思って見ておりました。


SHV47_0554試合後、コロナ禍だから来ないだろうと思ってたら、来たよビクトル選手が!だって、試合開始直前に沸いた時に手を振ってたし。
・・・オマエ、なんていいヤツなんだよ。本当ならチャントでも歌ってお出迎えしないといけないくらい最敬礼待遇をしなければならないのに、何もできなくて申し訳ないよ。
彼の姿を見て、岐阜での3年間を思い出したよ。初めて見た試合、アウェイの名古屋グランパス戦、試合前にバーにぶら下がるルーティーンや下関でのやらかし(苦笑)も、今は懐かしい思い出です。



過去の思い出に浸りたかったですけど、現実の厳しさの前に、そんな余裕が見せられない中で、次の試合がY.S.C.C.横浜とのアウェイになります。しかも3連戦なので、疲れは大丈夫かと心配になります。試合日は11/4と平日夜ですから、あまりアウェイサポがいない中で、どう奮闘するかがカギになるでしょう。ホームでも危なっかしい勝ち方だったので、できれば完勝したい。けど、今日の試合を見ていると大丈夫かなぁ・・・。


残り10試合、自動昇格への勝ち点差は4。


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2020年10月05日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その10 やられたら、やり返す!

FC岐阜、昨日は、えがお健康スタジアムでロアッソ熊本と戦いました。
仲田健二監督に代わってから、今のところ負け無しで来ている中、いよいよ5連戦に入ります。
この5連戦はアウェイ2連戦(熊本・FC今治)とホーム3連戦(鹿児島ユナイテッドFC・ブラウブリッツ秋田・福島ユナイテッドFC)で構成されており、中でも日程くんのマッチングでは不可にされるホーム3連戦があるのがポイントですね。その中で上位対決が入っている、しかも初戦は2位の熊本という、これまでにないプレッシャーの中で戦うことになるのです。
前半戦は1-0で勝っています。最終盤で永島悠史選手のゴールが決まって逃げ切った試合でしたね。


SHV47_0428今回やって来た、えがお健康スタジアムは2019年のラグビーワールドカップの開催地(予選会場)の一つでした。九州では、ベスト電器スタジアム・昭和電工ドーム大分の2ヶ所も予選会場として使われていました。写真には収めてないけど、再入場口のそばには、ラグビーボールを抱えたくまモンがいたよ。



SHV47_0432今回は、新型コロナウイルスの影響で今までアウェイ来場ができなかったものの、今月からやっと緩和される格好となり、一部のクラブではステップ2-2を選択した場合、アウェイ席を設けることができるようになりました。
その席配分表にて。右下部分にアウェイB席というのが設けられました。周囲とは隔離された格好なのは、コロナ禍の前と同じか。なお、メイン席で見ている人も含めれば、50人以上はいたんじゃないかなと思います。



SHV47_0442今回感染防止のためにガイドラインが貼られていましたけど、そこのキャラがJリーグキング通称こないでさんです(笑)。なぜか「こないでJ2」という文言が出てきたことで、この名称が付いたらしい。
・・・思うんだけど、そこはロアッソくんでよかったんじゃないのかなぁ(苦笑)。



SHV47_0445表題にもしましたが、この日の試合は、岐阜がやったら、熊本がやり返す。そして熊本にやられたら、岐阜がやり返す。という、打ち合いの試合になりました。


最初に打ったのは岐阜で、前半8分にスローインの球を受けた富樫佑太選手がマイナスのゴロなクロスを回したら、丁度そこに川西翔太選手がいたので、合わせていなしたボールが見事に入って先制点となりました。この前のアスルクラロ沼津戦といい、早い時間に先制を取れるのは、非常にいいことです。

その後も岐阜のいいところが出ていたものの、前半19分の一瞬の隙から押されて入れられたあたりから、徐々に熊本がペースを掴み始めました。そうです、大木武監督のポゼッションサッカーが機能し始めたのです。
ちなみに最初は、岐阜が集団でプレッシャーを掛けて奪え返せたものの、追い付かれてからは、徐々にボールを取り返せなくなり、岐阜の攻撃が薄まってき始めていました

