2018年11月18日

努力は報われるを体現して勇退するのか

大阪府東大阪市で行われた「ゆるキャラグランプリ」で、暫定結果で4位だった埼玉県志木市のかっぱをモチーフにしたカパルが1位になりました。


カパルは2000年に志木市民会館の職員が書いた落書きをベースに作られたキャラで、当初は市の広報紙で活躍する予定でした。しかし、その広報誌はすぐ(3号で)打ち切りその後10年ほど忘れ去られ放置されていました。しかし、2010年代に起こったゆるキャラブームに乗っかる形で2011年復活を果たし、ツイッターなどで広報活動していたものの、今度は不正アカウントとして2度もアカウント凍結されるなど復活しても不遇の時代を送っていました。それでも少ない人員(カパルを管理している志木市文化スポーツ振興公社は6人(+アルバイト数名)しか職員がいない)で地道に活動を行い、ふなっしーとのコラボを果たすなど活躍を見せていました。そのことから全国的にコアなファンが多かったという逸話もあります。
「ゆるキャラグランプリ」には2012年から参加していたものの、それほど注目される結果は果たしていませんでした。そして今年の参加を最後に勇退することも明らかにしていました。そんな中で会場票を地道に稼ぎ、見事逆転での1位に輝きました


この大会でもう一つ注目されたのが、組織票を行ったキャラの順位
暫定1位だった三重県四日市市のこにゅうどうくん、同じく2位だった福岡県大牟田市のジャー坊、同じく3位だった大阪府泉佐野市の一生犬鳴!イヌナキン!が自治体側によって投票用メールアドレスを取得し、大会ウェブ投票上で組織票を行い水増ししていたのではないかという疑惑が締め切り直後発覚。結果的に、組織委員会が不正と思しき票を減らすことになりました。その影響で、こにゅうどうくんは3位、ジャー坊は2位、一生犬鳴!イヌナキン!は4位に終わりました。
特に四日市市の関係者は組織票ではないと明言したばかりか、大牟田市の関係者に至ってはルールに書いていないし、善意を踏みにじると悪びれも無く自己主張を言ってのけたのよ・・・。

愚直に活動したカパルが1位なのは、相応しい結果だし、これを批判する人は誰もいないと思う。逆に組織票で稼いだゆるキャラが1位になろうものなら、猛烈な批判が自治体ばかりでなくゆるキャラにまで食らうことになりかねない「ゆるキャラに罪は無い」とは言うものの、ケチが付くのは明らか彼らにも批判が飛ぶことになるでしょう。


正直、個人の票によって『修正された』、民主主義が守られた・・・と書くのは大げさか(苦笑)。


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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)