2017年05月09日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その6 おまけ グンマー帝国観光記②

SHV32_0756朝早くにやって来た富岡製糸場。正確には既に操業を終えているので、旧製糸場と言ってもいいでしょう。
朝9時に開場なのに、既に多くの人達がやって来ていました。ここ、入るまでに時間が掛かるのは必至なので、近くにあるまちなか観光物産館「お富ちゃん家」や仲町まちなか交流館で購入する、先述の上信鉄道の往復乗車券(富岡製糸場の入場券が付いている)を購入していくことをオススメします。なお、開場前なら「お富ちゃん家」か往復乗車券がベターでしょう。



SHV32_0745富岡製糸場は、日本の近代化の先駆けとしてだけでなく、その後の経済成長にも大きく影響を与えただけでもなく、絹織物を庶民的にさせたことにも貢献したとされてます。もちろん、稼働期間115年の間、メインの建物には大きな改装が行われず、創業当時のままに保存されていることも世界遺産登録への布石になったとも言われています。
もちろん、富岡製糸場は国宝・重要文化財・国指定史跡でもあります。



SHV32_0742入口には、明治皇后・皇太后が来場されたことを記した記念碑(建立は1943年)があります。いかに重要な施設だったことを物語っていますね。
台座は、女工達に賜ったとされる扇子の形になっており、石碑には当時詠んだ句(和歌)が記されています。



SHV32_0739入口入ってすぐに見えるのが、東置繭所。仕入れた繭を乾燥・保存させる施設です。1872年に建築されました。
まだ日本で西洋建築が確立されていない頃に作られておりながら、ほとんどを自前で揃えています。かつメートル法が確立されていないので、職人が尺間に直して建築したそうです。しかも建築精度はかなりのもので、30cmほどの沈降しかないそうです。
フランス積みの木骨レンガ造りで、木は繋ぎの無い一本柱になっております。なお、レンガの間に挟んであるのは、しっくい。よく武家屋敷などの塀に塗られていたアレです。



SHV32_0753中は結構広々。これは、トラス構造になっているためです。三角形に部材を組み合わせることで、力が分散し、大きな空間を取れるようになるとのことで、西洋建築の技術でもあります。
あと、繭が置かれるところだからか、思った以上に涼しい。というのも、すぐに乾燥させるため、窓がいくつもあるからなんですね。



SHV32_0740こちらは、検査人館1873年に建築されました。
最初は生糸の検査をしていたフランス人の住居として、後には事務所や貴賓室としての役割を果たしていきます
東置繭所の時よりも建築がこなれてきているとは、案内してくれたガイドの弁。



SHV32_0733こちらは、操糸所。名前の通り、生糸を作り上げるところです。
後に電気が通るものの、まだ電気の無かった頃には、輸入品だったガラスの入った窓を大量に用意し、採光していたそうです。



SHV32_0735中がとても広いのは、先述したトラス構造によるもの。器械は、最初は座式の操糸器、後に立式になり、最終的には全自動式に変わりました。
なお、この全自動式の操糸器を作ったのが、ニッサン。そう、あの日産自動車です。当時は後に日産自動車と合併されるプリンス自動車が全自動式の操糸器を開発しています。アプローチは違えど、トヨタ(豊田自動織機)も日産も日本の軽工業を支えていたんですね。



SHV32_0738首長(ブリュナ)館の先にあるのは、蕪川(写真には写ってないが、がけ下には川が流れている)から見える景色。この先は旧武田領だったとか。故郷の景色とよく似ていると女工達がよく来ていたそうな。



SHV32_0748こちらはブリュナエンジン
操糸器を動かすためなどに使われたこのエンジン、大型連休中特別に動かしておりました。



SHV32_0747ブリュナエンジン全景。



SHV32_0751こちらは、鉄水溜
ブリュナエンジンを動かすため、糸をよるためにはきれいな水が必要ということで、その水をためるために置かれたものです。現地で組み立てられたとのことだそうです。



SHV32_0752こちらは、乾燥場何年か前に起こった台風だったかで壊れてしまい、現在修復中。
この他に、西置繭所も現在修復中5年計画で修復しているそうです。実際見に行ったんですけど、屋根の瓦とかも全部はがして組み直したり、木造部分も当時のままに修復を施すなど、手間暇掛かっておりました。何せ、世界遺産ですから、下手なことはできんわけです。



これでも、半分も説明できていないと思いますわ。広い施設なので、一度行って見てほしいです。日本の歴史(特に近現代史)を語る上では外せないところですからね。


でも気が付いたら、もう2時間近くおったわ(苦笑)。その頃になると、開いていないお店も開き始め、小腹も空いた。よし飯だ(爆)。


というわけで、次回はそこで食べてきたものの紹介です。


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Posted by alexey_calvanov at 23:21Comments(0)TrackBack(0)

2017年05月08日

FC岐阜観戦記2017 アウェイ編 その6 おまけ グンマー帝国観光記①

先日、ザスパクサツ群馬×FC岐阜との試合で群馬県に初めて向かうことになりました。とはいっても、本当に初めてではなく、新幹線で通り過ぎたレベルだけなので、降り立ったことは無いという意味で初めてなんですよね。
しかし、群馬というところは、名古屋人には印象が薄い(苦笑)。隣の栃木県もそうですけど、北関東は基本的に印象が無いんですよ・・・。ただ、色々面白いところは多いようで。実際、茨城県は過去2回行ってますけど、いいところでしたよ。