その苦しい状況下でも、前半30分に生まれたチャンスをモノにしていますインターセプトした球を前田遼一選手が回収。それをセンターサークル付近で川西選手にパスし、引っ張っていった中、右から駆け上がってきた町田ブライト選手が守備陣を振り切って、ゴールマウス左隅へズドン!再び岐阜がリードして折り返します。
なお、町田選手はユニフォームを脱ぎかかったのですけど、難波宏明アンバサダーに試合中は脱いじゃダメだよとアドバイスされたのを思い出したんでしょうね(ニヤニヤ)。

逆転できることができてよかったと、これほどよかったと思えた中で迎えた後半。SpoLiveの予想では岐阜勝利の確率は78%と予測していたのを見て怒り心頭だったのか、熊本がポゼッションサッカーを思う存分発揮してきました。もういい時のサッカーを大木監督がやっておりますわと。普通後半は疲れて厳しい状況になるのに、勢いが増してるもんね・・・。結構体力を付けさせたのではと思わせますし、若手がメインなので、スタミナ面では問題ないと判断しているのでしょう。
この試合ではルーキーを4人投入しているのですが、舐められたものだなと当初は思っていたものの、若さを前面に出して勢いを付けさせるという面では十分過ぎるのかなと思いました
だからこそ、ポゼッションサッカーがハマると、なかなかボールをインターセプトさせてくれなくなります囲みたくても囲めない、俊敏過ぎて抜かれる事態も多くなってきて、最終防衛ラインやゴールマウスを脅かされるシーンが散見されるようになってきました。

そして、後半31(76)分、熊本の猛攻の中で上村周平選手が押し込んで入れた点が、当初オフサイドの判定とされたのですけど、DAZNの映像で見ると、浅川隼人選手のオフサイドとの判断だったのが、どうもそうではなかったようです。ゴールマウス前のほぼ正面から見ていると、オフサイドっぽく見えるんですよね・・・。『疑惑のゴール』と見られたゴールはインと判断され、熊本は再び追い付きます。

今までの岐阜なら、逆転も難しかったけど、同点に追い付かれたらもう返せないだろう。しかも残り15分弱で、勢い付いた熊本から1点入れられるのかという不安を抱えながら見ていたら、本当に熊本が逆転するぞという気迫を見せて、なかなかボールが奪えない。奪っても阻まれて奪い返される。ホントに逆転の芽が岐阜にはあるのと不安になっていたその時、アッと言わせる展開を迎えたのです。
後半40(85)分、途中交代の橋本和選手のスローインから始まったプレー、永島選手がヘディングで川西選手に回し、橋本選手と一緒に交代で出場した高崎寛之選手が敵にブロックされながらももらったボールをキープし、その後はたいて粟飯原尚平選手に回します山なりの球を受け取った粟飯原選手は、敵をかいくぐって一瞬の隙を待っていた中、丁度空いたゴールマウス右隅めがけて左足を振り抜いた!そのシュートはキーパーが阻んだものの、鋭い当たりだったため弾いてしまい、ゴールマウスの中に入ってしまいました。再度逆転!意地と執念だけは負けないと思わせた粟飯原選手のシュートで熊本を絶望に突き落とした・・・と思っていました。

それでも熊本は、まだ食らい付く。苛烈さは極まり、岐阜のゴールマウスはいとも簡単に脅かされているのではと思わせるほど熊本のアドレナリンは噴き出ているのではないかと恐れるほど。それでも守備陣が抜かれても、岐阜に来た新しい守護神の松本拓也選手が身体を張って守ってくれました最終盤の1対1で防いでくれたのが一番大きかったですね。今まではあれが入ってるんだよね・・・。


長く感じたアディショナルタイムを何とか乗り切って、2-3で逃げ切った岐阜。タフになった、強くなった、逆転が確実にできるようになった、J2に復帰できるだけの戦力を持っていると思わせた、もしJ2復帰が決まった際には、カターレ富山戦と共にターニングポイントの一つとして数えられるだろう勝利となりました。
確かシュート数が4本なんですよね(一方熊本は7本)。それで3点というのは、効率の非常にいい勝利でもあります。それだけ熊本のポゼッションサッカーが完成していた(と思わせる)中で勝ったのですから、大きいです。似たようなサッカーをやられても策は練られると思っていいでしょう。



この試合で熊本は初の連敗となったものの、3位のAC長野パルセイロが負けたため逆転できず。岐阜は4位のままですが、次の試合に勝つことで3位に上がれるチャンスができました。千載一遇ですけど、この先を考えると勝って勝って勝ち進むしか方法がないわけですから、3位だ2位だろ考えず、がむしゃらに勝つことだけを考えてプレーしていきましょう。


次の試合は今治で、アウェイなんですが、照明の無いスタジアムなので、平日なのに真っ昼間の開催(泣)。今治はステップ2-1を適用しているので、アウェイに行きたくとも行けないふうになりそうですから、皆DAZNで見ることになるのでしょう。私もそうですけど、仕事中なので帰ってからになります。どう記事にしようかな・・・。


ホーム戦は、10/11の鹿児島戦までお休み。そこまでいい雰囲気を持っていけたら、何と大きなことになるのか。もちろん3000人以上の来場は見込めると踏んでいます。たくさんのお客の後押しで、J2復帰を掴もう!


なお、近い時期にスタグルや熊本に行った時の話をしていければと思います。


残り16試合、自動昇格への勝ち点差は4。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)

2020年08月15日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その5 ビクトル対策以前の問題

FC岐阜、今日はSC相模原の一戦でした。
藤枝MYFCに負けて以降、いわてグルージャ盛岡にも引き分け、波に乗れない状況です。それでも順位は4位に上がっています敵失で上がった順位なんて薄氷の上に乗っかって喜んでいるのと同じで、すぐにでも崩壊して足をすくわれるよ・・・と言おうと思ったら、ほれ言わんこっちゃないというふうになったわけだ(汗)。


この試合、開始前に注目されていたのはビクトル選手でした。3年岐阜にいてリーグ戦100試合戦った岐阜の守護神です。昨年こそヤン=オーレ・ジーヴァース選手との併用だったものの、個人的には岐阜の守護神はビクトル選手だったと思っています。もちろんジーヴァース選手も素晴らしい選手でしたよ。それを差っ引いてもです。

しかし、蓋を開けてみたら、中4日とは思えないほど相模原の選手の動きが積極的だった点。実は、相模原はカターレ富山と前節戦っているのですが、試合は8/10の夜に行われているのです。つまり今日の試合まで4日間しか間隔がないこと。ほぼミッドウィーク的な感覚で試合に挑んでいるのです。それでも全力でぶつかれたばかりか岐阜よりフィジカル面で高い。これは恐ろしい相手だ・・・。去年も見たけど、相模原は何か一つの出来事がきっかけで、激しく波に乗ってしまう。調子に乗せないことが一番大事なのに、ことは起こってしまうのです。

前半26分、相手のコーナーキックで打ち出された球を走り込んだホムロ選手に合わされてしまい、先制献上。一番マークしないといけないホムロ・ユーリ両選手の中から打たれてしまったので、これは猛省レベル。橋口拓哉選手はもう少し身体を前に出せていればというふうなんでしょうけど、これは相手が一枚上手だったかな・・・。

しかし、その2分後にルーキーの大西遼太郎選手のクロスを受け取った粟飯原尚平選手がペナルティエリアまで持ち込み、守備の隙を突いた一閃で同点に追い付きますビクトル選手の弱点である足下をしっかりと狙って打たれた、対策ばっちりのシュートでした。
ビクトル選手は足下が弱点で、よく狙われていました。しかもキャッチングを行うことがほとんど無く、パンチングで対処する選手でもあったので、基本的には足下をしつこく狙い、仮に浮くようなシュートであってもパンチングに失敗して目の前に飛んで来たら、それを確実に狙うようにすれば、点を取れる可能性が上がるのです。逆に正面はもちろんのことサイドに振る(つまりビクトル選手の上半身に飛ぶ)ようなシュートは、彼の格好の得意コースなので、しっかり弾かれてしまうのです。

ともあれ、ここで追い付いたということは、岐阜にとって追い風になると思っていたら、前半31分に橋本和選手がペナルティエリアで倒され、PK獲得高崎寛之選手がキッカーになって、これはもらったと思っていたら、まさかのふかし!ホントにこれが試合の運命を決めたと言ってもいいでしょう。
その痛い結果は、後半に牙を剥きます。

後半8(53)分に警戒しなければならないユーリ選手に逆転弾を許してしまいます。しかもドフリー(泣)。甲斐健太郎選手と柳澤亘選手がもっと何とかしないといけなかったんだけど、甲斐選手は必死に走ったけど間に合わず、柳澤選手はもう走れていないふうだったわ。おいおい、中6日ある岐阜が相模原に走り負けてるなんてウソだろ・・・。猛暑は言い訳にならんぜ・・・。相模原だって結構暑かったはずだから。