そんなわけで、初めてのグンマー帝国(笑)。それほど回れないけど堪能してこようじゃないのよ。


時間は5/2の夜にまで巻き戻ります。初めて群馬方面に向かう夜行バスに乗ることとなりました。出ていることは知っていたのですが、乗ったのは本当に初めて。長距離運転なのに、それを感じさせない快適さがありました。ただ、スマホ等が充電できるように電源コードは欲しかった・・・(汗)。


SHV32_0724バスは、名古屋から高速で小牧方面に走り、そこからは中央自動車道で駒ヶ岳サービスエリアで休憩を挟んで岡谷ジャンクションまで。岡谷ジャンクションからは長野自動車道で更埴ジャンクションまで。更埴ジャンクションからは上信越自動車道で群馬県まで走って行きました。

写真は、最後の休憩所になった横川サービスエリアにあるキハ58 624の前頭部モックアップ。近くに横川駅ならびに軽井沢方面に抜ける信越本線の廃線跡があるため、このようなものがあるんでしょうね。なお、このモックアップはレストランを運営している弁当屋のおぎのやが置いているものです。おぎのや、試験に出るからよーく覚えておくように(ギャハ)!



SHV32_0725ちなみに、横はこんなふう。
一部を切り取って、中ははほぼそのままにしてあります。当時の車窓を思い浮かべそうですな。



SHV32_0727そして、群馬県内の停留所を寄って行きながら、最初の目的地である前橋市に着きました
写真は駅南口にある時計付のモニュメント。



で、着いたのはいいが、まだたっぷり時間はある。とりあえず、充電がてら駅の中にある北関東唯一の最新設備の整ったマクドナルドで朝マック。普段朝マックなんてしないので、心躍る。

試合開始は15時。ゆえに、12時頃までに前橋市に戻って来れば、十分間に合う。ならば、午前6時から移動すると勘定すれば6時間遠くまでは行けないけど、富岡製糸場あたりまでなら行けるかな・・・と逡巡(しゅんじゅん)した結果、富岡市にある富岡製糸場に向かうことにしたのです。しかし、それだったら、前橋市ではなく、その前の高崎市で降りるべきだったのね(泣)。
というのも、前橋市は県庁所在地でありながら、交通面では不便で、JRは単線なんですよ。それに対して、高崎市は、群馬県では中心都市で交通の要衝なんですよね。新幹線も止まるくらいですから。

グダグダ行っても仕方ない。前橋駅から両毛線に乗って高崎駅まで向かい、高崎駅から上信電鉄上信線に乗り換えて、富岡製糸場の最寄り駅である上州富岡駅まで向かいます。


SHV32_0730高崎駅のホーム前には、鉄道むすめがお出迎え。名前は富岡しるく。はい、製糸場絡みですね(ニヤニヤ)。



SHV32_0761こちらは、帰りの電車ですけど、ぐんまちゃん号というラッピング電車が走っており、中には車掌姿のぐんまちゃんがいらっしゃいます



SHV32_0731高崎駅から40分ほど、目的地の上州富岡駅に到着しました。
そこにあるのが、富岡製糸場のマスコットとも言えるお富ちゃん
・・・死んだはずだよ<それは、♪お富さん!

あ、この上州富岡駅までは往復乗車券があるようだぞ(ボソッ)。



ここから歩いて10分ほどのところにあるのが、世界遺産になった富岡製糸場。次回は富岡製糸場を紹介していきます。


特選:歌カラ1000 春日八郎 別れの一本杉/お富さん
特撰:歌カラ1000 春日八郎 ♪別れの一本杉 / ♪お富さん



ディスコお富さん+1(初回限定盤)
♪ディスコお富さん+1



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Posted by alexey_calvanov at 23:25Comments(0)TrackBack(0)

2017年05月03日

さらばグンマー

滞在時間は約16時間。しかし、時間以上に濃密な時を過ごさせて頂きました。次はゆったりできればと思います。

そして、明日からは東北に向かいます。えらいところに行くため、初日は仙台だけになるんじゃないのとか思ったり(苦笑)。ちなみに、2日目は福島の会津地方の予定です。


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Posted by alexey_calvanov at 22:40Comments(0)TrackBack(0)

朝から人が並んではるわ

グンマー帝国(笑)にやって来て、まず行こうと思い立ったのは、富岡。世界遺産にもなった富岡製糸場に来てますが、列伸び過ぎ(爆)!
入場券無しの列も含めれば、8時半過ぎだというのに数百mにもならんとしています。


これから行く人は入場券を既に買っておくことをオススメします。駅からそれなりに歩きますからね。


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Posted by alexey_calvanov at 08:42Comments(0)TrackBack(0)

2017年05月02日

普段乗ったことの無いところから行ったことの無いところへ向かう

いよいよ大型連休後半戦。どこかへ行く人もいらっしゃることでしょう。
かくいう私は、あったのは知ってたけど乗ったことの無いバス停から、今まで新幹線で通過したことしかない場所へ向かいます。
その名は、グンマー(笑)。温泉と焼きまんじゅうと上毛かるたと上州空っ風とかかあ天下で有名な秘境へ行って参ります。

・・・正直、バスがちゃんと来るのか心配してたけど、少し遅れながらではあったが来たよ。


何で群馬なのか?そこが決戦の地だから。大事な試合ですから。ただ、塾は行け(ギャハ)。


というわけで、決戦の地グンマーに乗り込んで、歴史の1ページ(になるかもしれない瞬間)を見てきます!


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Posted by alexey_calvanov at 23:52Comments(2)TrackBack(0)