そして後半28(73)分にはダメ押し点を献上一旦守備に引いていた夛田(ただ)凌輔選手に見事にやられた・・・。来てることがわかっていたはずなのに、誰もチェックに入ってないとは・・・。それかチェックをかいくぐった夛田選手にあっぱれをあげるべきか・・・。

その後も守備を固められた相模原のイレブンを破ることができず、3-1で負け完敗というよりも惨敗と言っていいレベル。今年の試合で一番悪い展開だったとも言えるでしょう。一旦追い付いて引き離されるのは、絶対やってはいけない展開ですよ。


とにかく内容が悪過ぎた。
特に川西翔太選手が目に見えて疲労が溜まっている前半はまだ動きはいいんだけど、後半は動きが悪いようにも思えてくるほど。本当なら代えの選手がいるべきなんだろうけど、前にも書いた通りいない。ここがそろそろウィークポイントになるだろうし、補強ポイントなんだろうけど、今年は特にコロナ禍で運転資金が乏しい中でやらないといけない。しかも2019年シーズン終了時の補強で結構使ってるんじゃないかという節が見られるのでなおのこと。
それ以外にも、三島頌平選手も目立っていい動きが無い大西選手を出したのも三島選手の活性化を狙ってのことなんだろうけど、三島選手が途中交代になったことを考えると、次節はスタメンで出るのは厳しいかなぁ・・・。ホームグロウン枠の甘えが見られるようなら、バッサリと斬ることを監督や運営には進言したいですね。個人的にはベンチから大局を見て、何が足りないのかを知るべきだと思います。何度も言ってますけどね。


この状況で次が福島ユナイテッドFCとのアウェイ戦。しかも地方(郡山)開催での戦いでお昼(15時)キックオフ。アウェイの地方開催はいい思い出が無い。そう下関だよ(苦笑)。この難局を振り切れないと、J2昇格戦線は終戦になってしまうでしょう。だからこそ、この1週間で反省し、同じベクトル(もちろん1年でのJ2復帰)に向かって走っていることを再確認して、厳しい暑さの中でもしっかりと練習に挑んでほしいものです。そして今素晴らしい練習環境を与えてくれたのは、先人達の努力と請願の結果であって、今J3で戦うために整備されたものじゃない将来のJ1昇格を目指す選手達のために岐阜県や岐阜市などが少ない資金を出し合って整備したものだということをもう一度再認識してほしい。そう願いながら次の戦いを見ていきたいと思います。


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Posted by alexey_calvanov at 22:01Comments(0)

2020年07月05日

FC岐阜観戦記2020 アウェイ編 その1 相手の隙を突け!

FC岐阜、今日は鳥取県鳥取市にあるAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と戦いました日曜の夜開催になり、行きたくても行けないこともあって、DAZN観戦になりました。鳥取県は行ったことのない場所だったので、今年は埋められると思ってたんですけどね・・・。名古屋からでも意外にアクセスがある(夜行バスで行ける)ので、準備するつもりだったのに・・・(泣)。


相手の鳥取は、初戦のセレッソ大阪U-23に勝っており、連勝を狙っているようです。どちらかというと組み立ての早い、粘り強いチームだなというのは去年見た時の感想。ただ、粗さも目立ったので、その隙を突けば、崩せるのかなとも思っています。
一方で岐阜は、初戦のFC今治で引き分けに終わりました相手の隙を付けるチャンスはいくらでもあったものの、初戦の緊張に呑まれて相手のペースを崩せなかったかなと思いました。精度の面でも問題があったので、この試合でその部分を改善できるのかも気掛かりです。

鳥取とはJ2時代に対戦歴があり、鳥取が2013年にJ3に降格するまではほぼ五分の成績。中でも鳥取が降格するきっかけになった大垣市で行われた浅中公園陸上競技場での試合(通称「浅中決戦」)は岐阜サポの中では語り草の一つです。実に7年ぶりの戦いになり、J3ではもちろんお互い初戦になります。今治で失した勝ち点を何とかここで取り返したいものです。


この試合は、YouTubeの生放送にて、久世良輔さんが司会、難波宏明アンバサダーが解説で(居酒屋(ニヤニヤ))実況を行っていました。今回はちゃんとスーパーチャット(投げ銭)ができた(爆)。


そんな試合、鳥取のホームにもかかわらず、岐阜は素早い動きで鳥取を翻弄していたなと。すごい。去年はあんな動きできなかったのに(苦笑)。『格の違い』を見せてやったというふうでしょう。
それでも少し鳥取に攻められる部分もあり、不安がもたげてきた中で見せた前半15分に見せた富樫佑太選手の先制点!これは、相手ゴールキーパーのキックミスという隙(ミス)を突いて流し込んだ、ごっつぁんゴール(ニヤニヤ)。いかなる形であれ、岐阜が先制点を取れたことは大きいのよ!
その後も岐阜は攻撃の形もできていたし、相手よりも先んじて動けていたまだ疲れという疲れがたまっていない中での試合だったことも幸いしているのでしょう。危ないシーンはあったけど、守備陣がしっかり守ってたし、シュート精度もよろしくなかったので安心して見られました。

そして前半44分、センターライン付近から蹴られた対角線上のクロスが粟飯原尚平選手の頭にズドンとハマり、ゴールマウス左端上という絶妙なところにハマって追加点。勝てる!そう思っていましたよ。

ところがその直後(前半45分+1)、ゴール前でのもみくちゃで奮闘した守備陣をあざ笑うかのように鳥取イレブンが粘り、可児壮隆選手のシュートが岐阜の守備に当たって跳ね上がった球をジョアンデルソン選手がオーバーヘッドシュート不発に終わってこぼれたところにスッと坂井大将選手が忍び込んで冷静に決めてきました。守ってはいたんだけど、もったいないプレイ。もっと守備をアグレッシブにしてもよかった気がする、もったいない失点でした。

そのもったいない失点は後半にも現れました。
後半13(58)分、鳥取の新井光選手→三沢直人選手の波状攻撃に何とか耐えてきたにもかからわず、詰め寄っていた坂井選手に振り抜かれて同点に。これを言うのは野暮かもしれないが、もっと固めないと・・・最後の砦になった橋口拓哉選手は、コーナーキック覚悟で蹴り出してほしかったです。
ああ、また岐阜の悪いところが出始めているな・・・と思っていたところ、再び目覚めさせてくれたのが、川西翔太選手です。去年のレベルファイブスタジアム(現:ベスト電器スタジアム。東平尾公園博多の森球技場)でもアビスパ福岡戦、丁度1年前ですわ、最後に勝ちを呼び寄せたシュートを放ってくれています
今回は逆転弾。後半18(63)分、サイドから振られた球をゴールほぼ正面で敵の攻めに遭いながらも上手く処理し、落ち着いたところで値千金の一発!きれいにゴールマウス右隅に決まる、お手本かつ『格の違い』を再認識させるシュートでした。

この後は鳥取も粘り強く攻めるものの、交代カードの豪勢さで岐阜が逃げ切りました。でもね、鳥取のハモン選手やフェルナンジーニョ選手怖いわ・・・。文字通り小兵が多いなという印象でしたけど、選手一人一人の役割がよくわかってて、攻守の切り替えも上手いチーム。あとは選手のバイオリズムとか対戦カードの妙とかの運のよし悪しだけだと思います。チームが噛み合えば、このチーム去年7位どころじゃないぞ・・・。


かつてのJ2時代のライバルを何とか下した岐阜。よくやったとも思いますが、ここまで苦戦すると、次の試合もかなり苦労するぞと言いたいです。
というのも、次の対戦のカマタマーレ讃岐は一昨年までJ2にいた相手去年は夏あたりから失速し、下から数えた方が早いチームになってしまいました。監督が再び変わって一からやり直しになっていますけど、ポテンシャルは高いここも粘り腰のチームなので、しつこく攻め込まれるとヤバいです。J3は降格が無いので、とにかく攻め重視のチームが多いです。守りを固めることが重要ですけど、攻められる時はギアをフルスロットルにしてでも挑まないと相手にやられてしまうのです。ゆえに他のカテゴリー以上に攻守の切り替えとすぐにフルスロットルに持って行けれるかが課題になるのです。その面で岐阜は少し躊躇したかもしれないので、攻守の切り替えを大事にしていきたいものです。
そして、この讃岐戦から、いよいよお客さんが入る試合になります。4000人までと寂しいものになりますが、平均観客動員数より少し少ないだけ(苦笑)なので、そこまで不安がる必要はないかなと。ただ、会場のスカスカ感は半端なく感じるでしょうけど(汗)。


お客を入れた試合で恥ずかしい展開にならないように、全力で挑むだけでなく、完膚無きまで相手を叩くくらいの力を見せられるように日々の練習で課題と対策を見付け出せるよう頑張ってほしいです。


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Posted by alexey_calvanov at 23:46Comments(0)

2019年03月30日

FC岐阜観戦記2019 第4節 で、中田一三さん祭はいつやるの(ニヤニヤ)?

FC岐阜、今日は京都サンガF.C.との一戦を迎えました。


先週、横浜FCの三浦知良選手のお膳立てをしてしまった感のある岐阜は、今日勝たないと、大木武監督が短期目標としていた6試合で勝ち点10を達成できなくなってしまいます。そこに立ちはだかるのは、中田一三新監督率いる京都去年降格寸前まで沈んだ京都を地域リーグ上がりの(つまりJリーグ監督経験の無い)人物が立て直せるのかに期待と注目が集まっていました。
ところが、就任直後にツイッター上で問題発言をして炎上こらえ性が無いがためにさらに炎上してしまうという悪循環にまで。この一連の出来事により、開幕前に解任などというネタ監督枠にされてしまいました。
それでも、蓋を開けたら思った以上に好成績を上げ、何だ意外にイケるんじゃないのとさえ錯覚してしまうほど。ここ最近は引き分けになっているものの、去年のようなズタボロなチームとは大違いになっています。
あ、さっき中田一三監督って言ったけど、呼び捨てにすると怒られるので、中田一三さん監督って言わないかなんだ(ギャハ)。<もう普通に呼べばいいから。


SHV39_4659今日は先週の横浜FC戦や前のホームゲームだった鹿児島ユナイテッド戦に比べれば、あまり寒くはなかったものの、スタジアムに着いた頃から雨が降りしきり、そちらの方が辛かった・・・(泣)。もう少し天気に恵まれないかねぇ・・・。
そんな雨の中でも大勢の京都サポーターがやって来た。そして、「2019シーズンJ2優勝そしてJ1へ」とな。
・・・そんな大きく出て大丈夫?「2019シーズンも落ちひん!」の方がよかったんじゃないの(ニヤニヤ)?



SHV39_4658今日はコラボイベントMATSURIということで、京都のコラボ以外にバスケットボールB3リーグの岐阜スゥープスとのコラボも。
その絡みでやって来た、マスコットのスパーキー森の王様といわれるクマタカをモデルにしてるんだって。

スゥープスは、B3に加盟した1年目のチームで、Bリーグより前にあったNBDL(ナショナル・バスケットボール・デベロップメント・リーグ。NBL(ナショナル・バスケットボール・リーグの下部))やTkbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)にも属しない全くの新規チームです。まぁ、初年度なので、思うように勝てないのは仕方ない。今は岐阜にプロバスケットボールチームができたんだという認知を上げることが大事です。

ちなみに、京都のマスコットとのポートボール対決の際、ギッフィーと共に大暴れ。パーサくんとコトノちゃんも悪乗りし過ぎて、クラブDJの久世良輔さんがマジで時間が無いと大弱り(苦笑)。



SHV39_4665今日はグッズ紹介から。

上は「ギッフィー養生テープ」、下は「ボトルキャンディー」。下の「ボトルキャンディー」はギッフィーバージョン(中身はギッフィー顔の金太郎飴)とGGG(トリプルジー。中身はハートのキャンディー)になっております。なお、製造は山中製菓です。
養生テープというのは、いわゆるマスキングテープのことで、昨今使い勝手のよさで人気アイテムになっているんですね。ギッフィー愛をさりげなく表せるアイテムになるだけでなく、席取りの際にも粘着力が弱いことから、付きやすくもはがしやすいということで、使い勝手のいいアイテムになるのではないのでしょうか。



飴に関しては、ギッフィーバージョンは甘い飴、GGGバージョンはなぜか桃の味がする(笑)。


SHV39_4655今日は、なぜかキサラエフアールカンパニーズから松茸ごはんが出ていた。もう春だぞ(ニヤニヤ)。栗おこわとかもあったし、季節がおかしい(苦笑)。



季節かおかしくとも、松茸は松茸。ごはんにも松茸の味と香りが移っていたんじゃないかな・・・。まぁ、普通に美味しいご飯でした。


SHV39_4661試合はというと、思った以上に京都は引いていたな。でも、お互い攻めてもゴールまでが遠かった感が。ただ、前半に関しては、京都寄りのジャッジが多く、岐阜サイドの人間には結構なフラストレーションが掛かってきましたね。うーむ、明らかに相手が悪いのにウチが取られちゃうの?で、相手のラフプレーはセーフ?何とも不可解なジャッジにイラつきながら前半終了。後半、この不可解さが京都を勢い付かせなければいいけど・・・。

後半に入って、少しずつお互い動きがよくなってきた。特に岐阜は徐々にゴールまで攻めることができたものの、相変わらずゴール前までで決めきれない。もたもたしている間に、京都に先制を許すハメに。しかも後半26(71)分去年までの岐阜なら、万事休すで致命傷となり、酷いと追加点をねじ込まれ・・・あ、それは先週の横浜FC戦の話だった(爆)。

でも、今年の岐阜は違うと思った。後半17(62)分に入ったルーキー粟飯原(あいはら)尚平選手がやってくれました。
後半38(83)分、宮本航汰選手からのパスを山岸祐也選手はスルーし、その先にいた粟飯原選手が受け取り、ペナルティエリアまで駆け込んで、そこから相手ディフェンダーの股を抜くプロでもなかなか上手くいかない対角線上のシュートを初出場でやってのけた。これがプロ初得点だなんて、何て贅沢なんだよ。これはプロ生活の間、いや下手したら一生思い出に残るゴールになるだろうね。
このルーキーの初ゴールが窮地を救い、引き分けに持ち込みました。



いや、反省点はいくつかあるけど、2つだけピックアップ。
まずは相手を思いやるプレーをしなさい。独りよがりなプレーはあきまへん。パスやクロスなどを出す時は、相手のペースに合わせられるものにしてほしいですね。それができていたのは、恐らく宮本選手だけだと思う。いわゆるポケット(ペナルティエリアの上ないし下側にある、守備陣やキーパーが手薄になる地帯)に蹴り込んでも、相手が追い付けないキックではダメ。ゆえに、中島賢星選手はもっとそのあたりを何とかしなさいと去年も言ったよなぁ・・・。去年の水戸ホーリーホック戦で見せた薮内健人選手(現いわてグルージャ盛岡)に見せたロングキック、あのベストショットを打った時の感覚を思い出してほしい。
あとは、残念ながら目標は未達になってしまった。これは十分に反省してほしい。幸い引き分けにはなったものの、負けていたら、今年も岐阜は変わらないんだという意識をサポーターや選手自身にも植え付けかねなかった。だから、未達だったことは大いに反省してほしい。どうしてこうなったのか。原因はいくつかあるはず。
ただ、この試合で見せた最後まであきらめない執念みたいなところは、大いに誉めるべきところ去年ならズルズル堕ちるところまで堕ちていたのに、今年はそこから同点弾まで持ち込んだ。守備もよくはなっている。気を抜いたり慢心さえなければ、今年1年安心して見られると思います。だからこそ、次の目標は必ず達成できるように頑張ってほしい。厳しい道のりになるのだろうけど。


SHV39_4662そして、スタジアムを後にする粟飯原選手。
かつて岐阜を沸かせた難波宏明アンバサダーの背番号を引き継いだ若き戦士。背負うものは大きく、時には辛いかもしれないけど、24の背番号が映えるような選手に成長してほしいです。



目標は未達ながら、最悪の状況からは脱し、少し上向きになった中で、春の連戦を迎えます。
今回はどちらもアウェイになり、4/3はヴァンフォーレ甲府、4/7は愛媛FCと戦います。東の端に行って、西の端に行くというふうになるので、途中岐阜を挟むような格好での移動になります。まぁ、行って戻ってまた行ってよりかは気分的に楽なんじゃなかろうか。この連戦で、新戦力が続々デビューというふうになるのではないかと思っています。いや、ここでデビューできなきゃ、今年1年出られないと覚悟しないかん。それくらい重要な試合になるでしょう。
高い目標を難なく乗り越えられる、強いチームに育ってほしい。それが今度試される。


大木監督の目標である勝ち点70まであと62。


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Posted by alexey_calvanov at 23:17Comments(0)